【駐車場を作る】土地に合わせたレイアウトの作り方

駐車場のレイアウトはこう作る

駐車場を作るにあたり、どのスペースに何台駐車可能にするか。

また駐車の仕方、位置はどうするかを考えなくてはなりません。

駐車場前の道路幅によっては、駐車時出庫時に何回かハンドルを切り返しを行うことも出てきます。

車への積み込みや乗り降りや駐車・出庫時に利用しやすい駐車場レイアウトを周辺環境も含めて考えていきましょう。

自分で寸法を測って決める

住宅用の駐車場を作る場合、敷地の大きさと駐車台数から駐車位置や方向を求めていきます。

または駐車位置や方向から駐車可能台数を求めることもあります。

駐車台数を優先するか、駐車方法を優先するかで変わってきます。

駐車場ますの大きさは国土交通省が駐車場7設計・施工指標で規定しています。

この数値以上が駐車1台のスペースと考えて設計していきます。

また縦列駐車の場合は、他の並列駐車や直角駐車などに比べ車のふり幅が大きいためこの規定以上のスペースが必要になってきます。

車の乗り降りや後ろドアからの荷物の積み降ろしなどを考慮すると普通乗用車の場合は長さは5.5~6.0m、幅は2.5~3.0mが最適なサイズとなります。

また、車の出し入れがしやすいか、駐車時に衝突等の恐れがないかのシミュレーションを行う場合は、チョロQや車サイズの消しゴムを利用しながら検証していきます。

フリーソフトを使う

敷地が大きい駐車場や変形地、敷地の中に植物や建物など駐車場として利用できないスペースがある、駐車台数が多いため敷地の中にも道路が必要になる場合など複雑になってくる場合には駐車場作図のソフトを利用することが多いです。

ソフトを利用することで、駐車場として利用したい敷地に対して自動的に一括で駐車配置を行えます。

また選択したラインのみ対応した駐車場を作ることも可能です。

ただ単純に配置されているのではなく、「標準駐車場条例」や「道路構造令」など作図論理に基づき、事前に登録した駐車場寸法に沿って配置作成します。

車止めの配置選択も可能、一般駐車場から車いす用の駐車場へ変更するなど個別編集も可能になります。

さらに、路上標示や敷地状況(使用面積、可能台数)も表示してくれるとても便利なソフトです。

また、車両走行軌跡などシミュレーションも可能であるため、安全性も兼ね備えた駐車場を作ることができます。

実際に敷地を図り作成するよりも設計時間は圧倒的に短縮されます。

これらの要素が揃ったソフトは¥100,000以上必要となってきます。

数回利用したい場合や、比較的簡易な駐車場をレイアウトする際に利用したい場合はExcelの罫線を利用して図面を作成することができます。

しっかりとした図面を作る場合は「JWCAD」を利用して作図することがおすすめです。

JWCADとは2次元CADになります。立体的には閲覧することはできないですが、9種類の線を利用して図面を作成していきます。

よく建物の平面図や立面図を作成されるときに利用されています。

JWCADは出力したものを別のCAD(駐車場設計ソフト等)が読み込めるため、軌跡シミュレーションを検証することも可能になります。

また、修正する手間等を考え途中から駐車場設計ソフトを使用している会社へ依頼したり、施工会社へ依頼する場合においても図面を1から作成することがなくなるため、打ち合わせもスムーズであり、作業時間も費用も抑えることができる利点があります。

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車の軌道を考慮したレイアウトにする

車で右左折する場合にはタイヤの内輪差を意識して運転しないといけないと免許を取得する際に学びます。

狭い道などを曲がる際に気を抜いていると、縁石やブロックにタイヤやホイール、ボディーを擦りつく場合があります。

そもそも内輪差とは、曲がる内側(例えば、左に曲がるのであれば左側のタイヤ)の前輪が描く軌道と後輪の軌道の差があることをいいます。

駐車スペースにおいても同様です。前面道路の幅に応じて前面を振り出して駐車していきます。

前面道路の幅は公共道路であるため広くすることはできません。

駐車しやすいスペースを作るためには、自分の敷地をどうレイアウトするかにかかっています。

毎日利用する駐車場であるため、じっくりと検討していきましょう。

車の動き方

先ほど述べた曲がる際に起こるタイヤの内輪差、外輪差に応じて駐車スペースに駐車する際、駐車場に接している道路は車の種類によって幅が規定されています。(これより狭い場合もあります)

下の表は国土交通省が平成6年に改正した駐車場設計・施工指標についてにおいて車室(=駐車場)に面した車路の幅員をまとめたものです。

国土交通省 駐車場設計・施工指標について 改正 平成6年9月28日建設省道企発第63号より

駐車時に回転しながら、バックしながら駐車する際の道路幅は左の数値、しない場合は右の数値よくとなります。

回転やバックを行う場合であってもやむを得ない場合は右側の数値を規定とすることになります。

大通り沿いの道路は車幅が広いですが、少し入った住宅街の車幅は6m程になります。

団地などの場合は更に狭く5mのところもあります。その場合には、車前面の振り幅や前に出す位置をよく考えなくては何度も切り返しを行うことになってしまいます。

駐車スペースの間口がとても広い(車幅以上に開口部を広くしているなど)場合は、タイヤがまっすぐバックしたら駐車できる体制になる位置が十分採れるため駐車しやすいです。

しかし、駐車スペースをギリギリの幅で設計した場合や、隣接するブロックやカーポートやシャッターなどの柱が建っている場合には前面道路において駐車できる体制を作らなくてはならないため運転技術が必要になってきます。

駐車場入口を広くする=コンクリートの面積が広くなる=無機質な感じが寂しい印象と考えやめる人もいると思います。

しかし、アプローチ兼用として乗り入れ部分をレンガや乱形タイルや枕木など素材や色合いを変えることで建物や全体とのバランスをとることができるのでおすすめします。
駐車場スペース前面がコンクリートの場合は柱やブロックなどに接触しないよう注意して行えばいいのですが、問題は駐車スペースの一部が芝や植栽の場合です。

実際筆者の自宅駐車場は、予算を抑えタイヤが乗るところ以外芝生であります。

駐車の軌道が少しでもずれていると(例えば大きく曲がりながら駐車したり、前に止まっている車を避けて駐車する場合などいつもとは異なる環境で駐車する場合)タイヤが芝の上を乗りこするため芝がはがれて土になってしまいました。

駐車場をどのような素材で作るかも大切になる要素になってきます。

バック駐車時の余白を考慮

前向きで駐車すること場合、停車位置や左右前後の間隔を自分の目で直接確認しながら駐車できるため比較的駐車しやすいです。

しかし前向き駐車をした場合発生することは、出にくいことです。両サイドが車や建物で死角になっている場合は対向車や歩行者の状況を直接目で確認できないことから交通事故につながるリスクが高いです。

基本的には駐車はバックで行うことがほとんどではないでしょうか。

バックで駐車する際、前面道路の幅や周りの環境の状況(例えば大通り道路沿いに駐車する場合など急いで駐車しなくてはいけない場合や1発で駐車しないといけない場合など)によっては駐車スペースに入ってから大きくハンドルを切り微調整や大きく方向を変えたりすることもでてきます。

ブロック塀やフェンスと車との間のスペースや人の乗り降りを考えながら最適な位置で停車するには何度も繰り返し駐車をすることで慣れてくるでしょう。

しかし、駐車場は固定の者が使用するとは限りません。

来客者や新たに免許を取得した子供など様々な人が利用します。

どのような方が利用しても、駐車しやすいためには余白を広くとることは大切になるでしょう。

1台に対して余裕のある場合は3m。最低でも2.5mは必要です。並列して駐車スペースを作る場合は1台あたり幅2.5mでも余裕を感じると思います。

しかし1台単体の場合は少し窮屈に思う人もでてくるでしょう。

駐車する車の台数によっても幅は利用しやすい幅の範囲は変わってきます。

また、全長の長さは取れるのであれば大きいほうがいいです。

勢いをつけて駐車した場合や誤ってアクセルを踏んでしまった場合、余白が多ければ衝突する前に停車することもできる場合もあります。

余裕を持つことで格段に利用しやすくなります。

駐車場レイアウトのまとめ

敷地や建物との関係から駐車場を作っていきます。

駐車の仕方や停車方向などは限られていますがこれをどのように組み合わせてレイアウトの形は1件1件異なります。

駐車スペースのサイズは利用状況によって異なってきますが、実際に駐車しやすいか乗り降りしやすいかを確認する場合は公共施設や商業施設の駐車場を利用すると検討することができます。

市役所などの公共施設の駐車場の間口は普通乗用車の規定サイズ最小値の2.5mです。

また商業施設でよくあるU字型のラインの駐車場はライン外側で間口3mです。

この駐車場サイズプラス自宅の場合は片側にブロック塀やフェンスやガードレールなどあることを想定しながら、左右大きくぶれずに駐車できるか、スムーズに駐車できるかを検討しサイズを検討していきましょう。

大切なことは作ろうとしている駐車場周辺の状況をイメージして考えることです。

更にカーポートやシャッター等を施工と考えている場合はあらかじめ余裕を取った駐車場スペースを作るがおすすめです。

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