乱形石を使った舗装やデザインをお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自然さがありつつ、同じものは無いというオリジナリティを出してくれる乱形石は、とても魅力的な素材ですよね。
外構に乱形石を取り入れることによって、家が持つ雰囲気にあわせたり、アクセントをつけたりと、敷地にプラスアルファの印象を与えてくれます。
ただ、乱形石を選びたくてもどういったところに使っていいのか悩んでしまいますよね。
今回は乱形石の活用法について詳しく解説していきます。乱形石を取り入れたおしゃれな外構にするための参考にしてください。
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////乱形石について
乱形石は天然の石材を割った素材で、大小さまざまな大きさがあり、形状もそれぞれです。
バラバラの形状の乱形石を隙間なく並べていき、舗装をしていくことを乱石貼りといい、デザイン性も高く同じものは2つとないオリジナリティのある施工をすることができます。
というのも、乱形石は天然の石材を割ったもので、形状や色合いが全く同じというものがなく、職人の手によってそれらを割ったり敷き詰めていくため、全く同じものを作ることが困難であるからです。
色や種類
乱形石にたくさんの種類がありますが、色味については大きく3つの系統に分けられます。
イエローやライトブラウン、ホワイト、ブラックの3つの系統ですが、それぞれ濃淡や種類によっての色味もあるので、乱形石でどのようなイメージにしたいかなどで選ぶようにしましょう。
イエローやライトブラウン系の乱形石はガーデニングを多く取り入れた庭などに合わせたり、ホワイト系やブラック系はモダンな印象であったり、欧風な庭に合わせたりします。
また、乱形石は敷地のポイントにできるくらい印象的な外構にすることができるため、家の外観に合わせるなど敷地全体のイメージを頭に入れながら色味については選ぶといいでしょう。
乱形石の活用法
乱形石の基本的なことについて知ったところで、実際にどのように活用されているのかについて紹介していきます。
自然な表情をもつ乱形石は、形状を自由に変えることができるため、様々な場所に活用することができます。
自宅の敷地に乱形石を敷いたときにどういう印象にすることができるのか、イメージしながら見ていきましょう。
アプローチ
乱形石をアプローチの舗装として採用することで、歩きやすくおしゃれでデザイン性の高い印象を持たせることができます。
アプローチに乱形石を使用する場合には、直線的にすることも、カーブさせて柔らかで広い印象を出す方法などがあります。
レンガやピンコロなどで縁をとったり、芝生や砂利を使って他の素材とのアレンジで雰囲気を出すことも可能です。
アプローチは普段家族が使う道でもありますが、お客さんを出迎える場所でもあるので、家の印象に合った素敵な空間にしたいですよね。
玄関ポーチや階段
玄関ポーチやその階段に乱形石を敷くことも可能です。
アプローチにも乱形石を使用することで、玄関までの一体感を出すこともでき、コンクリートのアプローチから階段や玄関ポーチに乱形石を使って、マンションやホテルなどのエントランスのような雰囲気にすることもできます。
玄関ポーチや階段は家の中に続いていく場所なので、外観や玄関の仕様などをふまえて、乱形石の色を決めたほうがいいでしょう。
スロープ
スロープにももちろん乱形石を敷くことができます。コンクリートでの舗装も機能的ですが、敷地全体のデザインを考えたときには、スロープの見た目についても検討することをおすすめします。
乱形石を使用した舗装であれば、明るさ、モダン、落ち着きなどの雰囲気をその空間に取り入れることができ、機能性とデザイン性というものを玄関周りに作ることができます。
さらにスロープ周りに植栽を配置することで、高低差ができてボリューム感のあるおしゃれなガーデニングも楽しめます。
テラス
庭にテラスを作りたい、リフォームしたいという場合には、乱形石を敷くプランも検討してみましょう。天然石である乱形石は、芝生など他の素材との相性もいい特徴があります。
整然と並んでいるタイルもきれいですが、ランダムな形状や豊富な色がある乱形石を使うことで、遊び心のあるデザインにすることができます。
イエローやライトブラウン系やホワイト系の乱形石をテラスに使用することで、ナチュラルさやモダンさを演出できるでしょう。
また、リラックスできる場所にもなり、お庭のアクセントとしておすすめです。
駐車スペース
乱形石を駐車スペースに使用することで、車が出ているときにもおしゃれな空間を維持することが可能になります。
コンクリートと乱形石の併用や、レンガや芝生、その他の植栽などを使ってアレンジしてもいいでしょう。
駐車スペースが家の前面にある場合、アプローチもしくは駐車スペースに乱形石の舗装をすることで、スペースを区切ることができるためメリハリをつけられます。
また車2台分や3台分の駐車スペースがある場合も、乱形石の舗装で目印をつけることで来客時の駐車もスムーズに行うことができるでしょう。
お庭
乱形石をお庭のアクセントや通路として使用する方法もあります。
前者の場合は芝生や砂利などを敷き詰めたお庭の中にひと区画、乱形石を敷くことで雰囲気を引き締める効果をもたらす方法です。
凹凸のあるお庭にフラットでありながらもランダムな形状の乱形石があることでバランスもよく、よく馴染むアクセントとして効果的です。
後者の通路としての乱形石の舗装は、ガーデニングを楽しんだり世話をするためや庭でのリラックスタイムに最適です。
お庭に安定した通路があることで、作業効率があがり、さらにゆったりと過ごすときには通路があることでメリハリをつけることも可能です。
乱形石は天然の石材なので、ナチュラルな雰囲気を壊すことなく、景観になじませることができます。
水栓の水受け
乱形石は水栓の水受けに使うこともできます。
デザイン性のある水栓にしたい、他の外構と合わせたいという時には乱形石の水受けを検討してみましょう。
水栓は意外に見落としがちではありますが、おしゃれにすることでお庭の全体を引き締めるほど効果のある外構です。
アクセントがありつつも主張しすぎない乱形石の水受けはおすすめです。
門柱
乱形石をアプローチに敷く場合は、門柱に乱形石を貼ることで立体的な一体感を作り出すこともできます。
アプローチに敷いた乱形石と同じ配色のものを門柱の下の部分や横に配置することで、動きのあるデザインを実現することが可能です。植栽や照明を組み合わせても面白いでしょう。
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////乱形石はワンポイントで使うことも
乱形石をふんだんに使うこともできますが、ワンポイントとして使用することでデザイン性を高めつつ、比較的安価に施工することもできます。
コンクリートとの併用や植栽、その他の素材とのアレンジなど、これまで例を出してきましたが、バランスを取りつつ乱形石を取り入れることで、デザイン的にも費用的にも納得できる形にすることもできるでしょう。
チャームとしての使用
乱形石は舗装としてだけでなく、コンクリート舗装のチャームとしても使うことができます。
土間コンクリートの舗装のワンポイントとして、乱形石でクローバーやハート、また好きな動物などを敷地の外構に乱形石でデザインすることもできます。
施工する職人の技量によるところもありますが、気になるようでしたらまず問い合わせをしてみましょう。
まとめ
ここまで乱形石の活用法について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
乱形石には自然な形状のほかにも様々な色があるので、迷ってしまうかもしれませんが、きっと敷地に合うお気に入りの素材が見つかるはずです。
デザイン性のある外構を実現できる乱形石ですが、どうしても決められないという場合にはプロである外構業者に相談することをおすすめします。
経験があるからこそできるアドバイスは、理想のデザインを実現するためにも大切なポイントとなるでしょう。
今回の内容からイメージできた景観を具体的な形にして、おしゃれで快適なマイホームにしていきましょう。
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