ウッドデッキを設置する場合、周囲に柵を取り付けた方がいいのでしょうか?
そこはウッドデッキを使う目的や家族構成などによって意見が分かれるところです。
ウッドデッキに柵を取り付けるメリットと方法について詳しくみていきましょう。
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////ウッドデッキに柵を取り付けるメリット
屋外の気分を満喫するために設置したウッドデッキですが、そこに柵を取り付けると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
プライバシーを守ることができる
ウッドデッキを設置したものの、いざ使用してみると通行人や隣人の視線が気になるということがあります。
こうした場合は、やや高さのある柵を設置すると、周囲の目が気にならなくなります。
友人家族とBBQを楽しみたい場合や水着姿で日光浴がしたい場合など、目隠し用の柵を取り付けることで使用する目的が一気に広がります。
子どもが転落するのを防止できる
庭に設置したウッドデッキでも、地盤から50㎝くらいの位置にあるものが一般的です。
大人でもうっかり踏み外すとけがをしてしまう高さですから、小さな子どもだと大事故にもなりかねません。
そうした不用意な落下事故を防ぐためには、柵を取り付けるのが最も有効な方法です。
ペットも一緒に遊ぶことができる
せっかくウッドデッキを設置したら、家で飼っているペットも一緒に遊ばせたいところです。
しかしいくら懐いているペットであっても、性格によっては勝手に敷地外に遁走してしまうものもいます。
柵を取り付ければ、安心してペットをウッドデッキで遊ばせることができます。
ガーデニングの演出として活用できる
ウッドデッキの柵に鉢植えを吊るしたり、ツルを這わせたりすることで、庭の見栄えをよくするエクステリアとして活用できます。
オーニングを固定することができる
オーニングとは、日除けや雨除けに利用する可動式テントのことです。
このオーニングを引き伸ばした際に、固定先としてウッドデッキの柵を活用することができます。
布団を干せる
布団を干す際は、2階のバルコニーの手すりを利用して干す方が多くいます。
しかし階下の布団を上げ下ろしするのは、なかなか大変な作業です。
ウッドデッキに柵が取り付けてあれば、天気のいい日は布団干しとして気軽に活用できます。
////ウッドデッキに柵を取り付けるデメリット(失敗例)
いろいろと利点の多いウッドデッキの柵ですが、反対に柵を取り付けることのデメリットはないのでしょうか。
これまでの失敗例などを参照にしながら、ウッドデッキに柵を取り付けるデメリットをみていきましょう。
日当たりが悪くなる
ウッドデッキの柵をプライバシー保護優先するあまり高いものにしてしまうと、せっかく屋外に設置したウッドデッキが日影ばかりという状態になってしまいます。
目隠しタイプの柵を取り付ける場合は、目隠しをするべき部分と光を取り入れる部分のバランスを考えて取り付けましょう。
風通しが悪くなる
ウッドデッキの柵の開放率が低いと、風をまったく通さなくなり、真夏だとウッドデッキ内に熱気が籠った状態になります。
プライバシーを守りたい場合でも、ある程度開放性のある仕様の柵を選択した方がいいでしょう。
圧迫感がある
せっかく開放感を味わうために設置したウッドデッキも、周囲の景色がまるで見られない高さの柵で囲ってしまうと、まるで開放感が味わえないばかりかむしろ圧迫感すら感じるようになります。
柵の設に置際しては、高さの検討を十分に行いましょう。
////ウッドデッキの柵はどんな製品があるの
それではウッドデッキに取り付けられる柵にはどのような製品があるのかご紹介していきましょう。
リウッドフェンスⅠ型 (YKK ap)
YKK apのリウッドフェンスⅠ型は、再生木を用いた商品です。
再生木は木粉をとポリプロピレンを配合したもので、天然木と比べて耐候性、耐腐朽性、耐水性に優れています。
硬度の高いポリプロピレンを使用していることから、強度の低下や変色が少ないため、長期間設置時の品質を保っています。
また菌類による腐食やシロアリによる浸食もないため、防腐処理用の塗装は必要ありません。
さらに老朽化によるささくれが発生しないため、いつまでも安心して使用することができます。
製品価格は、幅94㎝×高さ1m10㎝のタイプが、約4万6千円です。
ウッドデッキの幅が2.7mで奥行き1.8mの場合であれば、7カ所設置することで三方を囲えます。
取り付けは足元のベースプレートをビス止めします。
ビスが露出しているのが気になる場合はオプションで化粧カバーを取り付けることができます。
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ひとと木2 ドッグランセット(三協アルミ)
ウッドデッキの中でペットと遊びたいという方は、三協アルミの「ひとと木2 ドッグランセット」は、いかがでしょうか。
ウッドデッキの中でペットと安心して遊べるタイプのアルミ製フェンスです。
サイズは幅が4m20㎝×奥行き1m80㎝で高さ が1m20㎝です。
デッキとの隙間は5㎝なので、ペットが遁走するのを防ぐことができます。
設置はDIYでも可能です。
製品価格は約10万1千円です。
アイウッドデッキ60系フェンス3枚セット(アイガーデン)
高さ45㎝と低いために、ウッドデッキが高い位置にある場合は適しませんが、地盤面に近い位置にあるウッドデッキであれば、アイガーデンの「アイウッドデッキ60系フェンス3枚セット」はいかがでしょうか。
人工木であるため、メンテナンスフリーで腐食の心配もありません。
サイズは幅1m80㎝×奥行59㎝×高さ45㎝です。
製品価格は、約1万6千円です。
ウッドデッキ用ボーダーフェンス取付キット
ウッドデッキに天然木製ボーダーフェンスを取り付けるキットもあります。
フェンス、ポール、金具がセットになっており、ボーダー状の本格的なウッドフェンスが簡単に設置できます。
幅が1m20㎝と72cmのタイプがセットになっており、高さは79㎝です。
設置方法は、まずポールとフェンスを組み合わせた状態で、現場合わせをした後、ポール固定用の平地金具を取り付け、その金具にポールを固定します。
次にポールの溝にフェンスの桟を差し込んで木ねじで固定します。
製品価格は約2万円です。
レッドシダー製クロスフェンスキット
カナダ産のウエスタンレッドシダーを国内の木工工場で仕上げたウッドデッキ用フェンスキットです。
無塗装のため別途塗装剤を用意する必要があります。
2枚ご購入するとコーナー作成用の笠木が1組付属します。
サイズは幅91㎝×高さ91㎝、価格は約1万3千円です。
DIYで柵を取り付けることも可能
DIYでウッドデッキを完成させたものの、しばらく使用しているうちに柵を取り付けたくなった場合はどうすればいいでしょうか。
その場合は、専用金具を用いて、柵の柱を立てる方法があります。
90角のボルトを使用することで、ウッドデッキの床と固定することができます。
フェンス支柱固定用 後付け金具は1個3千円~4千円で販売しています。
ウッドデッキに柵を付けるのまとめ
ここまでウッドデッキに柵を取り付けるにはどうすればいいのかについて説明をしてきましたが、いかがでしでしょうか。
ウッドデッキに柵を取り付ける場合、取り付ける目的によって高さや種類が異なってきます。
プライバシーを重視するあまり、閉鎖的なフェンスを取り付けると、せっかくの開放感を損ねることになりますから、設置に際しては、高さや柵の開放率を十分に吟味してから取り付けるようにしましょう。
材料は、人工木や再生木の場合はメンテナンスフリーで長持ちします。
しかし、本物の木の感触を味わいたいのであれば、天然木を使用することになります。
天然木は、加工のしやすいソフトウッドと堅くて丈夫なハードウッドに分類されます。
ホームセンターに売られているのはソフトウッドがほとんどですが、腐食しやすいという欠点があるので、腐食防止のために、ステイン系の塗料で保護塗装をする必要があります。
お気に入りの柵を取り付けて、大いにウッドデッキで楽しみましょう。
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