駐車場にレンガを使う時の注意点と割れにくい施工法

こんにちは!エデンな暮らし編集部です。

「おしゃれな外構にしたいから、駐車場にもレンガを使いたい!」

そんな理想を描く方は多いですが、実際には「車を停めたらレンガが割れた」「タイヤの下が沈んでしまった」などのトラブルも後を絶ちません。

今回は、駐車場にレンガを使う時に注意すべきポイントと、割れにくい施工方法を、プロの視点でわかりやすく解説していきます。


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🚗 駐車場にレンガは使えるの?

結論から言えば、正しい設計と施工をすればレンガでもOK!

ただし、通常の庭やアプローチに使う感覚で施工すると、重量に耐えられず割れる・沈む・ずれるといった問題が発生します。

駐車場に必要な耐荷重:

  • 軽自動車:約1.0t
  • 普通車:約1.5t〜2.0t
  • SUV・ミニバン:約2.0t超

レンガは見た目以上に繊細な素材。施工前の「下地処理」「使用レンガの選定」が命です。


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❌ よくある失敗例とその原因

① タイヤの下でレンガが割れる

  • 下地にコンクリートを打っていない
  • 空洞の多いレンガを使っている

② タイヤの位置だけ沈んでしまう

  • 土や砂利を直接敷いている
  • 転圧不足で地盤が緩い

③ 表面が波打ってきた

  • 施工後の水はけが悪く、地盤が動いた
  • 不陸調整(凹凸の調整)をしていない

▶ こうしたトラブルを防ぐには、素材選び+下地+施工方法の3つを適切に行うことが重要です!


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✅ 割れにくいレンガの選び方

種類特徴耐久性
普通レンガ見た目はナチュラルだが中が空洞のものも多い
歩道用ブリック公共歩道などに使われる舗装用の厚手レンガ
耐圧レンガ高耐荷重・高密度で駐車場向けに開発された製品
インターロッキングレンガ調のコンクリート舗装材で、耐久性・施工性が高い

本物のレンガにこだわりがなければ、「インターロッキング」や「舗装用ブリック」がベストな選択です。


🧱 割れない施工方法|プロのおすすめ工法

① コンクリート下地+モルタル固定(最も安心)

  • コンクリート厚:100mm以上
  • モルタルで一枚一枚をしっかり固定
  • 地盤がしっかりしていて沈み・ズレに強い

② コンクリート下地+敷き込み式(DIY向き)

  • コンクリート上に砂や砕石を敷いてレンガを載せる
  • メンテしやすいが、目地の詰め方と転圧が超重要

③ 砂利+転圧下地+インターロッキング(軽車両向け)

  • しっかり転圧+防草シート+砕石層を重ねて施工
  • 水はけ良好・DIY可能・軽量車両向き

💡 水はけにも要注意!

駐車場でレンガが割れる原因のひとつが水たまり・凍結です。

  • 水が溜まると→凍結→膨張→割れ
  • 施工時に勾配(1〜2%)を必ずつけること
  • 排水マスやU字溝を活用して水を逃がす構造に

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📌 施工前のチェックリスト


💬 よくある質問Q&A

Q. 普通のレンガをDIYで敷いても大丈夫?

→ 駐車場ではNGです。花壇・アプローチ向けのレンガは割れやすく耐荷重不足。

Q. タイヤの下だけコンクリートにする方法は?

→ 「車の通るラインだけ土間コン+他はレンガ」というハイブリッド施工も可能!デザインと耐久性を両立できます。

Q. インターロッキングなら安心?

→ 厚さ60mm以上+適切な下地施工なら普通車にも対応可能。ただし、砂目地は定期的に補填が必要です。


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🌸 まとめ|レンガ駐車場を成功させる3つのポイント

  1. 耐荷重対応のレンガを選ぶ(舗装用・インターロッキング推奨)
  2. 下地は必ずコンクリートか転圧砕石層で!
  3. 水はけ・勾配・排水設計までトータルで考える

おしゃれで温かみのあるレンガ駐車場を長く楽しむためには、見た目だけでなく構造・機能性のバランスがカギになります。

ぜひこの記事を参考に、後悔しないレンガ駐車場づくりに役立ててくださいね!