今お使いのウッドデッキの調子が、余り良くないな?と感じたら、もしかするとウッドデッキの解体が必要なタイミングかもしれません。
また、今お使いのウッドデッキも、見た目は問題なくても内部が劣化していたり、腐食していたりなんていうこともあるんです。
「そう大きいものでもないし、ウッドデッキの解体は自分でもできるんじゃないか?」と思う人もいらっしゃるように、安全面や廃材処分がしっかりできる環境かであれば、ウッドデッキの解体は自分で行うことができるんです。
本記事では、ウッドデッキの解体を自分で行う場合に必要なものや知っておきたいことを徹底解説していきます。
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////ウッドデッキの素材によって寿命は異なる
まず知っておきたいのは、ウッドデッキは使われている素材や環境によって寿命・解体時期に変動がある、ということです。
例えば、耐久性に優れた「ハードデッキ」は防水加工や防虫加工等を施しており、メンテナンスをしていれば20年近く使えることもあります。
その分、購入時の価格は高くなりがちです。一方で、素材が柔らかく寿命が短いのは「ソフトデッキ」です。
ソフトデッキは使用環境次第で寿命が短命にも長命にもなるため、短くて3年前後、長くて15年持つケースもあります。
素材、環境次第でウッドデッキの寿命が変動し、それに応じて解体時期にも変動が発生するのです。
このことから、ウッドデッキの素材はもちろん、日頃からウッドデッキの状態を確認し、メンテナンスを行うことがベストとされています。
////ウッドデッキはこんな時がきたら解体を推奨
ウッドデッキの解体時期をどのようにして見極めればよいのでしょうか?
お使いのウッドデッキに、これからご紹介する3つのうちのどれかの症状や現象が現れたタイミングこそ、ウッドデッキを解体する推奨タイミングです。
1)経年劣化による症状が現れた場合
ウッドデッキの解体は、
- 体重を乗せると壊れてしまいそうな箇所がでてきた
- ひび割れが増えてきた
- デコボコしてきた
- 塗装が剥がれ落ちるようになった
などのように、経年劣化による症状が出てきたタイミングで解体をおすすめします。
見た目は特に目立った劣化はなかったとしても、実はウッドデッキ内部が激しく劣化している場合があるためです。
まずは上記に挙げた症状が感じられるようになったら、メンテナンスでどうにかなる場合もありますので、いきなり解体を行うのではなく、症状を検証するところからスタートしてみましょう。
しかし、日ごろのメンテナンスである程度経年劣化を遅らせることはできても、残念ながら100%防ぐことはできません。
つまり、メンテナンスを行ってもどうにもならない時こそ解体のタイミングなんです。
2)シロアリによる食害にあった場合
ウッドデッキの解体は、シロアリによるウッドデッキの食害がわかった段階でも、解体をおすすめします。
シロアリは木材に穴をあけて住み着く生き物のため、特に天然木材を使用したウッドデッキにとっては大敵なのです。
そのため、ウッドデッキに不自然な劣化やウッドデッキの陰に蟻道と呼ばれる穴や不自然に盛り上がった個所、シロアリの塊を見かけた場合には、すぐにウッドデッキの解体を行うことを推奨します。
腐食や経年劣化と同じで、いくらシロアリ駆除のために防虫剤を使用しても、100%シロアリを防ぐのは残念ながら不可能です。
シロアリを放置してしまうと、ウッドデッキが空洞となりウッドデッキそのものの崩壊の危険性だけでなく、木造建築のご自宅の場合は自宅への侵入も引き起こしてしまいます。
3)ウッドデッキの腐食が見られた場合
ウッドデッキに腐食が見られた場合も、ウッドデッキの解体タイミングです。
木の枝が腐食するのと同じで、ウッドデッキのような木材は吸水性があるため、木材を腐らせる木材腐朽菌が繁殖しやすくなります。
ウッドデッキが腐食すると
- 「ギシギシ」音が鳴る
- 床がたゆむ場所がある
- 体重をかけると壊れそうになる場所がある
という症状がみられます。
永年劣化時と同じく、腐食時によくみられる上記の症状や異変を感じたら、まずは症状を細かく検証するところからスタートしてみましょう。
腐食の場合も経年劣化と同じく、時間をかけて木材が自然に腐食していきますので、メンテナンスをしていても100%防ぎきれないのです。
ですので、メンテナンスを行っても改善の兆しが見られない場合はウッドデッキの腐食がかなり進行していると考えられますので、解体のタイミングです。
////ウッドデッキは自分で解体できる!
一見難しそうなウッドデッキの解体ですが、工具さえあればDIYの一環として自分で解体することもできます。
工具の購入費用や、ウッドデッキの解体後に発生する廃材の処理費用が自治体によって異なるため、明確な相場を出すことが難しいですが、費用相場はおよそ1~3万円前後といわれています。
費用相場に振れ幅はありますが、お金をかけずにウッドデッキを解体したい場合に自分での解体は向いています。
作業中のケガや廃材対策さえうまく対処できれば、自分でも問題なく解体ができるのです。
ウッドデッキを自分で解体する場合に必要なものは?
ウッドデッキを自分で解体する際には、どんな工具が必要なのでしょうか。まずはウッドデッキに使用されている木材をカットできる様な、「電動ノコギリ」や
「ジグソー」と呼ばれる電動鋸の一種が必要です。
また、ウッドデッキに使用している釘を抜くための「バール」、ネジを使用している場合は「電動ドライバー」や「なめたねじ外し」が必要となります。
どれもホームセンターやインターネットで購入ができますので、もしお持ちでない場合はさっそく購入しましょう。
DIYでは自分で解体作業を行うようになりますので、身を守るための「ヘルメット」や「軍手」も忘れずに用意しましょう。
ウッドデッキの廃材は?
ウッドデッキの解体の際に出る廃材類については、お住いの自治体に処分方法を尋ねましょう。一般的にネジや釘は不燃ごみ又は金属ゴミとして処分します。
ウッドデッキの基礎部分は、自治体が定める規定のサイズ以下に切断して出せる場合は一般ごみ扱いでも問題ありません。
ご自身で切断ができい場合や、自治体で木材の処分方法が別途定められている場合など、自治体に確認が必要なケースもありますので、お住いの自治体に確認が必要です。
ウッドデッキ部分に称されているセメントやレンガ、カットができない木材は、専門の業者に引き取ってもらうことになりますが、その場合は処分費用が別途発生しますのでお見積もり等で確認をしましょう。
ウッドデッキの解体は組み立てと逆で対応!
ウッドデッキの解体は、とても難しいように思いませんか?実はウッドデッキの解体方法は、ウッドデッキを組み立てたときと逆を行えばOKなんです。
ウッドデッキを止めているネジや釘をはずし、組み立ててある部分を慎重に外していきます。最後に基礎部分のレンガやコンクリート、天板等を外して行きます。
経年劣化やパーツの腐食等でネジが外れない等のトラブルがありますので、ご自身で解体する場合は細心の注意を払いましょう。
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ウッドデッキの解体が不安な場合は解体業者に依頼しよう
ウッドデッキの解体は、組み立て時と逆のことを行ながら解体していきますが、やはりご自身で解体をする場合、ケガやネジ・釘の取り外しでケガに対する不安がありますよね。
また、廃材の処理方法を確認したり、道具を買いそろえたり等の手間もあります。
ウッドデッキの解体に少しでも心配がある場合は、無理をせずに、解体業者にウッドデッキの解体を依頼することも手段のひとつです。
「自分で解体もできるけど、業者に依頼するのもなぁ」
というように決めかねている場合も、業者に解体を依頼した際の費用見積もりと、自分で解体を行ったときにかかる費用を比較してみてはいかがでしょうか。
当社でもウッドデッキの解体のお見積もりが可能ですので、ウッドデッキの解体に不安がある場合や見積もりを必要としている場合は、お気軽に相談してみてください。
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