家の裏側も外構工事が必要なケースって?

家の裏側も外構工事が必要なケースって?

家の外構にかける費用を少しでも安く、必要不可欠な工事だけを選びたいとお考えの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

住宅を満足できるものにするために外構の予算を少なくしたり、家電などを揃えるために予算をさく必要があるなどそれぞれの家庭で理由がありますよね。

お金のかからない外構を選んだり、施工する場所を限定して行ったりすることで予算をおさえることができますが、実際に住んでみてから不便であったり不満がつのるようなことがあっては元も子もありません。

外構は住宅と同じように、見た目だけでなく機能的にすることで、暮らしの満足感を得ることができます。

今回は外構工事で失敗しないために、外構工事が必要なケースについて、家の裏側にポイントをおいて解説していきます。

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家の裏側も外構工事が必要なケース

家の裏側も外構工事が必要なケース

通りからの視線もない家の裏側の外構は後回し、しなくてもいいのではないかと、外構プランを検討しているときに頭に浮かんた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

外構にかけられる予算があるため、家の表側に力を入れたいと考えるのは当然のことです。しかしながら、普段人目につかない家の裏側にも外構工事が必要なケースがあります。

外構に失敗したと後悔しないためにも、工事が必要なケースについてまずは見ていきましょう。

敷地の境界を作る

敷地の境界については境界標で示すことができますが、塀やフェンスがない場合、人やペットが敷地に入ってきたり隣家の植栽が敷地に入ってきたりといったことが起こる可能性があります。

また、逆に小さなお子さんやペットがいる場合には逆に隣家の敷地に入ってしまう可能性ということも考えておく必要があります。

境界にもともと隣家の塀やフェンスがある場合にはそういった問題も起こりませんが、もともと境界を仕切るものがないという場合や部分的にないという場合には設置を進める方向で検討したほうがいいでしょう。

家の裏側だけでなく敷地の周囲でトラブルになりそうな場所がある場合には、塀やフェンスなど敷地を仕切る外構工事を行うことをおすすめします。

北側道路で南に庭がある

家の裏側に庭を作る予定の場合には、住宅を建てる前にある程度の外構プランを建てておきましょう。

北側道路に面していて南側に庭を作る場合、住宅が建ったあとでは重機が入れないため費用がかさみ、望んでいた外構ができないというケースもあります。

家の裏側に庭がありガーデニングや家庭菜園を将来的に考えているのであれば、家が建つ前に土の入れ替えだけ先に行っておくようにしましょう。

草むしりするのが面倒

敷地に土の部分があればあるほど、草むしりにかけなければならない時間が増えます。雑草は土とわずかでも日の光があれば生長できるため、敷地のいたるところから生えてきます。

家の裏側は人目にふれる場所ではないため気にしないという場合でも、隣家からは見えますし、生い茂った雑草は蚊などの住処になるためトラブルになるケースもあります。

草むしりで大切な休日の時間をロスしたくない、トラブルを避けたいという場合には、土の部分を少なくする外構工事がおすすめです。

目の届きにくい家の裏側にコンクリート舗装をしたり、防草シートを敷いた上に砂利や人工芝を敷き詰めることで、雑草が生えにくい環境を作ることができます。

防犯性を高めたい

家の裏側など人目につきにくい場所は、泥棒など侵入者にとって格好の場所になってしまいます。

犯罪を未然に防ぐためにも、そういった死角になる場所については、防犯性を高めるための工夫をする必要があります。

塀やファンスを建てて侵入しづらい環境を作ることもそうですが、音のなる防犯砂利を敷き詰めることや、センサーライトや防犯カメラを設置などが効果的です。

侵入者は音や光といったものに敏感になるので、侵入者が長くそこに居たくないという環境づくりをすることが大切です。

外構プランを検討する際には、侵入者が潜める場所はないかどうかを確認するようにしましょう。

隣家の視線が気になる

住宅が密接しているところでは、隣家からの視線が気になることもあります。

家の裏側では家の中が見えない窓を採用することも効果的ですが、テラス屋根を設置したり、目隠しフェンスを設置することでも視線をさえぎることができます。

家の裏側で洗濯物を干したり、ゴミ出しをすることがあるのであれば、目隠しになる外構を選択することで視線を気にすることなく作業することができるでしょう。

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家の裏側も敷地使えるなら使いたい

家の裏側も敷地使えるなら使いたい

敷地をあますことなく使うためのチェックポイントについて見ていきます。

家の裏側も大切な敷地の一部分ですから、しっかりと活用していくことを考えてみましょう。

日当たりをチェック

家の裏側にどれくらい日が当たるのか、また季節ごとに日照時間はどうなるのかをチェックしてみましょう。

日が当たる場所であれば、洗濯物を干すスペースにしたり、家庭菜園でちょっとした野菜を作ることもできます。

また日が当たらない場所でも、ゴミを置いておく保管場所にすることもできるので、まずはどういった環境なのかを確認してみることが大切です。

新築でこれからでないとわからないという場合でも、家の裏側にあたる場所はわかっているので現状の日の当たり方はわかります。

季節ごとの日照時間については、方角を確認して季節による日の傾きや周囲の家を確認して、大まかにでも予測することは可能です。

隣家の窓やランダがどこにあるか見てみる

家の裏側を活用しようと思っても、視線を感じるような場所であれば、できることも制限されてしまいます。

隣人も見ようとは思っていなくても、目に入ってきてしまうこともあるため、家の裏側を活用するためにも窓やベランダなどからの視線をさえぎることのできるテラス屋根やフェンスなどの外構を検討しておいたほうがいいでしょう。

干している洗濯物を見られたくないという場合だけでなく、ゆったりとした格好で人目を気にせずに過ごしたいという場合にも、重要なチェック項目です。

普段隣人はそこを通るのか

家の裏側を活用する場合、隣人が近くを通ることもあるのかどうかについても考えておきましょう。

窓やベランダからの視線は大丈夫そうという場合にも、隣家が同じように家の裏側を活用している場合には視線が気になるということもあります。

ゴミの一時保管場所にしていたり、植木や家庭菜園がある場合には、頻繁に通る場所と考えていいでしょう。

家の裏側もストレスのない空間にするために、目隠しフェンスなどの外構を検討してみましょう。

水はけや状態をチェック

家の裏側の地面がどういった状態になるのか雨のあとに確認してみましょう。

ぬかるんだ地面は作業をしづらくさせるだけでなく、靴やサンダルが泥にまみれて、さらに家の中まで汚してしまう原因になります。

また水はけがよくなく水たまりができてしまうようであれば、湿気がたまり住宅にも悪い影響を与えかねません。

地面の状態が良くないようであれば、コンクリートやタイル、砂利敷きなどの外構をしておくと、動きやすく泥はねなどを気にせずに生活していくことができるでしょう。

家の裏側の広さと動線をチェック

敷地を活用していくためにも家の裏側の広さについて知っておいたほうがいいでしょう。

物を置くことができるのか、作業するスペースはあるのかなど、家の裏側を活用するためにも大切な情報です。

また外構をする際にも広さはどれくらいの費用がかかるかの目安になります。

それから家の裏側に行くまでの動線についても考えておきましょう。

家の裏側に行きやすければアイデアは無限に広がりますが、行きづらい場合には頻繁に行かなくてもいい用途に限られてしまいます。

図面などを見ながら早い段階でチェックしておくようにしましょう。

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家の裏側も外構工事で便利なスペースになる

家の裏側も外構工事で便利なスペースになる

家の裏側も日当たりなどの条件さえ整っていれば、洗濯物を干すスペースにすることもできます。

また生ごみなどニオイの気になるものを家の外に置けるようにして、ゴミの一時保管場所として家の裏側を活用することも可能です。

さらに物置を設置したり棚を置くことによって、庭道具やアウトドアの道具を保管しておく場所にもできるでしょう。

それから家の裏側のスペースを使っていくために、地面の舗装をしたり、視線をさえぎるための塀やフェンスなどの外構をすることで同時に快適さも得られます。

家の裏側というデッドスペースになりがちな空間も、ちょっとしたアイデアと外構があれば便利に使っていけるスペースになるんです。

まとめ

ここまで家の裏側も外構工事が必要なケースについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか。

外構は住宅が建ってからゆっくりと検討したい、予算の関係で外構工事は徐々に行いたいという考えも間違いではありません。

しかし、すべての外構工事を行わないという選択をすぐにするのではなく、必要な部分についてはしっかりと検討して早い段階で設置するようにしたほうがいいでしょう。

外構はおしゃれさだけでなく、快適に生活していくための機能を敷地に与えてくれます。

外構の予算や機能性、見た目などバランスを取りながら、必要な機能をもったマイホームを手にしていきましょう。

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