庭や駐車場を土間コンに!1平米の単価や1〜2台分の費用の目安、ドライテックも解説

駐車場で多いコンクリート舗装について

舗装の種類の一つに「土間コンクリート」があります。

駐車場を土間コンクリート施工している方、あるいはこれから土間コンクリート施工を検討している方も多いのではないでしょうか?

今回は土間コンクリート工事の費用や施工方法などを解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

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土間コンクリートとは?

そもそも土間コンクリートとはどのようなものなのでしょうか?

コンクリートと名がつくことから「コンクリート製の何か」ということはすぐに想像がつきますが、本来土間は「屋内で床板などを張らずに地盤面のままにしてある部分」を指して言います。

昔の玄関を思い浮かべると分かりやすいかもしれません。

その地盤面をコンクリートで平坦に仕上げたのが土間コンクリートで、「土間コン」と略されたり、「土間打ち」と言われたりすることもあります。

特に凹凸などもなく、白または薄いグレーに仕上がっているのがほとんどです(ハケなどで表面にザラザラした模様を入れる仕上げ方法などもあります)。

駐車場やガソリンスタンドなどは、この土間コンクリートで仕上げられていることが多いので、見れば「これのことか!」という方も多いと思います。

似た舗装でアスファルトもありますが、土間コンクリートとアスファルトの違いを挙げると「柔軟性」「耐久性」などがあります。


コンクリートとアスファルトの違いとは?

柔軟性:土間コンクリート<アスファルト

耐久性:土間コンクリート>アスファルト

このような違いです。

土間コンクリートは車の重量にも耐えられるほど固く、耐久性があるため補修の頻度も少なくて済みます。

また、真夏の直射日光による表面温度の上昇も、アスファルトと比べて大きく軽減されます。

その反面、柔軟性に欠けるというデメリットがあります。

目には見えにくいのですが、温度変化によって微妙に伸縮するため、ひび割れが発生してしまうことがあります。

伸縮によるひび割れなどを防ぐために、目地(めじ)と呼ばれる溝を作ったり、コンクリートの中間部分にワイヤーメッシュなどの鉄筋を挿入したりすることがほとんどです。

この目地は単に溝を作るだけでなく、その溝に砂利を敷く、芝などを植栽する、レンガを敷き詰めるなどアイデア次第でさまざまな活用方法があります。

このほか、土間コンクリートは固い素材が地面をしっかり覆ってくれるため、雑草対策という効果も期待できます。

外構工事をお得にする方法

「ガレージ施工は専門業者へ相見積りを取ろう」

外構工事は、お付き合いのある地元の業者やハウスメーカだけでなく、エクステリア専門の業者に複数の相見積を取ることがオススメです。

理由は
ハウスメーカによる中間マージンが発生しないので費用が抑えられる
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・優れた業者、相性の良い業者が見つかる

希望する施工部位(駐車場、フェンス、カーポート等)を得意とする業者に依頼できればコストも安くなり、施工品質も高いです。

外構リフォームの専門店に複数見積もりして、お得な費用、そして相性のよい業者を探すことが大切です。

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高強度のコンクリート「ドライテック」とは?

ところで、土間コンクリートについて調べている方は「ドライテック」を目にすることも多いのではないでしょうか?

ドライテックとは何かについても、少し触れておきます。

従来のコンクリートと比べて、衝撃吸収性、透水性、通気性、保水性、吸音性、表面強度、曲げ強度などあらゆる面で優れているのが、高強度のコンクリート「ドライテック」です。

内部は細かい穴が連続的に、しかも多数あいている「ポーラス構造」になっているため、このような優れた性質を実現したものです。

水を通すコンクリートとイメージすると分かりやすいかもしれません。

つまり、従来のコンクリートと違い、「水勾配」が必要なく、かつ、ワイヤーメッシュなども不要なパターンがほとんどです。

そのため、従来のコンクリートと比べるとドライテック自体の材料費は高くついても、トータルで同程度に収まるケースも少なくないようです。


土間コン1平米の単価や1〜2台分の駐車場の費用目安

土間コンクリート1平米の単価

駐車場を土間コンクリート舗装する場合の費用はどれくらいになるのでしょうか。

駐車場の広さや施工方法、残土処理、ワイヤーメッシュや鉄筋の種類、目地の有無などの条件や、地域的な相場、施工業者の設定価格などによって変わってきます。

そのため目安となってしまいますが、ざっと見積もると1平米(㎡)あたりの単価は8,600円~11,400円程度となります。

坪にすると約3.3倍となりますので、坪単価28,380円~37,620円程度となります。ここに、重機や目地の費用などが加わってきます。

ただ、あくまで目安ですので、少し多めに見積もるなら平米(㎡)あたりの単価は10,000円~18,000円前後、坪あたりの単価は33,000円~59,400円程度を見ておくと良いかもしれません。

駐車場1〜2台分の費用の目安

1〜2台分など、自宅の駐車場を土間コンクリートにする場合、費用はどれくらいを見積もっておけば良いのでしょうか?

車1台分の駐車場の面積は、おおよそ15〜17平米(㎡)とされています。

仮に17平米とし、これを先ほどの単価に当てはめていくと、単純計算でこうなります。

146,200円〜193,800円程度、少し余裕を持って見積もると170,000円〜306,000円程度となります。

同様に、2台分の駐車場を施行する場合、292,400円〜387,600円程度、少し余裕をみて340,000円〜612,000円程度を見ておくと良いでしょう。

ただ、施工面積が狭い場合は単価が高くなる傾向にあります。そのため、ここでご紹介した価格よりも高くなる可能性があると考えておきましょう。

さらに、上記のほか諸費用や、付帯工事があればその費用なども加わりますので、より正確な金額を知りたい場合は、見積もりを依頼することになります。

土間コンはどうしても時間や費用がかかりがち

施工業者ごとに異なりますが、土間コンクリートは温度変化による伸縮を想定して継ぎ目などを作らなければならなかったり、施工後、固まるまでに数日必要になったりなど、完了までにアスファルトよりも時間がかかることが一般的です。

そのため、施工面積が狭い場合は、ある程度単価が高くなってしまっても仕方がないのです。

ただし上記の費用よりも大幅に高いという場合は、相見積もりを取るなどして慎重に判断した方が良いかもしれません。

なお、土間コンクリート舗装工事には次のような作業がありますので、内訳を知っておくことも大切です。

土間コンクリート舗装工事の内訳

  •  すきとり(余分な土を取り除く):400円~900円/平米
  •  残土処分(すきとりした土の処分):800円~1,800円/平米
  •  砕石:300円~400円/平米
  •  コンクリート舗装:7,000円~9,000円/平米

コンクリート舗装に含まれるもの

  •  ワイヤーメッシュなどの鉄筋費用
  •  コンクリート打設費用
  •  コンクリート仕上げ費用
  •  型枠処分費用
  •  重機費用 など

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駐車場を土間打ちして仕上げるまでの流れ

一般的な土間コンクリートは、下から地面・砕石・コンクリートという3層構造になっています。次のような流れで施工します。

1すきとり

まずは土間コンクリート舗装した駐車場にするためにすきとりを行います。

砕石を敷いたりコンクリートを打設したりする厚さ分の土を取り除く作業で、多くの場合、ユンボなど重機を用いて行われます。

2残土処分

すきとりした土をダンプなどに積み込んで処分します。

3基礎砕石

残土をダンプに積み込み施工準備が整ったら、次は砕石を敷いていきます。

土間コンクリートを施工する際の標準的な砕石の厚みは10cmとなりますので、覚えておくと良いでしょう。

砕石を敷き終えたらいったん転圧して固めます。

4型枠

3転圧が済んだら土間コンクリートを打設する部分の周囲を板で囲います。

この板は抜き板と呼ばれるものです。

5鉄筋

抜き板を設置したら、次は温度変化に伴う伸縮によってひび割れなどが起こらないようにするためにワイヤーメッシュや溶接金網などと呼ばれる網状に組まれた鉄筋を敷設していきます。

なお、表面に雨水などが溜まってしまわないように2~3%程度の水勾配(傾斜)をつけることがほとんどです。

6コンクリート打設

ここまで完了したらいよいよコンクリートを流し込む作業に入ります。

土間コンクリートを施工する際の標準的なコンクリートの厚みは、砕石と同じく10cm程度になります。

 7コンクリート表面均し

流し込んだコンクリートを、職人さんがコテで平らに均していく作業です。

この作業が仕上がりを大きく左右しますので、職人さんも神経を研ぎ澄ませて行います。

1回~2回均しただけではコテの跡が残ってしまったり、見た目がキレイでなかったりすることが多いのですが、見た目以上に重労働になるため、2回でやめてしまう施工業者も少なくないようです。

このコンクリート表面を均す作業を業界では「コテ押さえ」とも言います。

このコテ押さえが表面の出来栄えを左右する重要な作業となります。

せっかくの土間コンクリートに凹凸があったり雨水が溜まってしまったりするようでは残念ですよね。

均せば均すほど、というのは少し大げさですが、できれば4回5回、最低でも3回は均して(押さえて)もらうようにお願いしておくことをおすすめします。

8仕上げ

凹凸なくツルツルに仕上げる方法を「金鏝(かなごて)仕上げ」、ザラザラに仕上げる方法を「刷毛引き(はけびき)仕上げ」と言います。

9型枠外し~養生

生コンはアスファルトと違い、打設後も数日待たなければなりません。

一般的にはコンクリートを均して仕上げてから2日後くらいに型枠を外し、さらに駐車場として車が乗り入れられるようになるまで1週間程度養生したままにします。

庭に土間コンはあり?価格やメリット・デメリット

ここまで、主に駐車場を土間コンクリートにする際の、単価や費用の目安を解説してきましたが、中には庭に土間コンクリートを打ちたい!という方もいると思います。

駐車場よりは施行面積が広くなりますから、価格も気になるところですよね。

庭に土間コンクリートを打つ場合の適正価格は?

結論から言えば、庭でも駐車場でも、「土間打ち」には変わりがありませんので、価格が大幅に変わってしまうということはありません。

つまり、先ほどお伝えした単価を、そのまま庭の面積に当てはめて算出すれば「おおよその価格」は見積もることができます。

1平米(㎡)あたりの単価は8,600円~11,400円、多めにみて10,000円~18,000円前後ですから、35平米の庭にコンクリートを打設する場合、301,000円〜399,000円、少し余裕を持って350,000円〜630,000円程度を考えておきましょう。

ただ、やはり個別のケースで変わってきますので、より正確な金額は見積もりを出してもらうことになります。

庭を土間コンクリートにするメリット・デメリット

庭に土間コンクリートを打設すると、それまでとは全体のイメージが一変します。

冷たい、無機質な感じになるかもしれませんが、土間コンクリートの上に好きな植物を並べたりすれば、家の雰囲気にマッチした庭が完成します。

ちょっとしたバーベキューやミニキャンプなどもできますし、遊び場にもなります。

それに、雑草が伸びるのを防いでくれる効果もあるので、雑草対策にもなりますね。

一方、デメリットと言えるのは、夏場に直射日光が当たると照り返しでかなり暑く(熱く?)感じるかもしれません。

また、見せ方によっては季節の移り変わりを感じられなくなり、殺風景に映ってしまう可能性もあります。

もし「やっぱり以前の庭に戻したい!」と思ったときは、撤去費用もかかりますので、施行前にじっくりイメージを固めておくことが大切です。

土間コンクリートは半永久です

今回は土間コンクリートの基礎知識と、工事費用の相場、施工方法などについて解説してきました。

費用はアスファルト舗装に比べると若干高いものの、耐久性にすぐれるため補修の頻度が少なくて済み、雑草対策にもなり、夏場の温度上昇も抑えられるため駐車場として人気がある舗装でもあります。

ただ、仕上げが完了してからも数日間は使用できないなど、立派な駐車場として活用できるようになるまでには意外と時間がかかるということが分かります。

もし駐車場を土間コンクリート舗装したいと考えている方は、こうした時間も踏まえて近隣駐車場を確保しておくことをおすすめします。

同じように、庭を土間コンクリート舗装したいと考えている方は、打設後、どのような庭にしていきたいのか、本当に土間コンで良いのかなどをじっくり検討しましょう。

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