カーポートをレンガでおしゃれにしよう!施工依頼時の注意も解説

カーポートをレンガでおしゃれにしよう!施工依頼時の注意も解説

敷地が狭い場合にはカーポートを作ると効率的に駐車スペースが生まれます。床面はコンクリートにしてもよいのですが、レンガを活用するとおしゃれに仕上げることができます。

そこで今回はカーポートにレンガを使用しておしゃれなデザインにする方法と、施工依頼の時に注意すべきポイントを説明します。

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カーポートとは?

カーポート

まずはカーポートについて説明します。レンガでおしゃれにするためにはどこに使用すればよいのかを知っておくためです。

カーポートは駐車スペースに柱で固定した屋根が備え付けられたものです。車に雨が降り注ぐのを遮ることができるものですが、横風を遮る壁はありません。

壁がないため狭いスペースでも車の乗り降りがしやすいのが利点です。また荷物の積み下ろしも楽なので、スペースのない敷地内に駐車スペースを確保できます。

壁がなく屋根も軽量のポリカーボネート板であることから、レンガを使用するのは床面のみになるでしょう。

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カーポートの床材

カーポートの床材

カーポートの床材として使われる材料には、次のようなものがあります。

コンクリート

カーポートの床材としてもっとも多く使われているのが「土間コンクリート」です。

土間コンクリートのメリットは雑草が生えないこと、耐用年数が長いこととメンテナンスの手間がかからないことが挙げられます。

カーポートにレンガを使用する場合にも、これらの条件をクリアできるかどうかを検討する必要があるでしょう。水はけが良いのも土間コンクリートの利点です。

カーポートの床面に土間コンクリートを使うデメリットは施工費用です。その施工工程の多さが理由ですが、DIYで行うのは難しいでしょう。

レンガを使う場合の費用もどの程度かかるのかを把握しておきましょう。

また土間コンクリートはひび割れが生じることもデメリットとなります。レンガの場合にはひび割れが発生するのか、もし発生したら修繕は簡単に行えるのかを知っておきましょう。

タイル

無機質な土間コンクリートと比べると、デザイン面での満足感があります。色と質感にこだわることで、お気に入りのカーポートに仕上がります。

レンガをカーポートに活用する場合にも同様に、そのデザイン性を生かしたものにするとよいでしょう。

レンガにもさまざまな種類がありますし、並べ方にも工夫できます。その点でタイルによるカーポートの床は参考になるでしょう。

タイルは耐久性が高くメンテナンスの手間もほとんどかかりません。

ただし施工には材料費のほかに、下地としてコンクリートを使うため施工コストがかかります。タイルを使う場合にも、コスト面に注意が必要です。

砂利

カーポートの床面を砂利にするメリットは費用が安いことと施工の工期が短いことです。将来もしカーポートを撤去するにしても、簡単に撤去できます。

デメリットとして車を動かす時に石が飛ぶことがある点と、雑草が生えてくることが挙げられます。

カーポートをレンガ敷きにする場合にも、雑草対策はしっかりと行っておく必要がありそうです。

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カーポートでのレンガ使用の方法

レンガ

それではカーポートでレンガを使用するための施工方法を説明します。

カーポートでのレンガの選び方

カーポートでレンガを活用する場合には、床面に使用することになります。

使用するレンガは通常の赤レンガでもよいですし、より耐久性の高い「焼き過ぎレンガ」やデザインに趣きが生まれる「アンティークレンガ」でもよいでしょう。

数がある程度は必要になるので、まとめて購入できるところから調達します。

ホームセンターでも配送をしているので、カーポートの駐車場に敷き詰めるだけのレンガを調達することはできます。

レンガが割れた時の補修用も残しておきたいので、少し多めに入手しておきましょう。

まずはモルタルで下地を作る

カーポートの駐車場にレンガを敷く場合、まずは下地にモルタルを敷きます。

重い車が乗ってもレンガが沈み込むことがないように、下地をしっかり固定させる必要があるからです。すでに砂利などを敷いている場合には、撤去が必要です。

掘り下げた土の上に砕石を敷いて転圧する形でも下地は作れますが、砕石の上にモルタルを敷くことでより地盤が強固になります。

砕石は10センチほどの高さに、モルタルは3センチくらいの高さにするとよいでしょう。

そしてモルタルの上にレンガを敷き、レンガ同士もモルタルで接着させれば完了です。この下地処理がきちんと行われていなければ、レンガは車が乗った時に割れてしまいます。

カーポートをレンガでおしゃれにする方法

カーポート

カーポートでレンガをおしゃれに使う方法をご紹介します。

デザインに工夫する

カーポートの床面にレンガを敷く際には、デザインに工夫するとおしゃれになります。レンガの置き方には次のように、さまざまな方法があります。

場踏み貼り1列で半分ずつずらして並べる
90度あじろ貼り縦横になるように並べる
45度あじろ貼り45度の角度をつけて縦横に並べる
バスケット貼り2個のレンガを1組にして縦横に並べる

置き方のパターンによって、レンガはおしゃれなデザインにすることができます。

コンクリートと組み合わせる

カーポートの駐車スペースにコンクリートとレンガを使うと、おしゃれに演出できます。

タイヤが乗る部分にのみコンクリートを使い、ほかの部分にはレンガを敷くといった形になります。そしてメリハリの効いたツートンパターンのデザインなので、おしゃれになるでしょう。

レンガ同士を密着させずに目地を入れてもよいかもしれません。あるいはコンクリート部分と建物の間にレンガを埋めるというのもよいでしょう。

コンクリートの周りは砂利にすることが多いと思います。ここにレンガを使うと、単に隙間を埋めるだけでなくおしゃれにできます。

あるいは駐車スペースのコンクリートの隙間にレンガを置くという方法もあります。

カーポートでのレンガ施工依頼の注意点

雑草

カーポートでレンガを活用する際に施工依頼をする時に注意したいことをご紹介します。

レンガの購入について

カーポートの駐車場全面にレンガを使うとなれば、相当数が必要になります。さらに車の出入りをしているうちに破損するレンガがあれば、修繕もするようになるでしょう。

その時のために余分にレンガを購入しておくことも大事です。レンガであれば破損した部分だけ新しいものと交換できることでしょう。

その時に買い置きしておけたレンガが必要になります。同じようなデザインのレンガが見つかるとは限りません。

雑草対策を忘れずに

レンガを敷くと隙間に雑草が生えやすいのが難点です。コンクリートの駐車スペースの隙間にレンガを置く場合、その隙間から雑草が生えてきます。

そこでコンクリートとレンガの間にはしっかりとモルタルを入れてももらいましょう。

この手間を省くと雑草が生えてきます。気になるようなら業者に頼んで、雑草が生えにくいようにしておきましょう。

コンクリートとの併用はレンガが割れないように

コンクリートの駐車スペースにレンガを組み込むのもおしゃれですが、密着しすぎると暑い夏場はコンクリートの膨張によりレンガが割れてしまいます。

業者に頼んでコンクリートとレンガでおしゃれなカーポートを施工してもらう際には、膨張によるレンガの割れが生じないように注意してもらいましょう。

お問い合わせ

まとめ

カーポートは駐車スペースにレンガをうまく活用することで、おしゃれに演出できます。コンクリートと併用する方法もありますし、全面をレンガにして並べ方に工夫する方法もあります。

コンクリートと併用する場合には、夏場のコンクリートの膨張によりレンガが割れることがないように注意して施工してもらいましょう。

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