DIYでやってはいけない外構工事とは?プロが警告する5つの落とし穴

最近では、DIYブームもあって外構(エクステリア)を自分で手掛ける人も増えてきました。
「休日にレンガを敷いてみた!」
「フェンスを自分でつけてみた!」
そんな声も多く、費用を抑えながら個性を出せる方法として注目されていますよね。

でも実は――
“やってはいけないDIY”もあるって、知っていましたか?

外構には見た目以上に専門知識・法律・構造への配慮が必要な場面も多く、
知らずにやってしまうと…

  • 法令違反でやり直し
  • 事故やケガのリスク
  • かえって費用が増大

なんてことにも…😢

そこで今回は、**プロ目線で「DIYでは手を出してはいけない外構工事」**をしっかり解説します!


⚠️ ① 高さのあるブロック塀や擁壁工事

一番注意すべきがブロック塀や擁壁(ようへき)などの構造物
これらは「ただ積めばいい」というものではなく、構造計算・施工基準・安全対策が不可欠です。

❌ DIYでの失敗例

  • モルタルをうまく使えずガタガタ
  • 基礎が浅くて強度不足
  • 地震で倒壊→ケガや近隣トラブルに

🏛 法的な規制も

高さが1.2mを超えるブロック塀は建築基準法の制限対象。
控え壁の設置や鉄筋の配置など、厳格なルールがあります。

💬 プロの声:「DIYで高い塀をつくるのは絶対NG。命に関わる危険性があります」


⚠️ ② 土留め(どどめ)や盛土の処理

意外と見落とされがちですが、高低差のある敷地での土留め工事も専門性が必要です。

なぜ危険?

  • 間違った施工で土が崩れる
  • 雨水による浸食・近隣への土砂流出
  • 法面(のりめん)の崩落事故

DIYだと「とりあえずブロックで抑えればいいか…」となりがちですが、それが崩壊の引き金に。
擁壁や土留めは「構造物」として扱われ、建築確認申請が必要なケースもあります。

💡 目安:地盤の高低差が50cm以上ある場合は専門家に相談を!


⚠️ ③ 駐車スペースやアプローチのコンクリ打設

「自分で駐車場つくってみようかな?」という方も多いのですが…
コンクリートの打設はDIYレベルを超えた難度があります。

❌ よくある失敗

  • 乾く前にうまく均せず表面がデコボコに
  • 水勾配が取れず、水たまりだらけ
  • 鉄筋なし・厚み不足でひび割れ多数

コンクリートは**“生き物”のように扱いがシビアで、
一度乾いてしまったら
やり直しがききません**。

また、厚さや鉄筋の配置も強度に直結するため、下地づくりから計画的に進める必要があります。


⚠️ ④ 排水や配管まわりの工事

見た目には地味でも、実は家の寿命に直結する重要工事が排水まわり。

  • 雨水・生活排水の流れをスムーズに
  • 浸水・水はけのトラブル防止
  • 配管の勾配と深さを正しく計算

これらをミスすると…

  • 水が逆流してくる
  • 周囲に悪臭が充満
  • 地盤沈下やカビの原因にも

配管は「見えないけれど最も重要な部分」。
軽い気持ちで手を出すと、後戻りできない事態になることも…。

📌 ポイント
「土を掘る・水の流れに関わる作業」は、必ず専門業者に確認を!


⚠️ ⑤ 電気・照明・インターホン等の配線工事

最近は外構にもおしゃれな照明やスマートインターホンが主流。
でも、それを素人が配線するのはNG中のNG!

危険な理由

  • 感電・漏電のリスク
  • 電気工事士の資格が必要な作業が多い
  • 配線ミスによる火災・誤作動の恐れ

たとえ「たった1本の線」でも、それが家全体に影響を与えるケースも。
コンセント増設や照明の埋設配線は、完全に専門業者の領域です。

💬 アドバイス:「照明計画はDIYしても、電源まわりはプロに依頼!」


❗ DIYでやっても良い外構とは?

逆に、「DIY向きの外構」もたくさんあります😊

🔨 安心して取り組めるDIYアイデア

  • レンガの花壇
  • 飛び石や砂利の小道
  • 木製プランターやベンチ
  • 人工芝の敷設
  • 簡易なフェンスや目隠しパネル

どれも低リスクかつ楽しめる範囲のDIYです!
特に「見た目の装飾系」や「植栽まわり」は、家族での体験にもぴったり♪


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🏡 まとめ:DIYは“楽しみ”、構造は“プロ”に任せるのが吉!

DIYで外構を楽しむのはとても素敵なこと。
でも、安全性や法律が絡む部分まで手を出しすぎると、かえって危険です。


👷 DIYでやってはいけない外構(まとめ)

工事内容なぜNG?推奨対応
高いブロック塀倒壊リスク+法令違反業者依頼
土留め・擁壁地崩れや流出要確認申請
コンクリ打設勾配・乾き・強度難専門施工
排水・配管水害・腐敗の元プロ計画