庭をコンクリートで綺麗に整地したい時の施工方法と費用をご紹介

抜いても抜いても生えてくる雑草や雨が降る度に出来てしまう水たまりなど、日々の暮らしの中でのお庭の悩みってありますよね。

せっかくのマイホームだから綺麗な状態を保ちたいと思っていても、いつどこから草が生えてくるかわからないし、自宅の敷地だけ雨が降らない様にするなんてことも出来ません。

それなら、お庭の方を改装してみるのはいかがでしょうか?そこで今回はお庭の整地についてご紹介して行きたいと思います!

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庭をコンクリートにするメリット・デメリット

まずは実際に庭をコンクリートで整地するとどのようなメリット・デメリットがあるのかを見ていきたいと思います。

メリット

  • 耐久性に優れている

コンクリートの特徴といえば何と言ってもその耐久性にあります。

施工の際に中に鉄筋(またはワイヤメッシュ)を入れるので耐久性は抜群です。

通勤や送り迎えの際に車が出入りしても傷みにくく、安心して長年使っていく事が出来ます。

また、薬品耐性も強いので庭で車をメンテナンスするといった場合でも気兼ねなく使う事が出来ます。

  • 手入れが楽

延々と生えてくる雑草の処理から解放されるというのも大きなメリットではないでしょうか?

せっかくの休日や空いた時間に庭の雑草を取るのはやはり煩わしいですし、かといって放置してしまうとせっかくの庭の景観が崩れてしまう…。

そういった日々の小さなストレスが無くなるというのはとても助かりますよね。

また、落ち葉が落ちてきたりしてもコンクリート舗装してあれば芝生や砂利の庭と違って簡単に掃いてまとめる事が出来ます。

車のタイヤ痕などで汚れてしまっても水洗い出来るので綺麗な見た目をキープ出来るのは嬉しいですね。

  • 雨が降っても大丈夫

大雨が降った時でも水たまりやぬかるみが生じる事がありません。

「泥跳ねでせっかく買った新築の壁が汚れてしまった」なんて事態も防ぐ事が出来ます。

施工時に排水計画や勾配をしっかりと確認する必要がありますが、コンクリート舗装された庭なら基本的には雨による影響は土の庭に比べて格段に減らす事が出来るのです。

  • モダンな雰囲気の庭が演出出来る

コンクリートで綺麗にデザインされた庭は現代的でスタイリッシュな印象を演出する事が出来ます。

アクセントとしてタイルを散りばめてみたり、色をつけてみたりとデザイン次第で様々なアレンジが可能です。

デメリット

  • 照り返しがきつい

コンクリートは日光を反射するので土や芝に比べると照り返しがきつくなります。

上からの陽射しと下からの照り返しで夏場は暑さが厳しく感じるかもしれません。

コンクリートは熱を溜め込む性質があるので長時間日光を受け続けたコンクリートはかなりの温度になってしまい、庭の温度が上がることで室内の温度まで上昇してしまう可能性もあります。

ですが、朝と夜に庭に打ち水をすることで温度の上昇を大きく和らげる事が出来ます。

そのため、庭に水道を設置しておくと良いと思います。

  • ガーデニングが出来なくなる

「雑草が生えなくなる」というメリットとリンクする部分があるのですが、土の部分をなくす事でガーデニングが出来なくなってしまいます。

家庭菜園やお花の生育を楽しみたい方はプランターやポッドなどを準備する必要があります。

  • 撤去費用がかかる

地面に配管が通っていて、その管にトラブルが起きた場合や「コンクリートで舗装してみたけどやっぱり土のほうが…」となってしまった時には撤去費用がかかります。

撤去するだけでなく、撤去した後の庭を新たに整地するために土を搬入したりしなくてはいけないのでその費用もかかってしまいます。

撤去費用は広さによって変わりますが、10万円~15万円程度の見積もりになってしまうと思います。

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庭をコンクリートにする費用

庭をコンクリートで舗装するメリットとデメリットを紹介してきましたが、舗装にかかる費用はいったいどのくらいなのでしょうか?

広さや施工の手法、コンクリート内部に入れる鉄筋等の種類、目地の有無、地域的な相場、各施工業者の相場など、工事費用を左右する要因が多く存在するので大まかな目安となってしまうのですが、1平米(㎡)あたり12,000円~15,000円程度である事が多いと思います。

しかし、あくまで目安でありコンクリート自体の相場も変動するので15,000円以上の平米単価になってしまう事もあります。

コンクリート舗装を行う為には

  1. 不要な土を取り除く
  2. 砕石で下地を形成する
  3. 強度を高めるために鉄筋・ワイヤメッシュ等を敷き並べる
  4. 端部を綺麗にするために止め枠を施工する
  5. コンクリートを打設する
  6. コテで表面を綺麗に押さえていく

といった工程が必要になり、職人さんやコンクリートミキサー車、ポンプ車などを手配することになります。

このような手間がかかっていることを知っておくと、ただ金額を見た時に比べて感じ方が変わってくるかもしれません。

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庭のコンクリート工事は自分(DIY)でやる?それとも業者に依頼?

庭のコンクリート舗装をDIYで施工するのはかなり大変だと思います。

理由としては

  • 舗装、舗装下地の厚み分の土を取り除くのが人力では大変
  • 除去した土の搬出先の確保が難しい
  • 下地として使う砕石及び補強用の鉄筋(またはワイヤメッシュ)の入手先と、搬入方法(運搬車など)をどうするか
  • コンクリートの確保はどうするか。手練りするのかプラントに頼むのか
  • コンクリートの排水路や勾配を考えて、その通りに施工する
  • 表面をコテで均すのが難しい

といった要素があげられます。

掘削や搬入は時間や人手をかければなんとかなるかもしれませんが、土の搬出と排水、表面仕上げはかなりハードルが高いのではないでしょうか。

まさかその辺に土を捨ててしまう訳にはいきませんし、「ちょうど土が欲しかった」というような友人や知人がタイミング良く現れる事を期待するのも難しいですよね。

また、排水を考えずに施工してしまうと水たまりが出来てしまったり、流れて欲しくない方向(隣家方向など)に水が流れてしまいトラブルの原因にもなりかねません。

コンクリートに関しては手練りで大量に作るのはかなり骨が折れると思います。

なので仮にDIYで施工する場合はプラントに相談して配送してもらうのが良いのでは無いかと思います。

仕上げに関しても表面をつるつるに綺麗に仕上げるのは技術と経験が必要です。

業者さんは「どこからコンクリートを打ち始めれば最後の仕上げがやりやすいか」「一回の工事で終わらせる為には何人必要か」など色々な事を考えながら人員を配置して施工しているので、DIYで施工する時は逆に「一回で全て終わらせよう」と思わない方が焦らずに施工出来るのでは無いかと思います。

コテの使い方などは前もって練習しておいた方が確実ですね!

コンクリートは打設時の扱いによって品質が大きく左右されますので、職人の経験があるなどよっぽど自信のある方以外は素直に業者さんに依頼した方が満足の行く仕上がりになるのではないかなと思います。

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庭の土間コンクリート施工まとめ

草取りや掃除など庭のメンテナンスから解放されるコンクリート舗装は、そのモダンでおしゃれな景観も含めてとても魅力的ですよね。

どういうデザインにしたらおしゃれになるのかを家族と一緒に考えるのも楽しそうです!

「照り返しが厳しい」「ガーデンニングが出来ない」などのデメリットはありますが、照り返しによる温度上昇対策には打ち水やグリーンカーテン、ガーデニングはプランターを活用するなど工夫次第で快適に過ごす事が出来ますので是非一度ご検討してみてはいかがでしょうか?