自分で草刈りをやる簡単な方法3つ

自分で草刈りをやる簡単な方法3つ

草刈りは大変で面倒、でもやらないと見た目も良くないし、簡単にやる方法はないかとお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

簡単に草刈りができれば、休日の時間もとれて疲れるだけの一日になることもなく、きれいな敷地を見てすっきりとした気持ちになれますよね。

今回は自分で草刈りをするための簡単な方法や準備、それに草刈りを簡単にするための大切なポイントについてご紹介していきます。

雑草のないきれいな敷地を維持していくための参考にしてください。

【こちらの関連記事もご覧ください】

////

簡単な草刈りの方法3つ

簡単な草刈りの方法3つ

草刈りを自分で行うにはおもに鎌を使って手作業で行う方法と道具や機械を使って立ったまま作業を行う方法があります。

最適な方法を選ぶためにも、草刈りをしたい場所の広さや、身体への負担などを考慮にいれて検討するようにしましょう。

それではそれぞれの方法についてポイントを交えながらご紹介していきます。

手作業で草刈りをする

鎌を使って草刈りを行う方法です。

簡単な草刈り方法じゃないじゃないかと頭に浮かんだ方もいらっしゃると思いますが、やり方によっては効率よく行うことができ、他の方法よりも効果的な面があるんです。

まず草刈りをするときには中腰やしゃがむ形で行っている方がいますが、この姿勢では腰や下半身に負担がかかってしまいます。

そのため草刈りをしていくうちに疲労がたまっていき、作業効率も悪くなってしまいます。そこで身体への負担を少なくするために、片膝をついて作業するようにします。

安定した姿勢で草刈りを行えるため身体への疲労も軽減することができ、次の場所へ移動したいときにもすぐに行動することができます。

また鎌を使った草刈り方法は雑草の根元付近を狙ってしっかりと刈ることができるため効果的に草刈りを行うことができます。

雑草にも多くの種類があり、地際に芽があるものや地上部分にあるもの、地下茎を持つものや球根を持つものなどさまざまです。

草刈りを鎌で行う場合には、地際や地上部分に芽がある雑草に効果があります。

地下茎を持つ雑草や球根を持つ雑草は根をすべて引き抜く必要がありますが、雑草の種類によっては新しくでてきた地上部を丁寧に刈っていくことで弱らせていくことも可能です。

立ったまま草刈りをする

膝や腰を痛めたことがある方には、立鎌や立草刈りハサミを使用することで立ったまま作業ができ、身体への負担を和らげることができます。

鎌よりも道具自体に重みがあるため、多少の力は必要になりますが、立った姿勢での作業を行えるため少ない動作ですみます。

立鎌は地際を削るイメージで使用することで、通常の草刈り鎌と同じように刈ることができ、効率よく作業できるためある程度広いスペースにも対応可能です。

立草刈りハサミはハンドルで刃の開閉を行うものや通常のハサミのように使えるものもあります。鎌とは違い地際を狙いづらいので、刈りとるのは地表にある葉茎になります。

草刈りを立ったままの姿勢で行えるので、しゃがむ作業と立ち上がって移動するという繰り返しが億劫な方にはおススメです。

草刈機を使って草刈りをする

草刈機や刈払機は広い範囲の草刈りや背丈の高い雑草を刈るときに便利に使えます。

ナイロンや金属刃を回転させて雑草を刈っていくのが草刈機や刈払機で、充電式や電動式、エンジン式のものがあり使う場所や必要なパワーに合わせて選ぶようにするといいでしょう。

しゃがむことなく立ったまま作業ができるため膝や腰の負担は軽減されますが、道具自体の重みもあるため腕や肩などの負担は多少あります。

また近くに小石や枝などがあると回転した刃で飛ばしてしまうこともあるため、草刈りをする際には十分な注意が必要になります。

草刈機や刈払機は鎌とは違い地表の葉茎を刈っていくものなので、雑草の種類によってはそのまま枯れずに新しく芽を出してくるものもあるため定期的な草刈りを想定しておきましょう。

草刈機や刈払機で草刈りを行う場合、除草剤などと併用して刈り取りしやすくしておくと、作業時間を短縮することもでき最終的に集めなければならない雑草の量を減らすことができます。

////

草刈りを簡単な方法でするための準備

草刈りを簡単な方法でするための準備

草刈りの準備をあらかじめしっかりとしておくと作業を簡単にしていくことができます。安全に効率的に草刈りを行うために必要なことについて見ていきましょう。

草刈りをするときに注意すること

草刈りをしている最中にトラブルに見舞われてしまうとスムーズに作業することができなくなってしまいます。

そうならないためにも草刈りの際に注意しておきたいことやその対策について知っておきましょう。

虫対策

草刈りをしているとすぐに寄ってくるのが蚊です。

敷地で過ごす時間に気が付かないうちに刺されていた、という経験をしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

蚊に刺されてしまうとそのかゆみで作業に集中できなくなったり、作業後に草刈りのマイナス面のひとつとして考えてしまいます。

そうならないためにも草刈りをする際には、長袖・長ズボン、グローブや帽子、それに帽子にとりつけられる蚊帳などを着用するようにしましょう。

また、虫除けスプレーや屋外用の蚊取り線香も併用して、刺された際のためにかゆみ止めも用意しておくといいでしょう。

それから雑草についている虫や花を求めてハチが飛来してくることもありますが、その際には刺激しないように作業を一旦中断して、ハチが飛び去るのを待つようにしましょう。

かぶれ対策

植物でかぶれたことがある方は草刈りをする際にも直接触れないように注意が必要です。

肌が露出しないように長袖・長ズボン、グローブは最低限着用しておくようにしましょう。

熱中症対策

草刈りや刈り取った雑草を集める作業は身体を使うため、夏場だけでなくそのほかの季節にも熱中症にならないように、対策をしておきましょう。

帽子の着用やこまめな水分補給、熱く感じたら休憩をして熱を冷ますなど、意識して行っておく必要があります。

特に夏場には日が高い時間を避けて草刈りを行うようにするなど、作業スケジュールも考えるようにしましょう。

周囲の安全確保

草刈りは刃物をあつかう作業のため、周囲の安全確保は常に意識しておきましょう。

とくに草刈機を使っての草刈りの場合には、石などが飛んでしまう可能性もあるので、近くに人がいないかきちんと確認してから作業を行う必要があります。

また草刈機は周囲だけでなく、障害物や地面などに刃が当たってしまったときのキックバックなどにも細心の注意が必要です。

草刈りをするタイミング

草刈りのタイミングは雑草が生長する前の6月から7月頃、雑草の生長が落ち着く9月から10月頃、雑草が枯れてくる11月から12月頃の3回です。

春先に種をつける雑草もあるので、そういった種類の雑草が生えている場合には、種をつける前の4月中に草刈りを行うことで翌年以降の繁殖をおさえることができます。

真夏の8月には雑草がグンと生長する時期ではありますが、熱中症の危険が高くなることや他の時期に比べて体力を消耗してしまうということから避けたほうがいいでしょう。

どうしても雑草が気になるという場合には早朝や夕方の涼しくなった時間に気になる部分だけ草刈りを行うようにしましょう。

草刈りをするときの服装

草刈りをする際には、紫外線や虫などから見を守るためのもの、動きやすいものを着用するようにしましょう。

また土汚れや雑草の汚れがつくため、汚れてもいいものを基本的に選ぶようにします。草刈りに必要な服装は以下のものです。

  • 帽子(熱中症予防、汗を吸収)
  • 長袖・長ズボン(紫外線予防、虫対策)
  • 長靴(土汚れ対策)
  • グローブ(手の土汚れ対策、手の保護)
  • ガーデニングニーパッド(膝防護、土汚れ対策)
  • 虫よけネット(虫対策)
  • 汗拭きタオル(汗を吸収)
  • ゴーグル(草刈機から飛来したものから目を守る)

草刈りの道具を用意する

草刈りをする前に使う道具はあらかじめ揃えておくようにしましょう。作業は草刈りと刈った草を集める、集めた草を捨てるという内容があります。

草刈りで必要な道具は以下のものになります。

  • 鎌やハサミ、草刈機(草を刈るための道具)
  • レーキ(刈った草を集める、量が多い場合)
  • 長めのトング(刈った草を拾う、立ったまま作業がしたい場合)
  • 台車(刈った草を運ぶ、量が多い場合)
  • ゴミ袋(刈った草を捨てる)

草刈りした草の処分方法

草刈りで刈り取った草はゴミ袋にいれて、燃えるゴミの日にだすことができます。

量が多い場合は草刈りで刈り取った草を天日干しにすることで、水分が蒸発してかさを減らすことも可能です。

ガーデニングをしているという方の場合は、雑草で堆肥を作ることもできるので、有効利用したいという場合には挑戦してみましょう。

////

簡単に草刈りをするポイント

簡単に草刈りをするポイント

草刈りを簡単にやるには次の3つのポイントが大切になります。敷地の草刈りをする際に意識して行うようにしてみましょう。

敵を知る

草刈りを簡単なものにするためにも、雑草について少し興味をもってみましょう。雑草には他の植物と同じようにさまざまな種類が存在します。

その種類によって草刈りで駆除できるもの、草むしりで駆除できるものなどがあるため、それぞれの雑草に合わせた除草対策が必要になります。

ただそれらに対応していては簡単に除草をすることができなくなってしまうため、前知識として知っておくことにとどめておいて、実際に敷地にどういった形状の草が生えているのか、前回の草刈りのときにはあったかなど観察してみましょう。

同じ場所や近い場所に同じような芽がでてきていれば、それは地下茎の雑草の可能性がありますし、目立つようであれば地下茎ごと抜いたほうがいいかもしれません。

草刈りによって敷地の雑草が弱ってきているようであれば、年間の予定通りに草刈りを行えばいずれ消えてなくなる可能性もあります。

また次の草刈りのタイミングまで大きくならないような雑草であれば、それ以外の雑草を刈りとるだけにするなどして、作業の時短や効率化を計れるでしょう。

面倒な草刈りを早く終わらせたくて、そこにある雑草をただやっつけるのではなく、敵を知って攻略していくことが草刈りのポイントです。

草刈りを完璧にしようと思わない

雑草は環境が良くても悪くても生えてくる植物です。

草刈りや草むしり、他の除草方法をしても時間が立つと新しい雑草が生えてきてしまいます。そのため、一生懸命草刈りをしても無駄に思えて、嫌になってしまうわけです。

雑草は生えてくるものと割り切るようにして草刈りを行ってみましょう。

また、雑草が目立たない場所にある場合やサイズが小さいものは後回しにして、次回行うようにしてもいいでしょう。

目立つ場所だけ草刈りを行うと決めるだけでも、作業に必要な時間や労力を減らすことができます。

スケジュールをたてる

草刈りをする際には時間はシビアに、日数は余裕をもってスケジュールをたてましょう。

雑草を無くしてきれいな敷地にしたいという気持ちはわかりますが、雑草がなくなるまで1日中草刈りを行っていては疲労などであとから後悔することになってしまいます。

草刈りは午前中だけ行って、できなかった分は翌週にするといった予定をたてたり、涼しい午前中と夕方に3時間ずつ作業を行うといった予定の組み方でもいいでしょう。

動けるだけ動くではなく、程よく身体が動く時間で草刈りを行って効率的に作業を行えば、大変さや面倒さといった感情も湧きにくくなります。

簡単な草刈りの方法でも無理と感じたら

簡単な草刈りの方法でも無理と感じたら

どうしても草刈りが簡単に思えなかったり、実際にやってみても無理だったという場合には違う方法についても検討してみましょう。

自分で草刈りをする方法にくらべて費用かかるものもありますが、より簡単に除草することが可能です。

雑草を枯らす方法を試してみる

草刈りのように雑草を刈るのではなく、除草剤や酢、塩や熱湯を散布して枯らせる方法です。

自分で散布するため、作業するための時間や労力、費用が必要ですが、草刈りよりも簡単にできるでしょう。

それぞれメリットやデメリットがあるため、それを検討した上で行うようにしましょう。

草刈りを業者に依頼する

草刈りやその他の除草方法も面倒といった場合には、業者に依頼することを検討してみましょう。

費用はかかりますが、草刈りから刈り取った雑草の処分まで行ってくれるため、時間や労力を使うことなく敷地をきれいにすることができます。

定期的に草刈りを依頼する可能性もあるため、業者選びをするさいには相見積もりをして、信頼できる業者に依頼するようにしましょう。

雑草が生えない環境にする

草刈りが必要のない環境にすることも選択肢のひとつです。

雑草が生えてこないように土間コンクリートにしたり、レンガやタイル、人工芝や砂利敷きなどの施工をすることで、見た目をさらによくしつつ雑草のわずらわしさを感じない敷地にすることができます。

費用はかかりますが生活のしやすい整った環境になるでしょう。

目地などの隙間に飛来してきた種が発芽して雑草が生える場合もありますが、簡単に抜ける場合がほとんどなので除草の手間は減らすことができます。

雑草のわずらしさから解放されたい、休日の敷地の管理を少なくしたいという場合には、業者に問い合わせたり見積もりを複数社からとって比較検討してみましょう。

【こちらの関連記事もご覧ください】

まとめ

ここまで自分で草刈りをするための簡単な方法についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

草刈りは外作業で疲労をともなうものですが、ポイントをしっかりとおさえることで、より簡単にしていくことができます。

また知識をもって草刈りを経験していけば作業時間の短縮ができ、より効率的に敷地の管理を行っていけるでしょう。

それでも草刈りは面倒、億劫だという場合には草刈りを業者に依頼したり、雑草が生えない環境にするために業者に相談することをおススメします。

見た目がよく快適な敷地にしていくためにも無理のない方法で管理できるようにしていきましょう。

【こちらの関連記事もご覧ください】