家にベランダって後付けできるの?

ベランダがここにあれば洗濯物を干すのがもっと楽になるのにとか、広いベランダにすればよかったとお考えの方もいるのではないでしょうか。

家を購入したときはベランダが無くてもいいかなと考えていても、実際住んでみるとベランダの必要性に気がつくものです。

また、ベランダはあっても床や手すりが老朽化していて、使えない場所になってしまっている場合もあります。

ベランダの修理で済むのか、交換しなければいけないのかというのも悩みどころです。

部屋の外に快適なスペースができれば、洗濯物を楽に干せたり、園芸を楽しんだりと普段の生活をもっと快適にすることができます。

ただ、ベランダは大きいものだし、後付けってできるのかなと思ってしまいますよね。

今回はそんなお悩みを解消するために、ベランダを後付けするための設置方法や注意点、それに費用についてご紹介していきます。

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後付けベランダの設置方法

家のどこにベランダを後付けしたいのか、下には何があるのかなどを思い浮かべてみて下さい。

ベランダの後付は設置方法でも、費用が変わってくるので、自宅にできる方法を覚えておく必要があります。

ベランダを後付けするために、どういった設置方法があるのかを見ていきましょう。

簡易的なベランダ

すでにある窓を利用して、その外にベランダを後付けする方法です。

安価にベランダを設置できますが、デザイン性など住宅の外観に合わない場合もあります。

柱で支える柱建て式

ベランダを柱で支える方法で、強度的にも強く安心して使用することができます。

庭部分に柱が建つため区切りができてしまいますが、屋根付きの庭として雨に濡らしたくないものを置いたりなど、効果的に使うことも可能です。

柱を使用せず壁につける

柱がない分、庭を広く使うことができ、開放感をもたせることができます。

ベランダを金具で固定する方法で、胴差し納まりと柱芯納まりの2種類の工法があります。

胴差しとは2階床の支え部分で、柱は住宅の柱のことです。

強度を出さなければならないため施工が難しく、ベランダ単体のリフォームの場合は柱建て式がおすすめです。

一体感をもたせたベランダ

住宅の外壁と同じタイプの壁材を使用して、一体感をもったベランダを設置する方法もあります。

まったく同じ壁材を見つけるのは難しい場合もありますが、見た目がきれいになることから候補にいれておくのもいいかもしれません。

また一体感は出せませんが、住宅の外観にアクセントを持たせるものとして、木彫の素材を選ぶということもできます。

ナチュラルな印象があり、ベランダ部分にアクセントをつけつつ、馴染ませることができます。

1階の屋根を使ったベランダ

窓の下に1階部分の屋根がある場合は、屋根置き式のベランダを選ぶことで費用を抑えることができます。

屋根の上に柱をのせているので、柱建て式と同じく強度もあり快適に使用することができます。

ベランダを拡張

すでにあるベランダの手すりを部分的に取って、新しいベランダをつなげる方法です。

ベランダが広くなり、使える用途も多くできます。

ただ、面積が広くなるので全体が重くなり、強度を保つために柱を増やさなければいけない場合があります。

庭に柱が立った場合のことも考えるようにしましょう。

L字型のベランダ

複数の窓から出入りができ、方角の違う景色を眺めることができるL字型のベランダもあります。

広く使うことができ、布団や洗濯物を多く干すことができるほか、園芸では植物が好む日照に合わせることができます。

L字型のベランダには、外側を囲う出隅納まりと、内側にくの字に曲がる入隅納まりがあります。

駐車場を利用したベランダ

駐車場に面した部分にベランダを後付けしたい場合には、壁付け式のカーポートベランダにすることで、広々とした空間を得ることができます。

車を紫外線や雨から守ることができ、使用していなかった空間を有効活用することで、便利で快適なスペースが生まれます。

広い面積を必要とするので、階下の日の差し込みが減ってしまう可能性があるので、注意が必要です。

1階を増築してベランダをつける

1階を拡張してその上にベランダを設置する方法があります。

ベランダを後付けする他の方法よりも大規模になってしまいますが、1階の部屋を広くしつつ2階部分に効率的に使えるベランダスペースを確保することができます。

増築の費用が大きいため費用がかかりますが、好みのデザインでベランダを作ることができ、強度面でも安心です。


後付けベランダを設置する理由

ベランダがあると便利、無くてもかまわないなど必要性は人それぞれです。

どういった理由からベランダを後付けしたり、増築をするのかを見ていきましょう。

ベランダを増設する理由

まず、ベランダを後付けする理由として挙げられるのが、洗濯物を干すスペースが欲しいということです。

2階に水場があるのに干す場所が1階の庭だと、いちいち階段を昇り降りしなければいけません。

2階だけで洗濯物が完結すれば、日々の家事をもっと楽にすることができます。

また、くつろげるプライベートスペースを作りたいという理由もあります。

裸足のまま外の空間にでれたり、日光浴をしながらくつろいだりと、他の人の視線を感じずに自由な時間を過ごすことができます。

そして、リビングをもっと広く感じられるようにしたいということも挙げられます。

ベランダの床材を木彫の素材にすることで、リビングからベランダを見たときに、部屋の延長として感じることができます。

豊かな空間を手に入れることができるのもベランダの特徴のひとつです。

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新しくベランダを設置する理由

ベランダがあっても、経年の劣化で汚れや破損などボロボロになって、使用できない場合があります。

そのままにしておいても、ベランダが朽ちていくだけでなく、住宅にも影響が出かねません。

カビや黒ずみが掃除しても落ちなかったり、水たまりができてしまっていたり、手すりがぐらつく場合にはベランダのリフォームを考えるタイミングでしょう。

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  2. バルコニーに屋根を後付けする方法と費用を解説
  3. バルコニーってどんな種類があるの?

後付けベランダで失敗しないために

後付けでベランダを設置するときに、失敗しないためのポイントを見ていきます。

ベランダを効果的に使っていくためにも必要なので、しっかりと考えておきましょう。

使用用途を考える

素敵なベランダを後付けしたとしても、あまり使わないというのでは設置した意味がありません。

今のうちから、どんな使い方ができるかを考えておくことで、ベランダを後付けしたあとも効率的に使用していけます。

また、使用用途に合ったベランダを設置することも大切です。

使いやすいベランダは使用頻度も増え、その分しっかりと管理ができ、長く良い状態で使っていくことができます。

洗濯物を干す

日の光で洗濯物を干すと太陽の香りが洗濯物からしてきて、心地いい瞬間を味わうことができます。

布団やクッションなど、大きめのものも干すことができるので、衛生的にも良く気持ちが良いものです。

快適に使える物干しや、必要に応じて屋根をつけたりすることで、ストレス無く家事をこなしていくことができます。

園芸

日の光が差し込む方角であれば、園芸をベランダで楽しむことができます。

鉢植えを床に並べたり、手すりにかけたりと、自由に配置して花や緑を楽しみながら時間を過ごせます。

ベランダで園芸を楽しむ場合には、土が流れる可能性があるので、排水溝を掃除しやすいようにしておきましょう。

また鉢植えをたくさん置きすぎたり、大量の土を入れたプランターなどは重さがあるので、ベランダの重量制限を確認するなど注意が必要です。

くつろぎの場

外の心地いい空気を感じながらイスに座ってお茶を飲んだりして、リラックスする場所としても使用できます。

夜は夜景や星を見上げながらお酒を飲んだりと、時間によってさまざまに楽しめます。

ペットがいる場合は、安全性を確保した上で一緒に遊ぶ場所としても活用できるでしょう。

好みのイスやテーブルを置いたり小物を揃えるなど、くつろげる空間づくりをするのも楽しみのひとつです。

収納スペース

ベランダの使用方法として多いのが収納スペースです。

園芸用品やBBQセットなどアウトドアで使用するものを、置いておけます。

ただ、あまり荷物を置きすぎたりすると乱雑になり、ベランダを有効活用できなくなってしまうので、小型物置などを使用して整理しておくようにしましょう。

プライバシー

ベランダは屋外にあり、視線にさらされやすい部分です。

ゆったりと過ごしたい場合には、なるべく人の視線は感じたくないですよね。

また、洗濯物もあまり見られたくないものです。

住宅のある環境にもよるので、ベランダを後付けする場所を見上げたり周りを見渡してみて、どういったベランダにすれば人の視線を遮ることができるか考えてみましょう。

日当たりと風通し

ベランダには適度に日の光や風を通す必要があります。

洗濯物を乾かすためや、室内に光や風を取り込むためで、快適さを得るには大切なポイントです。

プライバシーを重視すると、全体的にふさぎがちになってしまいますが、視線を遮りながら日光や風を通すタイプもあるので、そういったものを選ぶようにしましょう。

デザインとバランス

ベランダだけを見て決めてしまうと、住宅の外壁や屋根とバランスが合わずに不格好になってしまう場合があります。

外壁と同じタイプの壁材を使用する際には問題ありませんが、デザインや色味などは住宅全体を見ていく形で決めていきましょう。

窓のリフォーム

ベランダを後付けするときに一緒に考えたいのが、窓のリフォームです。

すでにある窓をそのまま利用することはできますが、窓のした部分が高い位置にある場合に、ベランダに出入りする際に邪魔になる可能性があります。

ベランダと同じ高さに窓をリフォームすることで、スムーズに出入りをできるようになります。

ただし、窓のリフォーム費用が別途かかるので、予算と検討して決めるようにしましょう。

ベランダを後付けするときの注意点

ベランダを後付けした場合、どのようなことに注意しなければいけないのでしょうか。

後付けするベランダの注意点をご紹介します。

建ぺい率と容積率

ベランダを後付けした場合に建築基準法違反にならないように、建ぺい率や容積率が余っているか確認しましょう。

ベランダを後付けする場合、確認申請が必要か不必要かというのにかかわらず、建築基準法にあてはまっている必要があります。

後付けしたことで、建ぺい率や容積率がオーバーしないよう注意しましょう。

確認申請

ベランダを後付けする際に、その床面積が10平方米を超えたり、防火地域や準防火地域の指定がある場合には確認申請が必要になります。

専門的な内容が必要なので、施工会社に代理手続きを行ってもらうようにしましょう。

費用相場は15万円から25万円程度です。

斜線制限

ベランダを後付けする場合にもう一つ注意しておきたいのが、斜線制限です。

周囲への風の通りや採光などの環境を確保するための斜線制限は、道路や隣地、北側の境界線などから発生する斜め勾配で、それを超えて建築してはいけないというものです。

違法建築になって違反が発覚した場合、壊さなければいけない可能性があります。

しっかりと確認してから、ベランダの後付けを進めるようにしましょう。

ベランダを後付けしたときにかかる費用

ベランダを後付けする際に気になるのが、施工にかかる費用です。

先に紹介した設置方法別に、費用相場をまとめてみました。

自宅に設置できる方法や予算、また用途などバランスを取りながら見ていく必要があります。

あくまでも相場なので、施工業者や選ぶベランダによっては、費用を抑えることも可能です。

洗濯物を干すだけのスペースで使う場合には、簡易的なベランダを選ぶことで費用を抑えることができます。

また、デザイン性をもたせたい場合は、ある程度予算に余裕を持たせておきましょう。

  •  柱で支える柱建て式:約15万円〜
  •  柱を使用せず壁につける:約30万円〜
  •  一体感をもたせたベランダ:約100万円〜
  •  1階の屋根を使ったベランダ:約15万円〜
  •  ベランダを拡張:約30万円〜
  •  L字型のベランダ:約60万円〜
  •  駐車場を利用したベランダ:約120万円〜
  •  1階を増築してベランダをつける:約300万円〜

後付けするベランダを選ぶ

使い勝手がよく、デザイン的にも優れたベランダを後付けするために、細部も考えておきましょう。

設置方法や壁、床材や物干しなどのオプションも重要になります。

ここでは、代表的なエクステリアメーカーのベランダを見ていきましょう。

ビューステージ|リクシル

エクステリア商品で人気のあるリクシルのベランダです。

スタンダードタイプのSスタイルと広さや形状に特色のあるHスタイル、それに庭おき式のFスタイルがあります。

SスタイルとHスタイルは、さまざまな設置方法が選べるので、住宅に合わせた設置が可能です。

床材や手すりも種類があり、プライバシーや採光など、必要な条件で選べます。

機能的にも集水システムやゴミ掃除機能など、ベランダを快適な場所にするための機能が盛り込まれています。

シンプルモダンな住宅に合うデザインで、スマートな印象のベランダを後付けしたい場合におすすめです。

ルシアス|YKK AP

エクステリア商品のシリーズであるルシアスのベランダです。

設置方法やパネルの種類が豊富で、住宅に合わせてデザイン性を持たせることができ、機能的に使える製品です。

アルマイトや木目調のラミネートといったカラーがあるので、外壁に馴染む外観をもたせることが可能です。

後からシェードをつけたくなったり、グリーンカーテンを育てたい場合などに、外壁にキズをつけずに設置することができます。

しっかりとした排水機能があり、雨水を集めてスムーズに排水することができます。

門扉やフェンスなど、他のエクステリアもリフォームする可能性のある場合には、シリーズ展開で同じデザイン性をもったものがあるのでおすすめです。

エアキューブ|YKK AP

広さがあり、おしゃれな外観をもたせることができるベランダです。

高さのあるフェンスで2階の目隠しができるハイタイプと通常のベランダと同じ高さのロータイプがあります。

広さがありますが、デッキ材に採光や通風が可能なサニースルーがあるので、明るさも同時に確保することができます。

屋根はオプションで選ぶことができ、サンシェードタイプとポリカーボネート屋根の2種類が用意されています。

また、柱にはLED照明が取り付けられるようになっており、オプションで選択することで、夜のベランダを演出することができます。

広めのベランダやおしゃれさなどデザイン性を重視する場合におすすめの製品です。

後付けベランダのまとめ

後付けのベランダについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

ベランダは部屋の中とは違う雰囲気を持ち、生活空間にさまざまな表情を加えることができます。

ベランダを後付けすることで、日々の生活は大きく変わります。

洗濯物や園芸などを外の気持ちのいい空間ですることができ、ベランダでのんびり過ごすという新しいライフスタイルも取り入れることも可能です。

家の外観もベランダを後付けすることで、新しい印象を持たせることもできます。

ベランダの機能性とデザイン性をバランスよく取り入れて、快適な時間を過ごせるスペースを手に入れましょう。

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