ネットフェンスの種類と施工単価をご紹介

ネットフェンスの種類と施工単価をご紹介

外構にネットフェンスを使用したいと考えていますね。

ネットフェンスとは厳密に言うとネット状に編んだ柔らかいフェンスのことですが、一般的な住宅で使われるメッシュフェンスと混同されることもあります。

当ページでは一般住宅でよく使用されるメッシュフェンスについて、その種類や施工費用の相場などを紹介します。

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外構で使用するフェンスの種類

アルミフェンス

住宅の外構ではネットフェンスのほかにどういうフェンスがあるのかをまず把握しておきましょう。

おもに外構で使用されるフェンスは以下の5つが挙げられます。

メッシュフェンス(ネットフェンス)

メッシュフェンス(ネットフェンス)はメッシュタイプのフェンスで、施工価格がリーズナブルなのが特徴です。見通しが良いため開放感が得られます。

しかし、目隠しの機能はないので、境界の目印として設置するのにおすすめです。

アルミフェンス

アルミフェンスは直線的なデザインのフェンスで、横ライン、縦ライン、網目などのデザインがあり、カラーバリエーションも豊富なのが特徴です。

目隠しとしても使用できるので、道路に面した箇所への設置にも向いています。

さらに門扉やカーゲートもシリーズ展開して販売されていることが多いので、組み合わせて設置すれば外構に統一感を持たせることができます。

鋳物フェンス

鋳物フェンスは繊細かつエレガントな雰囲気のフェンスで、デザインが豊富なのが特徴です。洋風な雰囲気の家や庭によく合います。

目隠しとして活用することはできませんが、高級感を演出できる魅せるフェンスとして人気が高いです。

人工木・樹脂フェンス

人工木・樹脂フェンスは木粉などを配合しているフェンスで、耐久性が高くメンテナンスがほとんど必要ないのが特徴です。

カラーバリエーションによって雰囲気が大きく変わります。木の温かみを感じられるうえ、目隠しとしても役立ちます。

人工竹フェンス

人工竹フェンスは本物の竹垣のようなフェンスで、横ライン、縦ライン、網目などのデザインがあります。

和風の家や和モダンな家にピッタリ合います。本物の竹と違い、腐食の心配もなく耐久性にも優れています。高さを出しても、竹の質感が圧迫感を感じさせません。

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ネットフェンスとメッシュフェンスの違い

クエスチョンマーク

ネットフェンスとメッシュフェンスは混同されがちですが、じつは全くの別物です。両者の違いを簡単にまとめました。

  • ネットフェンス→ひし形に編み込まれた金網
  • メッシュフェンス→長方形に溶接されたパネル式の金網

ネットフェンスは学校や公園などでよく見かける、ひし形に編み込まれた柔らかいフェンスです。

ネットフェンスはメッシュフェンスより価格が高いので、一般的な住宅で使用するケースは少ないです。

一方、メッシュフェンスは一般的な住宅でもよく見かける、細い格子状のパネルを柱に取り付けるフェンスです。ネットフェンスより安く、耐久性に優れています。

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メッシュフェンス(ネットフェンス)には2種類のタイプがある

数字の2のカードをもつ手

メッシュフェンスには間仕切りタイプと自由柱タイプの2種類があり、柱の位置が異なります。

価格はほとんど差がないので、設置場所に応じて選ぶのがおすすめです。

間仕切りタイプ

間仕切りタイプはフェンスとフェンスの間に柱があるタイプです。

表裏がないので、隣家と共同で境界にフェンスを設置する際に適しています。T字型への連結やコの字型にしても見た目がキレイです。

自由柱タイプ

自由柱タイプはフェンスの裏側に柱が立るタイプです。柱の設置位置が比較的自由に決められるので、DIYに利用されることも多いです。

道路との境界に設置する場合、自由柱タイプを選択するケースがほとんどです。

メッシュフェンス(ネットフェンス)のメリットとデメリット

メリットデメリット

外構にメッシュフェンスを取り入れるメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。

メッシュフェンス(ネットフェンス)のメリット

メッシュフェンスのメリットは、おもに以下の5つがあります。

  • 耐久性が高く衝撃に強い
  • 加工しやすい
  • 外部から侵入しにくい
  • 採光性と通気性が高い
  • 価格が安い

メッシュフェンスはリーズナブルかつ耐久性が高いのが最大のメリットです。

また、メッシュ状になっていることで採光性と通気性を確保できます。庭への日当たりを確保したい場合や、風通しをよくしたい場合にも最適です。

さらに足が掛けにくいので外部から侵入しにくく、仮に侵入できたとしても外部から丸見えなので防犯性が高いのも魅力です。

メッシュフェンス(ネットフェンス)のデメリット

メッシュフェンスのデメリットは、おもに以下の2つがあります。

  • 目隠しにはならない
  • スチール製だと錆びる可能性がある
  • ネットフェンスは高い

メッシュフェンスは目隠しにならないのが最大のデメリットです。そのため、プライバシーを確保したい場合には、目隠しを組み合わせて設置する必要があります。

ただし、隣家との境界であればメッシュフェンスだけでも十分と言えます。

また、スチール製だと傷などが付くと多少錆びやすいこともデメリットとして挙げられます。

しかし、元々耐久性が高く衝撃に強いので、あまり気にし過ぎる必要はありません。

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メッシュフェンス(ネットフェンス)の施工価格

電卓をもった女性

メッシュフェンスの設置にかかる費用については、フェンスの長さや基礎の状態で大きく変動します。

たとえば地面に直接20mの長さのメッシュフェンスを設置する場合、施工価格の目安は20万円~25万円ほどとなります。施工価格の内訳はこちらです。

  • 基礎工事→約5万円
  • 人件費→約5万円
  • フェンス本体の費用→約5万円
  • 施工費用→約5万円

続いて、ブロックを積んでからその上に20mの長さのメッシュフェンスを設置する場合、施工価格は少し高くなり35万円~40万円ほどが目安となります。

なぜなら以下のブロック設置に伴う費用が加算されることになるからです。

  • ブロック基礎:約10万円
  • ブロック組積工事(2段):約10万円

このように、メッシュフェンスの施工価格は大体20万円~40万円程かかると見積もっておきましょう。

ただし、既存のメッシュフェンスやブロックがあり、それを撤去してから新たに設置する場合は、さらに撤去費用が上乗せされるので注意しましょう。

お問い合わせ

まとめ

メッシュフェンス(ネットフェンス)は外構で使用されるフェンスのなかではリーズナブルなので、外構費用を節約したい場合におすすめです。

ただし、目隠しの機能はないので交通量の多い道路に面している部分への設置には向いていませんし、プライバシーを確保したい人にとっては満足できない可能性があります。

そういった場合は目隠しできるアイテムなどと組み合わせて使用するのがおすすめです。

一方、隣家との境界の目印としての役割でフェンスを設置したいならメッシュフェンスだけでも十分でしょう。

メッシュフェンスには間仕切りタイプと自由柱タイプがあり、どちらも施工価格は大体20万円~40万円程度とされていますので、設置箇所に応じて最適な方を選んでください。

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