駐車場に必要な車止め。設置が簡単な置くだけのタイプってあるの?

車止めを設置して、車を傷つけたり安全に駐車できるようにしたいけど、置くだけで簡単に設置できるものはないものかとお探しの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

置くだけで車止めを設置できれば、余計なお金もかからないし、すぐに使うこともできますよね。

車止めのタイプには、置くだけのもあり、条件や使用方法など注意する必要がありますが、設置して使用することができます。

今回は、置くだけで設置が可能な車止めについてご紹介していきます。車止めの設置にお悩みの方は、参考にして下さい。

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車止めを置くだけで得られるメリット

車止めを選んだり設置方法を考えていると、疲れてしまって先送りにしてしまうということがあります。

そういった場合、車止めが無くても駐車場は使えるという考えが浮かんでいるのではないでしょうか。

車止めにはメリットがあり、駐車場を快適に使えるようにしてくれます。車止めを設置することで得られるメリットをまずは確認していきましょう。

駐車位置が分かりやすい

車止めを設置することで、駐車をするときに壁や車、フェンスや植栽など、後方にあるものに接触してしまうといった事故を防ぐことができます。

また、バックモニター付きの車の場合には、車止めが目安になり、最適な場所に停めることが可能です。

運転に自信があり、毎日安全に同じ位置に入庫できればいいですが、家族も運転する、来客時に車を駐車場に停めてもらうという場合は、車止めがあれば事故に繋がることもありません。

それから、駐車位置が壁に近すぎると排ガスによって汚れが蓄積されていきます。車止めを適切な場所に設置することで、壁との距離を保って駐車することができます。

デザイン性を高める

車止めは、平坦な駐車場に立体感を持たせることができます。

また、シンプルなコンクリートブロックのイメージがある車止めですが、デザイン性が高く個性的なものが販売されています。

住宅や庭に合わせた車止めを設置することで、フラットな印象を持つ駐車場に、彩りを加えることも可能です。

車止めを設置する位置

駐車場に車止めを設置するために、一般的な設置位置に関して見ていきましょう。

車種によっても車のサイズが違うため、設置前に車のサイズを確認しておくことをおすすめします。

サイズ

車止めは横幅60cm高さ10cmほどのサイズが多く販売されています。

一般的には車止めを2個置くことが一般的ですが、駐車スペースによっては1個だけ設置をする場合もあります。

車止めによっても、異なるサイズのものがあるため、車のサイズや駐車場の幅などをあらかじめ確認してから購入するようにしましょう。

車止めの間隔

設置する間隔は、軽自動車や普通自動車など車種によって、車止め同士の標準的な間隔が異なります。

軽自動車専用であれば、車止めと車止めの間隔を60cmとり、普通車であれば70cmの間隔で設置するようにします。

車止めが横幅60cmの場合、軽自動車は180cm、普通自動車は190cmの幅が必要になります。

一般的な60cm幅をもつ車止めの他にも、長いサイズの車止めも販売されているので、駐車スペースのサイズによって微調整するようにしましょう。

後方との距離

壁や庭、車などがある場合、後方から車止めまで軽自動車は30cmから50cm、普通自動車は100cmから120cmの距離を取るのが一般的です。

駐車場で荷物の積み込みや積み下ろしを後方のドアからしたい場合には、さらにスペースが必要になる場合があるので、必要な寸法を割り出すようにしましょう。

また、車種によってもボディ寸法が異なるので、一般的な距離寸法を目安にしつつ、後方までの距離を確認することをおすすめします。

そして、車止めの位置を確定したら、それをメモしてとっておくと安心です。車の買い替えや来客時の入庫など、寸法を確認することで、安全に使うことができます。

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車止めを駐車場に設置する方法

車止めを設置するにはおもに3つの方法があります。置くだけの方法や接着する方法、アンカーで固定する方法、車止めを設置する方法のそれぞれの特徴を確認していきましょう。

置くだけの車止め

比重が重い御影石を使い、重みを利用して置くだけで設置するタイプの車止めです。車止めを設置するためには、購入した置くだけタイプの車止めを適切な場所に設置するだけです。

置くだけですが、タイヤが車止めの片側だけに当たらないように、まっすぐ配置する必要があります。

車止めの位置を決める際に、駐車スペースと車の寸法を測り、赤鉛筆やチョークなどで印をつけてから配置するようにしましょう。

また、車止めを置くだけですから、ずれる可能性もあります。もとの位置に印をつけておき、ずれていたらこまめに配置を修正する必要があります。

両面テープや接着剤で車止めを固定する

両面テープや専用ボンドを使用して、車止めを駐車場に固定する方法です。車止めを固定する方法としては、置くだけの方法の次に簡単に設置できます。

強力な両面テープや専用ボンドで車止めを固定するため、ずれる可能性も低くなり配置を修正したりなど、日々の手間を省くことができます。

また、車止めをアンカーで固定しないので、駐車スペースに穴をあける必要がなく設置する際の手間がかかりません。

車止めの種類によっては、最初から両面テープが付属したものがあり、届いたその日に簡単に設置することも可能です。

専用ボンドを使用して車止めを固定する際は、中央部分に集めに塗布することがポイントです。

両面テープや専用ボンドで固定した車止めを移動する場合には、接着した部分が残る場合があります。削り取ることもできるので、ある程度きれいにすることができます。

車止めをアンカーと接着剤で固定する

車止めを固定する一番確かな方法は、専用ボンドとアンカーを使った固定方法です。

大型の車の場合、置くだけの車止めや接着して固定した車止めでは、ずれてしまう可能性があります。

壁などに車をぶつけたりしないように、安全面を考えるのであれば、確実にずれないこの方法がおすすめです。

車止めをアンカーで固定する方法は、DIYでも可能ですが、工具がない場合やDIYに自信のない方は、外構およびエクステリア業者に依頼するようにしましょう。

そして、車の買い替えなどで、車止めを移動する必要がある場合、接着剤の除去や穴埋め処理などをする必要があります。

穴が空いたままでいいという方や汚れや凹凸が気にならない場合は別として、大変手間のかかる作業が必要になります。

車止めを移動する可能性がある場合、最初の設置から業者に依頼することで、次回設置する際に業者選びの時間を省くことができるため、そういったことも検討しておきましょう。

車止めをアンカーと専用ボンドで固定する方法です。

  1.  適切な位置を決め、印を付けておく
  2.  専用ボンドを用意する
  3.  車止めを設置する部分を掃除する
  4.  専用ボンドを車止めに塗布する(アンカー付近は避けるようにしましょう)
  5.  さらに専用ボンドを車止め中央部に厚みを持たせて塗布する
  6.  車止めを設置位置に押し付けながらセットする
  7.  車止めを押さえつけながらドリルでアンカーの穴あけをする
  8.  アンカー付きボルトを挿入して叩き込んでいく
  9.  車止めのボトルを締め込んでいく
  10.  反射レンズがある場合は、はめ込んで完了です

車止めを置くだけにしたい理由

駐車場にある車止めのほとんどは、専用ボンドやアンカーで固定されています。車止めをアンカーで固定するには、駐車場に穴をあけなければいけません。

車の買い替えをいずれするという場合には、車止めの位置を変える必要もでてきます。

その際に、もともと車止めを設置した場所には、跡が残ってしまいきれいにするにも手間がかかってしまいますよね。

置くだけの車止めであれば、移動も簡単で穴や接着跡などの処理をしないでも良いという利点があります。

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置くだけの車止めブロックの種類

置くだけで設置ができる車止めがやっぱり気になるという方に、いくつか商品をご紹介します。

天然の御影石を使った車止めで、2本一組で販売されています。重さ15キロのスクエアデザインをしたシンプルな形状の商品です。

置くだけで車止めの役割をしますが、片側だけでなく両輪が同時に当たるように注意する必要があります。

スクエアな形状をしているので、ずれないよう2個ずつ車止め設置してもいいでしょう。

  • サイズ:54×10×10cm
  • 重量:26kg
  • 素材:白御影石

高級御影石を使用して、薪のようなデザインを施したナチュラルな印象をもつ車止めです。

2本一組で販売されており、ラウンドした形状や横部分に施した木目のラインなど、特徴的な商品です。

上部がラウンドしているので、タイヤが当たってもずれにくい形状をしています。

  • サイズ:45×15×10cm
  • 重量:15kg
  • 素材:御影石

車止め専門店りょう石|白くまカーストッパー

白くまが寝そべっているデザインをした車止めで、2本一組の商品です。

他にも犬や猫、うさぎやアザラシなどのデザインがあり、駐車スペースにアクセントを与えてくれます。

専属の立体イラストレーターまつもとひかるデザインの動物シリーズの車止めです。

  • サイズ:45×15×10cm
  • 重量:15kg
  • 素材:御影石
  • 価格:38,800円

置くだけの車止めを設置する際の注意点

置くだけの車止めにはずれなど、注意しなければいけないポイントがあります。それらもふまえた上で、車止めを選んでいきましょう。

駐車場に傾斜がある

車止めを置くだけで設置する場合、傾斜のある駐車スペースでは、ずれが起きやすい可能性があります。

車止めにゆっくりと当ててるつもりでもずれてしまうことがある場合、専用ボンドを使って固定することも考えましょう。

壁など後方にあるものに車が接触してしまう前に、対処しておくことが必要です。

設置場所の凹凸に注意

車止めを置くだけで駐車スペースに設置する場合、設置場所に凹凸が無いか確認しましょう。車止めの下に凹凸がある場合、力がかかると破損してしまう可能性があります。

凹凸があるという場合には、地面を修正するか、専用ボンドで固定するなど対策をしておきましょう。

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置くだけで設置できる車止めのまとめ

ここまで、置くだけで設置できる車止めについて見てきましたが、いかがでしたでしょうか。

置くだけの車止めには、簡単に設置ができるなどのメリットもありますが、ずれやすいなどのデメリットもあります。

車止めは最初に設置するときの簡単さはありますが、日々こまめに確認しなければいけないという手間がかかります。

その手間が気になる、安全面が気になるという方は、しっかりと固定する車止めを選んだほうが良いでしょう。

また、施工が難しいという場合には、外構およびエクステリア業者に相談することをおすすめします。今回の内容をもとに車止めを設置して、大切な愛車を安全に駐車できるスペースにしましょう。