敷地にアクセントを与えてくれるインターロッキングブロックですが、いざ舗装をしようと思ってもおすすめ製品がわからずに、迷ってしまっているかもいるのではないでしょうか。
インターロッキングブロックを製造するメーカーは数多くあり、製品もデザインからカラー、機能性を持ったものなどさまざまにあります。
家の外構は雰囲気や耐久性など、現在だけでなく将来的にも見て慎重に考えることが必要です。
今回は、インターロッキングブロックのメーカーからおすすめ商品などを紹介します。
メーカーの特徴やブロックの機能性など、しっかりと把握することで将来的にも納得できる製品を選んでいきましょう。
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////インターロッキングブロックのメーカー
舗装方法のひとつであるインターロッキングは、コンクリートを素材としたブロックです。
インターロッキングブロックを製造するメーカーを見ていきましょう。
メーカー
それぞれの企業理念を持っている、インターロッキングブロックのメーカーを挙げていきます。
地球環境との共生を掲げているエスビックは、人と環境に優しい製品や安全で安心できる製品作りをしているメーカーで、創業昭和27年の歴史あるメーカーです。
インターロッキングブロックの製品ラインナップは、緑化ブロックや視覚障害者誘導用ブロックを含め、14種類と豊富にあります。
天然石を洗い出したソルベは、遮熱性や透水性など機能を持ったタイプもあり、自然で高級感があるデザイン性だけでなく機能面でも優れています。
また、表面の凹凸や色調などが風合いを持つパエリアは、天然石のような見た目でよりナチュラルで高級感を持っています。
快適な住環境をつくりをするユニソンは、持続可能な社会や美しい景観、環境と調和の取れた生活空間を作ることを目標にしているエクステリアメーカーです。
インターロッキングブロックの製品は、西日本地区で20種類がラインナップされています。
天然石の意匠をもつバレリアは、欧風の石畳のような印象にすることができるインターロッキングブロックです。
石英岩のようなリアルな天然石の風合いがあるティーナは、乱形張りをするタイプで石張りの本格的な雰囲気を出すことができるモデルです。
エコロジーやリサイクル、それにユニバーサルデザインをキーワードにするイワタは、機能面だけでなく和みや寛ぎがある快適な環境を大切にしているメーカーです。
インターロッキングブロックの製品ラインナップは、視覚障害者誘導ブロックを含めて21種類あります。
ヒートアイランド対策に主軸をおいている製品がアークスルー25で、遮熱機能や夜間の熱放出を低減したインターロッキングブロックです。
曲線のスリットが入った漣(さざなみ)は、経年変化による色あせなどに強く耐久性を持ったモデルです。
未来の地球に何ができるかを考えているマツオコーポレーションは、ヒートアイランド化の緩和やリサイクル製品の開発によって都市環境の問題に取り組むメーカーです。
インターロッキングブロックの製品ラインナップは、緑化タイプなどを含め15種類があります。
赤外線を反射することで路面温度の上昇を抑えるすずしなりまんねんや、内部に水分を保って蒸発する際に地熱を下げるたもちまっせなどのユニークなネーミングを持つインターロッキングブロックがあります。
グッドデザイン賞で受賞した製品やエコマーク認定商品のラインナップをもつマチダコーポレーションは、商品企画やデザイン、研究開発や環境対策などに注力しているメーカーです。
インターロッキングブロックの製品は、19種類のラインナップがあります。
砂岩の独特な雰囲気を出しているアルテアは、天然石のような風合いが美しいインターロッキングブロックです。
自然石を乱形張りしたものを再現したナティアは、さまざまな目地材を使うことで多様なパターンを作ることができます。
美しく豊かな環境つくりをする日本工業(nikko)は、土木や景観部門、そしてエクステリア部門をもつメーカーです。
インターロッキングブロックの製品ラインナップは、15種類あります。
6種類のバリエーションから選べるホーミィ アクアウォークは、透水性で水たまりができずに雨水を地中に還元することができます。
緑化ブロックのグラセーヌは、芝生を間に使用することで緑化率を高められるインターロッキングブロックです。
心を込めたお客様との繋がりという信念をもち、人や環境に優しい製品つくりや社会に愛される製品つくりを目指しているメーカーです。
インターロッキングブロックの製品は、9種類のラインナップがあります。
砕石で表面を加工した意匠を持ち滑りにくい特徴をもつグラニューと、落ち着きのある色味が特徴のアイファイブなどがあります。
平成24年からインターロッキングブロックを扱っているトクヤマ通称は、アートブロックというブランドで製品を展開しています。
インターロッキングブロックの製品ラインナップは15種類あり、ホームページでパターン画像を作れるなどイメージしやすいサービスがあります。
表面に反射効果の高い骨材を使用しているテルミコは、蓄熱を抑えヒートアイランド現象を緩和することができます。
振動の低減効果のあるサンシャドウは、スリットが入っているため歩行時の安全性も高めている製品です。
ILB会員のメーカー
インターロッキングブロックのILBを製造販売するメーカーで構成されるILB会は、開発研究や新技術、ノウハウなどを提供する目的で設立されました。
ILB会員のメーカーは同じ商品を異なる地域で製造販売しています。
コンクリート製品を中心に製造販売をしていて、環境や福祉など安全で安心な製品と人に寄り添った街つくりをサポートするメーカーです。
インターロッキングブロックの製品ラインナップは、39種類と多く機能やデザインも豊富にあります。
天然石を磨いてその風合いを活かしたグランパムストーンは、顔料を使用していないので長期間使用しても色落ちがなく、美しいままの舗装を保ちます。
繊細で柔らかい雰囲気を持っているのがシルキーストーンで、パステルカラーが印象的な透水性の高い特徴を持つインターロッキングブロックです。
シンプルなブロックだからこそあらゆるものが作れると考える久保田セメント工業は、新しいものやおもしろいものを生み出し日々の生活を豊かにしたいという想いを持ったメーカーです。
インターロッキングブロックの製品は、12種類のラインナップがあり、近畿のみでの販売になっています。
味わいがある石畳風のストーンパークは、ピンコロ舗装を手軽にできるインターロッキングブロックです。
天然石の質感や風合いを表すことを実現したピアジェブラストは、和洋問わずに合わせられさまざまなシーンに使用することができます。
技術や品質に力を入れている日本コンクリートは、未来を見据えた製品の開発や改良、リサイクル原料の活用などを取り入れるメーカーです。
インターロッキングブロックの製品ラインナップは、リサイクル材を使用したものなど7種類があります。
ストレートタイプや今ではあまりない波型タイプなどの種類があるスタンダードの他にも、緑化ブロックやリサイクル材を使用することでCO2削減効果があるモデルまで、機能面でも高いタイプのインターロッキングブロックがあります。
自然と調和する明日の街つくりを考える北海道スプリットン工業は、北海道でインターロッキングブロックを製造しているメーカーです。
インターロッキングブロックの製品は18種類あり、さまざまな機能をもったものを製造しています。
目地部と同じ幅の疑似目地を取り入れたアートスルーは、車椅子でブロックの上を通った時の不快な振動を抑え、さらに排水性も高いという機能を持っています。
高い透水性をもつグランロポスは、表面の天然石を研削することで、高い透水性をもちながら滑りにくいという特徴を持たせています。
中国や四国、九州に製品を供給しているサンヨー宇部は、故郷の街つくりのために貢献していくという考えをもつメーカーです。
インターロッキングブロックの製品は、16種類のラインナップがあります。
アースカラーのバリエーションが豊富なグランパムは、透水性が高く水を地中に浸透させることで周囲の植栽に対してもいい環境を与えることができます。
2色のグラデーションを施したアンティックは、独特な色の表現ができ、2色以上の組み合わせでさらに個性的な表情を持つ舗装にすることができます。
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////おすすめのインターロッキングブロック
敷地のどこに設置するかで選ぶべきインターロッキングブロックは変わってきます。
ここではおすすめのインターロッキングブロックを紹介していきます。
ロシェ・ナチュラル|エスビック株式会社
天然石の色調や風合いを再現したエスビックのインターロッキングブロックです。
敷き詰めると石畳のようになり、よりビンテージ感が欲しい場合は、ロシェ・ビンテージを選ぶことで古びた風合いを足すことができます。
カラーは10種類、サイズは9サイズから選べます。
侘 wabi|株式会社イワタ
繊細な風合いで伝統的な景観を作り出す天然石を、洗い出しや研磨で表現したインターロッキングブロックです。
透水性の機能を持っているので、雨水を浸透させてそのまま地下へと送ります。
洗い出しは12種類、研磨は10種類のカラーバリエーション、サイズは3サイズから選ぶことができます。
ユニバーサルFG|ILB会
淡い色とショットブラスト加工で柔らかな印象をもったインターロッキングブロックです。透水性なので水たまりもできずに、自然な排水で環境に配慮しています。
また、車椅子の振動を40%カットすることを実現しています。カラーは6種類から、サイズは8サイズから選ぶことができます。
グリーンビズ G-tt|アートブロック
多孔構造を持つセラミックスを骨材に使用して、非常に優れた保水機能を実現したインターロッキングブロックです。保水をすることで蒸発時に路面温度の上昇を防ぎます。
また、凍結に強くブロック内部の水が凍結して膨張した際もブロックの割れを抑えてくれます。11種類のサイズから選ぶことが可能です。
コブレックス|株式会社マツオコーポレーション
丸みを帯びた形状で、舗装に柔らかな印象を持たせることができるインターロッキングブロックです。
天然石の質感に近づけた表面加工で、施工時や補修時に扱いやすい面もあります。
ナチュラルなカラーで濃淡の組み合わせで、さまざまな表情を作ることが可能です。カラーは12種類から選べます。
波型ブロックについて
インターロッキングブロックが導入された時には、ほとんどのブロックが波型の形状を持っていました。
波型の形状が噛み合うことによって、ズレがないため機能的ですが。時代と共に波型ブロックの製造が少なくなってきました。
現在ではストレートタイプが90%を占め、波型タイプを製造するメーカーはわずかになっています。
これから施工するために波型ブロックにしたいという場合や、波型ブロックの舗装を修繕するために、どこで製造されているのかわからないという状況もあります。
ここでは長方形の波型ブロックを扱うメーカーを挙げていきます。
ユニノーマル
- マツオーポレーション
- 太陽エコブロックス
- トクヤマ通商
- よねざわ工業
トップ・N型
- 太平洋プレコン工業
- 福島シービー
- 国策ブロック
- 日本コンクリート
- サンヨー宇部
- 香川中央コンクリートブロック協業組合
ボンコ
- 揖斐川工業
- 福岡ILB
- 石黒産業
- 香川中央コンクリートブロック協業組合
大阪市型
- マツオコーポレーション
- 太陽エコブロックス
インターロッキングのまとめ
ここまでインターロッキングブロックのメーカーやおすすめ製品を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
さまざまな意匠や形状があり、機能も多くあるインターロッキングブロックは、メーカーによっても理念やラインナップなどが違うので、選ぶポイントにすることもできます。
見た目もよく日常的に快適に使える敷地にするために、インターロッキングブロックが敷地にあるイメージをしてみることもおすすめします。
素敵な外観を持つ敷地にンターロッキングブロックを敷いて日常的に快適な空間を作ってみてはいかがでしょうか。
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