【庭の外構】アッパーライトを上手に使ってオシャレに自宅を彩ろう

アッパーライトを上手に使ってオシャレに自宅を彩ろう

おしゃれな外構には、ライティングに凝ったものがあります。よく見ると、光を下から上に当てているライトを見かけるかもしれません。なんとも幻想的な雰囲気を醸し出している、おしゃれな演出です。

これは、『アッパーライト』というものを使っています。今回はこのアッパーライトについて詳しくご紹介します。

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アッパーライトの特徴

アッパーライトの特徴

アッパーライトにはいろんな種類のものがありますが、共通するのは「下から光を当てる」照明器具であるということです。

外構で使用するアッパーライトは通常、地面の土に差し込むような形状をしています。そして角度を変えることで真上に照らしたり、あるいは斜めに照らしたりできます。

電源は屋外の電源から供給される形になりますが、ソーラーパネルで内蔵電池に充電するタイプもあります。

スイッチは手動で入れるものや光センサーで入るもの、タイマーを使って指定した時間帯に入るものなどがあります。光センサーを内蔵したものであれば、周囲が暗くなると自動的に点灯して明るくなれば消えるので便利です。

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アッパーライトの種類

ライティングされた家

アッパーライトにはいろんな種類があります。屋内用であれば卓上型やダクトレールに取り付けるものなどがあり、庭の外構用なら直付け式やスパイク式、据え置き式といったものがあります。

スパイク式というのは、地中に差し込むタイプのものです。土に差し込むだけなので、簡単に取り付けられるのが特徴です。

ライトはほとんどがLEDなので電気代がさほどかかりませんし、熱をあまり発しないので植物を照らしても影響はないでしょう。

アッパーライトの光には拡散型と集光型があります。拡散型は光が広がるので明るい雰囲気になり、集光型は一点を集中して照らします。

さらに光源の色も電球色と昼白色とがあります。

このようにアッパーライトとひと口に言っても、いくつかのタイプがあることを知っておきましょう。

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アッパーライトの選び方

AとBを選択するイメージ画像

庭の外構でおしゃれに演出するアッパーライトの選び方を説明します。

まずはアッパーライトで照らす対象が何かによって、選ぶべきタイプが変わります。庭に植えている複数の樹木を照らすのであれば、広範囲を照らすことができる"拡散型"がよいでしょう。

購入するアッパーライトもさほど数を必要としません。樹木に限らず、ガーデニングで育てている花を照らすのにも、拡散型が向いています。

一方でシンボルツリーのような一本の樹木を照らすのであれば、"集光型"がよいでしょう。強めの光で陰影をつけることができるので幻影的な雰囲気にすることができます。

アッパーライトも照らし方によりますが、光をクロスさせるのであれば2つあれば十分です。

性能面に関しては当然のことですが、防水性の高いものを選びましょう。屋外用のアッパーライトはほとんどが防水機能を備えていますが、風雨にさらされても故障しにくいものが必要です。

またステンレス製の錆びにくいものを選ぶことも大切です。

アッパーライトの取り付け方

電球を持つ手

庭の外構でアッパーライトを取り付ける場合には、スパイク式のしっかりと地面に固定できるものを選ぶとよいでしょう。

スパイク式は土の地面に差し込むだけなので、簡単に設置できます。あとは光を当てる方向に向けてセッティングすれば完了です。

ただし事前に確認が必要なのは、屋外の電源があるかどうかのチェックです。アッパーライトは基本的に屋外の電源から電気を供給します。配線は防水テープでしっかりと保護しておきましょう。

また配線は砂利などの下に埋めて歩く時にひっかからないようにしておきます。

アッパーライトの照らし方

光の道筋をイメージした画像

それでは庭の外構をおしゃれに演出するための、アッパーライトの照らし方を説明します。

アッパーライトを使ったライティング方法は以下のように、大きくわけると2種類あります。

  • クロスライティング
  • シャドーライティング

クロスライティングは2本のアッパーライトの光を交差させる形で、対象物を照らします。対象はおもに樹木となりますが、特にシンボルツリーを浮き上がらせるように演出するのに向いています。

この場合にはアッパーライトを照らす樹木の左右に設置し、お互いの光が樹木の上で交差するように斜めに向けます。

シャドーライティングの場合には、壁際の樹木や植物に光を当てて、その影を壁に投影させるようにします。この場合には使用するアッパーライトは集光型でも拡散型でも、どちらでも大丈夫です。

アッパーライトは照らす樹木や植物の手前に設置して、上部に向けてセットします。

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アッパーライトのメリット

メリット

庭の外構にアッパーライトを使用すると、周囲が暗くなった時に光と影で幻想的な雰囲気を演出できるようになります。そのモダンな雰囲気のコントラストを生み出せるのが、アッパーライトを使うメリットです。

また暗い庭を必要最低限の光で明るくできるので、防犯の役割も担います。

家の中から庭を見ても、やわらかな光がおしゃれに演出する様子を楽しむことができます。このように光を使うだけで庭をおしゃれな雰囲気に変えることができるのが、アッパーライトのメリットと言えます。

またアッパーライトはLED式が多いので電気代もさほどかかりませんし、本体価格もそれほど高くないこともメリットと言えるでしょう。LEDは寿命が長いのも利点です。

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アッパーライトの注意点

注意

庭の外構をおしゃれに演出できるアッパーライトですが、注意点もいくつかあるのでご紹介します。

屋外電源が必要

アッパーライトは多くの場合、屋外電源を必要とします。その配線作業が必要となる点には注意しましょう。

ライトで照らす場所から屋外電源まで距離があると、ケーブルを長く引く必要もあります。また防水処理もきちんと行っておかないと、漏電の危険性もあるので注意が必要です。

電気代がかかる

アッパーライトはほとんどがLED型となっていますが、それでも電気代はかかります。日が沈んでから夜明けまでライトを照らしているとなれば、年間トータルではそれなりの料金になると思います。

ソーラーパネル式は曇り空だと十分に充電できない

外部電源が不要なソーラーパネルから充電するタイプのアッパーライトの場合、日中が曇り空だと十分に充電できないことがあります。また充電を数多く繰り返すと容量が減ることにより、ライトを付ける時間が短くなっていきます。

LEDの交換ができないタイプもある

LED式のアッパーライトは、本体にLEDが組み込まれているケースが多いものです。電球と比べると長寿命ですが、ライトがつかなくなるとLEDそのものを交換できない商品も少なくありません。

割と安く購入できるアッパーライトですが、LEDがつかなくなると本体そのものを交換する必要があるとなればコストもそれなりにかかるでしょう。

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まとめ

アッパーライトは光で庭の外構をおしゃれに演出できる便利なアイテムです。

何をどのように照らすのかによって、選ぶべきライトや照らし方が変わるので、樹木や植物を効果的に照らすことができるようにいろいろと試してみてはいかがでしょうか。

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