■ はじめに
「見積に“土間コン”って書いてあるけど、土間ってなに?」
「玄関のところ?駐車場のこと?」
外構や建築でよく耳にする「土間(どま)」という言葉。
でも実は、意味があいまいで混乱しやすい用語のひとつなんです。
この記事では、
✅ 土間の本来の意味と現代の使われ方
✅ 外構における「土間コンクリート」って何か
✅ 土間工事の種類・費用・使いどころ
をプロの視点でわかりやすく解説します!
■ 「土間」とは?本来の意味と現代の使われ方
● 昔の「土間」の意味
- かつては、家の中にある土のままの床部分を指していた
- 炊事や作業場として利用され、靴のまま使える空間だった
● 現代の「土間」は…
- 建物の内外を問わず、**靴のまま歩ける“土足空間”**のこと
- 外構では、**舗装された地面(特にコンクリート仕上げ)**を「土間」と呼ぶ

■ 外構でよく使う「土間コンクリート」とは?
✅ 土間コン=コンクリートで地面を平らに仕上げる工事のこと
特徴 | 内容 |
---|---|
平らでスッキリとした見た目 | 駐車場やアプローチにぴったり |
雑草が生えない | 管理がラク!防草対策にも◎ |
長持ち&メンテ不要 | 10年以上もつケースも多い |
● よく使われる場所
- 駐車スペース(車1台〜2台分)
- アプローチ(玄関までの動線)
- 犬走り(建物の周囲の通路)
- 物置下・ゴミ置き場
■ 土間の仕上げ方|種類と違い
仕上げ方 | 特徴 |
---|---|
金鏝仕上げ | ツルっとした滑らかな表面。室内向けや倉庫に多い |
刷毛引き仕上げ | 表面に刷毛目があり、滑り止め効果◎。外構で多い |
洗い出し仕上げ | 石の表情が出て高級感あり。玄関まわりに人気 |
スタンプコンクリート | 模様や色をつけて見た目をおしゃれにできる |
■ 土間コンクリートの費用相場
工事内容 | 目安費用(1㎡あたり) |
---|---|
基本の土間コン工事 | 7,000〜10,000円 |
洗い出し仕上げ | 10,000〜14,000円 |
スタンプ仕上げ | 12,000〜18,000円 |
残土処分・型枠など | 別途発生(3,000〜5,000円/㎡程度) |
※現場条件(面積・排水・下地)によって上下します
■ 土間を使ったおすすめ活用例
- カースペース: タイヤ跡や雑草の悩みが激減!
- アプローチ: 目地でアクセントをつければ、無機質にならずデザイン性UP
- 自転車置き場: スタンプコンクリートで滑りにくく&おしゃれに
- 洗濯干しスペース: 雑草が生えず掃除もラク!
■ 土間コンクリートを施工する際の注意点
✅ 1. 勾配(こうばい)を確保しないと水たまりになる
→ 基本は1〜2%の傾斜をつけて、排水口や外側へ水を逃がす設計が必要
✅ 2. クラック(ひび割れ)対策が必要
→ メッシュ筋やエキスパンタイ(伸縮目地)で割れを防止
→ 100%防げるわけではないが、構造には影響しにくいひびが多い
✅ 3. コンクリートの乾燥期間が必要
→ 打設後、歩行は2〜3日、車の乗り入れは7日以上あけるのが目安!
■ 編集者からのひとこと
「土間」って、専門用語っぽいけど、実は外構の“主役級アイテム”なんです。
見た目は地味だけど、快適さ・管理のラクさ・耐久性に大きく貢献してくれる存在!
ぜひ家づくりやリフォームの中で、土間の良さを活かしてみてね😊
【外構、造園業者向け】下請脱却!オンライン活用で元請けになる5つのステップを公開
当社が新潟の地方で、オンラインで個人客を集客して、3ヶ月先まで予約で埋めた具体的な方法を記事にしていましたので、ご覧ください。