側溝のフタはどれがいい?グレーチング種類と選び方


■ はじめに

「側溝のフタがガタガタして危ない…」
「グレーチングってどれを選べばいいのか分からない」

駐車場・玄関アプローチ・車道沿いなどに使われる“側溝のフタ”には、
実は多くの種類があり、場所や用途によって適切な選び方があるんです。

この記事では、
✅ 側溝のフタ=グレーチングの種類と特徴
✅ 設置場所別の選び方ポイント
✅ 注意すべき施工・交換時のコツ
を分かりやすく解説します!


■ グレーチングとは?基本をおさらい

グレーチング(grating)とは、側溝や排水溝の上に設置する金属や樹脂のフタのこと。
水を通しながら、上を歩いたり車が通ったりできる構造になっています。

● 主な目的

  • 水はけを良くする(排水)
  • 落下防止(人・車)
  • 美観の確保

■ グレーチングの主な種類(構造・素材別)


① 丸鋼型(プレーンタイプ)

  • 昔ながらの丸い棒状の鋼材を使用
  • 軽くて安価だが、強度や歩きやすさはやや劣る
    ✅ 小規模な通路や裏庭など、車が乗らない場所向け

② 歩道用(縞鋼板タイプ)

  • 上部に縞(しま)模様の滑り止め加工がされた鋼板グレーチング
  • 歩行者に優しく、ベビーカー・自転車でも安定

✅ 歩道・住宅まわり・店舗前などに最適


③ 車両通行用(ノンスリップタイプ)

  • 表面に滑り止め加工+高強度対応
  • 普通車〜大型車まで対応する仕様あり
  • 両端がしっかりと枠にハマる「落下防止機能」付きも

✅ 駐車場・出入口・工場前などにおすすめ

📸 文中画像①:車両乗入れ口に設置されたグレーチング(ノンスリップ仕様)


④ 樹脂製グレーチング

  • ポリプロピレンなどの樹脂素材で、軽量・施工しやすい
  • 色付きもあり、美観重視の場面に人気
  • 耐久性は金属よりやや劣るが、水に強く錆びない!

✅ お庭・ガーデニングゾーン・建物まわりに最適


⑤ 蓋付きU字溝・集水桝用グレーチング

  • 側溝全体を一体型のフタ付き構造にできるタイプ
  • ガタつき・外れ・音鳴りの心配が少ない
  • アンカー固定タイプもあり、盗難防止にも◎

■ グレーチング選びのチェックポイント

チェック項目解説
使用場所歩道/駐車場/庭/工場などで強度が変わる
通行するもの歩行者/自転車/車/大型トラックなど
滑りにくさが必要か梅雨・雪の地域では滑り止めタイプが安全
見た目の印象デザイン住宅には樹脂製やカラーバリエも◎
錆や腐食への強さ海沿いや水はけの悪い場所は樹脂製 or ステンレス推奨

■ グレーチングの設置時に気をつけること

✅ 音鳴り・ガタつきを防ぐには?

  • ゴムパッキンや防振材の使用で「ガタガタ音」や「隙間のガタつき」を軽減
  • 歩道では特に重要!

✅ 落下事故対策

  • 端がしっかり枠に収まる「ツメ付き」タイプ
  • アンカーボルト固定式を選ぶと安心

✅ DIYで交換する際の注意点

  • サイズ(幅×長さ×高さ)を正確に測る
  • 既存の枠に合うかどうか、メーカー型番の確認が必要
  • 金属製は重いので、必ず2人以上で作業すること!


■ 編集者からのひとこと

グレーチングは“ただのフタ”に見えて、実は安全性・美観・耐久性に大きな影響を与える重要パーツ。

玄関前・車庫まわり・側溝まわり…
用途に合ったものを選ぶだけで、ぐっと使いやすく・安心な外構になるよ😊