ベビーカーが使いやすい外構動線の作り方

「赤ちゃんをベビーカーに乗せて外出しようとしたら、段差や狭さで毎回ストレス…」

そんなお悩みをお持ちのご家庭に向けて、今回はベビーカーがスムーズに使える外構動線の作り方をわかりやすく解説します!


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🚼 ベビーカーにとっての外構ストレスとは?

ベビーカーを使うとき、外構にこんな困りごとが起こりがち:

  • 玄関ポーチ前の段差が高くて押し上げにくい
  • スロープの傾斜が急で危ない
  • 通路が狭く、ベビーカーがぶつかる
  • アプローチがデコボコしていて揺れが大きい

▶ 赤ちゃんの安全・快適さはもちろん、押す側の負担やヒヤリ体験にもつながります。


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✅ ベビーカーにやさしい外構設計のポイント

① 玄関まで段差ゼロ or スロープ設置

  • 玄関ポーチにスロープを設ける
  • 段差は5cm以内におさえると◎
  • スロープ勾配の目安:1/12~1/15(例:段差15cm → 長さ180cm)

② 通路の幅は最低でも90cm確保

  • ベビーカー+大人が並べる幅
  • 両側に植栽やフェンスがあっても、実効幅を90cm以上に

③ 滑りにくい素材を選ぶ

  • コンクリートは滑りにくいが、水はけ加工や凹凸があるとより安全
  • インターロッキングやタイルなら目地が深すぎないものを選ぶ

④ 玄関ドアの前に「一時置きスペース」を

  • ベビーカーの折りたたみ・赤ちゃんの抱き上げの動作がしやすいよう、 玄関ポーチに横幅1.5m程度の平坦スペースを設けると便利

⑤ 駐車場とアプローチの動線をシンプルに

  • 車からベビーカーを取り出し、そのままアプローチへ移動できる一直線の導線が理想
  • 間に段差や障害物を挟まない設計に

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🛠 実際の施工アイデア・事例

● ゆるやかなスロープ+手すりつき玄関

  • 高低差20cmを120cmのスロープで解消、手すり付きで安全

● タイル張りアプローチ(目地浅め)

  • 広めにとった90cm幅のアプローチに、滑りにくいタイル仕上げ

● 階段とスロープの併設

  • 家族は階段、ベビーカーはスロープで同時にアクセス可能な設計

💡 他にもある!ベビーカー配慮の工夫

  • 宅配ボックスの位置を通路から近くに
  • 足元灯を設置して夜間でも安心
  • 雨の日のための庇(ひさし)やカーポートの導線確保

🌸 まとめ|子育て世帯の外構は“段差と幅”がカギ!

ベビーカーを使う家庭にとって、外構の動線は暮らしやすさを左右する重要なポイント。

  • 段差はできるだけ少なく
  • スロープは安全な勾配で
  • 通路は広くまっすぐに

こうした配慮をするだけで、毎日の送り迎えやお出かけがグッと快適になります。

家族みんなが使いやすく、安全な外構を目指して、ぜひ今回のポイントを取り入れてみてください😊