車庫の出入口は開放状態だけど、やはりシャッターを取り付けた方がいいのではと悩んでいる方はいませんか。
シャッターを取り付けると、防犯性が向上するなどのメリットがあります。
車庫にシャッターの設置を検討している方に、シャッターの価格と設置方法について解説をします。
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////車庫にシャッターを取り付けるメリット
まず車庫にシャッターを取り付けた場合、どのようなメリットがあるのかみていきましょう。
防犯性が高くなる
シャッターを閉めて施錠することで、車の盗難やいたずらを防ぐことができます。
また車で外出する際も、外部の人に留守だと悟られることがありません。
車体の汚れを防ぐ
開放型の車庫の場合、不用意に動物が侵入してきて車を汚すことがあります。
また黄砂の多い時期や台風シーズンは、砂や泥で車体が汚されることがあります。
車を使用しないときは、シャッターを閉めておくことで、これらの汚れを防ぐことができます。
見栄えがよくなる
車庫を設けると、合わせて交換用タイヤや工具類を車庫内に置くことがあります。
これらが外部から見えると、整備工場のようなイメージがして見栄えもよくありません。
シャッターを設置することで、外部の目を遮断することができます。
また最近はデザイン性の高いシャッターも販売されており、シャッターを閉めることで高級感を醸し出すことができます。
////車庫にシャッターをつけるデメリット
それでは反対に車庫にシャッターをつけることで生じるデメリットはないのでしょうか。
シャッターに挟まれてしまうことがある
不用意にシャッターを閉めてしまうと、小さな子どもやペットを挟み込む危険があります。
また手動の場合だと、自分自身の手を挟み込むこともあります。
シャッターの開閉音がうるさい
機種にもよりますが、防音対策の無いシャッターだと、開閉時の音がうるさくて早朝や深夜に近所迷惑になることがあります。
手動だと出し入れが面倒
手動のシャッターの場合、車の出し入れの際にいったん車から降りて開閉する必要があります。
特に雨や雪の日の出し入れは大変です。
////開閉方式によるシャッターの分類
シャッターは、開閉方式によっていくつかタイプに分類できます。
どのようなタイプがあるのでしょうか。
開閉方法は電動か手動
車庫用シャッターの開閉は、電動によるものと手動によるものに分類されます。
電動の場合はリモコンで開閉できるため、雨の日の車の出し入れもスムーズに行うことができます。
また電動式は手動式に比べて開閉音があまり気になりません。
オーバースライダー式
オーバースライダー式は、シャッターを巻き上げることなく天井に収納するタイプのシャッターです。
開閉スピードが速く、騒音もほとんどありません。
ただし、シャッターを収納する関係で、天井に照明器具を取り付けることができません。
そのため壁に照明器具を取り付けるので、車庫の有効幅員が狭くなります。
巻き上げ式
シャッター上部のシャッターボックスにシャッターを巻き上げて収納します。
天井が使えるために、車庫内が有効に利用できます。
半面、シャッターの開閉スピードは遅く、開閉の騒音が気になることがあります。
形状によるシャッターの分類
シャッターは、形状による分類があります。
スラットシャッター
スラットと呼ばれる横に長い板状の部品で構成されたシャッターです。
主に巻き上げ式シャッターに用いられ、最もポピュラーなシャッター形状です。
グリルシャッター
パイプで構成されたシャッターで、格子状になっているために、閉鎖状態でも、通気、換気、採光が確保できます。
上部開放シャッター
スラットシャッターの上部約4分の1が開放型のグリルシャッターになっているため、プライバシーも守れるうえに、通気、換気、採光が確保できます。
透明パネルシャッター
アルミ枠に透明パネルを挟み込んだシャッターで、デザイン的にも優れ、閉鎖時も採光を取り入れることができます。
材料によるシャッターの分類
シャッターは主要材料による分類があります。
スチール製(カラー鋼板)
スチール製は最もポピュラーなシャッターです。
価格も安いのですが、10~15年で腐食してきます。
アルミ製
重量も軽く腐食しにくいのがメリットですが、スチール製に比べて価格が高くなります。
ステンレス製
腐食することもなくメンテナンスもほとんど必要ありません。
高級感のある見栄えがしますが、価格が高くなります。
木製
建物のデザインに合わせることもでき、景観的に優れています。
腐食しやすいことから、定期的なメンテナンスが必要です。
車庫用シャッターの価格相場は
車庫用シャッターを取り付けるとすれば、費用はどれくらいするのでしょうか。
シャッターは製品のグレードによって、同じサイズの製品であっても百万円前後の価格差が生じます。
すべてを網羅するとタイプによる価格差がみえてこなくなるので、ここでは最も大衆的な価格を基本にみていきましょう。
1台用シャッター価格(工事費込み)
- 手動式軽量シャッター……20万円~30万円
- 電動式軽量シャッター……40万円~50万円
- オーバースライダータイプ(電動式)……50万円~70万円
2台用シャッター価格(工事費込み)
- 手動式軽量シャッター……40万円~60万円
- 電動式軽量シャッター……80万円~120万円
- オーバースライダータイプ(電動式)……90万円~150万円
シャッターはDIYで取り付けられるか
シャッターは重量のある製品です。
巻き上げ式の場合は、シャッター上部にシャッターボックスを取り付ける工事が、相当困難です。
またそもそもの問題として、後付けのシャッターの場合、既存の開口部との取り合いをどうするのかという問題があります。
つまり、シャッター工事だけで完結しない可能性があるのです。
やはり長期間使うものですから、車庫用シャッターの取り付けは、専門家に任せた方が無難だといえます。
車庫用シャッターにあるトラブル
車庫用シャッターを取り付けたあと、どのような点に気を付けて使用したらいいでしょうか。
車庫用シャッターで発生するトラブルを通してみていきましょう。
シャッターが開閉できない
シャッターが開閉しなくなるトラブルは、長年使用した手動式巻き上げ式シャッターで、起こりやすい現象です。
まず原因として考えられるのは、まずシャッターの表面のサビです。
カラー鋼板の塗装が剥がれ、そこから雨水が入ってサビが発生します。
またシャッターが歪んだために開閉できないこともあります。
近所の子どもの投げたボールが当たり歪んでしまうことがあるのです。
さらには、シャッターの両サイドにあるガイドレールにごみが詰まって開閉できなくなることがあります。
これらのトラブルを防ぐためには、日ごろのメンテナンスが欠かせません。
塗装の剥がれを発見したら、すぐに同色のペイントでタッチアップの応急処置をするだけで、サビの発生はずいぶんと押さえられます。
電動用のリモコンを紛失する
シャッターの開閉に便利のよい電動シャッターですが、肝心のリモコンを失くしては開閉ができなくなってきます。
販売店に確認をすれば、新しいリモコンを取り寄せてもらえますが、同じ型番のものが既に製造中止になっていれば、対応できるリモコンが存在しないこともあります。
停電でシャッターが動かない
停電で電動シャッターが動かなくなった場合はどうすればいいのでしょうか。
これは想定できるトラブルなので、解決方法はあります。
シャッターボックスの天板に手動・電動切り替えスイッチがあるので、このスイッチを引いて手動に切り替えると開閉できるようになるのです。
実は、リモコンを失くしたときも同様の方法で、緊急対応ができます。
まとめ
ここまで車庫用ガレージの価格と取り付け方について説明をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
車庫用シャッターは、製品のグレードによって大きく価格の差がでてきます。
カタログなどを参考に、自分の感覚にあった製品を選びましょう。
ただしカタログの価格表は、製品代のみで工事費が含まれりていないことがあるので注意が必要です。
日ごろDIYで腕を磨いている方も、さすがに車庫用シャッターは難敵のようです。
ここは潔く専門家に設置を任せて快適なカーライフを過ごしましょう。
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