最近では、DIYブームもあって外構(エクステリア)を自分で手掛ける人も増えてきました。
「休日にレンガを敷いてみた!」
「フェンスを自分でつけてみた!」
そんな声も多く、費用を抑えながら個性を出せる方法として注目されていますよね。
でも実は――
“やってはいけないDIY”もあるって、知っていましたか?
外構には見た目以上に専門知識・法律・構造への配慮が必要な場面も多く、
知らずにやってしまうと…
- 法令違反でやり直し
- 事故やケガのリスク
- かえって費用が増大
なんてことにも…😢
そこで今回は、**プロ目線で「DIYでは手を出してはいけない外構工事」**をしっかり解説します!
⚠️ ① 高さのあるブロック塀や擁壁工事
一番注意すべきがブロック塀や擁壁(ようへき)などの構造物。
これらは「ただ積めばいい」というものではなく、構造計算・施工基準・安全対策が不可欠です。
❌ DIYでの失敗例
- モルタルをうまく使えずガタガタ
- 基礎が浅くて強度不足
- 地震で倒壊→ケガや近隣トラブルに
🏛 法的な規制も
高さが1.2mを超えるブロック塀は建築基準法の制限対象。
控え壁の設置や鉄筋の配置など、厳格なルールがあります。
💬 プロの声:「DIYで高い塀をつくるのは絶対NG。命に関わる危険性があります」
⚠️ ② 土留め(どどめ)や盛土の処理
意外と見落とされがちですが、高低差のある敷地での土留め工事も専門性が必要です。
なぜ危険?
- 間違った施工で土が崩れる
- 雨水による浸食・近隣への土砂流出
- 法面(のりめん)の崩落事故
DIYだと「とりあえずブロックで抑えればいいか…」となりがちですが、それが崩壊の引き金に。
擁壁や土留めは「構造物」として扱われ、建築確認申請が必要なケースもあります。
💡 目安:地盤の高低差が50cm以上ある場合は専門家に相談を!
⚠️ ③ 駐車スペースやアプローチのコンクリ打設
「自分で駐車場つくってみようかな?」という方も多いのですが…
コンクリートの打設はDIYレベルを超えた難度があります。
❌ よくある失敗
- 乾く前にうまく均せず表面がデコボコに
- 水勾配が取れず、水たまりだらけ
- 鉄筋なし・厚み不足でひび割れ多数
コンクリートは**“生き物”のように扱いがシビアで、
一度乾いてしまったらやり直しがききません**。
また、厚さや鉄筋の配置も強度に直結するため、下地づくりから計画的に進める必要があります。
⚠️ ④ 排水や配管まわりの工事
見た目には地味でも、実は家の寿命に直結する重要工事が排水まわり。
- 雨水・生活排水の流れをスムーズに
- 浸水・水はけのトラブル防止
- 配管の勾配と深さを正しく計算
これらをミスすると…
- 水が逆流してくる
- 周囲に悪臭が充満
- 地盤沈下やカビの原因にも
配管は「見えないけれど最も重要な部分」。
軽い気持ちで手を出すと、後戻りできない事態になることも…。
📌 ポイント:
「土を掘る・水の流れに関わる作業」は、必ず専門業者に確認を!
⚠️ ⑤ 電気・照明・インターホン等の配線工事
最近は外構にもおしゃれな照明やスマートインターホンが主流。
でも、それを素人が配線するのはNG中のNG!
危険な理由
- 感電・漏電のリスク
- 電気工事士の資格が必要な作業が多い
- 配線ミスによる火災・誤作動の恐れ
たとえ「たった1本の線」でも、それが家全体に影響を与えるケースも。
コンセント増設や照明の埋設配線は、完全に専門業者の領域です。
💬 アドバイス:「照明計画はDIYしても、電源まわりはプロに依頼!」
❗ DIYでやっても良い外構とは?
逆に、「DIY向きの外構」もたくさんあります😊
🔨 安心して取り組めるDIYアイデア
- レンガの花壇
- 飛び石や砂利の小道
- 木製プランターやベンチ
- 人工芝の敷設
- 簡易なフェンスや目隠しパネル
どれも低リスクかつ楽しめる範囲のDIYです!
特に「見た目の装飾系」や「植栽まわり」は、家族での体験にもぴったり♪
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🏡 まとめ:DIYは“楽しみ”、構造は“プロ”に任せるのが吉!
DIYで外構を楽しむのはとても素敵なこと。
でも、安全性や法律が絡む部分まで手を出しすぎると、かえって危険です。
👷 DIYでやってはいけない外構(まとめ)
工事内容 | なぜNG? | 推奨対応 |
---|---|---|
高いブロック塀 | 倒壊リスク+法令違反 | 業者依頼 |
土留め・擁壁 | 地崩れや流出 | 要確認申請 |
コンクリ打設 | 勾配・乾き・強度難 | 専門施工 |
排水・配管 | 水害・腐敗の元 | プロ計画 |
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