【外構素材】黒レンガとは?人気で希少な外構素材でオシャレな庭造りを

【外構素材】黒レンガとは?人気で希少な外構素材でオシャレな庭造りを

レンガにはさまざまな色がありますが、シックな雰囲気で人気の高いものが"黒レンガ"です。

黒レンガはネット通販でも手軽に入手できるので、おしゃれな庭造りに役立てる方法をご紹介します。

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黒レンガとは?

黒レンガ

レンガには実にさまざまな色がありますが、その中に黒レンガがあります。その名のとおり、黒い色のレンガですが、その特徴を説明します。

黒レンガの見た目の特徴と性能

黒レンガは名前のとおり、黒い色をしています。そのため、通常のオレンジや赤のレンガと異なり、引き締まった感じを受けます。

実際に黒レンガは通常の赤レンガと違い、強度が高いものがあります。そのため、人が歩くアプローチや駐車場に使用するのに適していると言えるでしょう。

黒レンガの製造工程

黒レンガは特別に決まった製法があるわけではありません。たとえば海外から輸入される黒レンガには、染料で色付けをされたものがあります。

生産そのものは通常の赤レンガと同じように、赤い焼成粘土を成形して焼きますが、その粘土に黒色粘土酸化物やセラミック顔料が加えられます。色合いは加える顔料の割合によってグレーに近い色合いから木炭に近い黒までさまざまです。

ほかに国産の黒レンガには、通常の赤レンガを二度焼きすることで黒くしているものがあります。こちらは単に色が黒いだけではなく、強度が増しているという特徴を持ち合わせています。

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黒レンガはどこで手に入る?

通常の赤レンガなどはホームセンターで購入できますが、黒レンガはどのホームセンターでも扱っているわけではありません。そこで通常は、ネット通販などで手に入れることになるでしょう。

黒レンガは国産品と海外製とがあるので、扱うお店も違います。

国産品の黒レンガは、レンガを生産販売している専門店のホームページで購入できます。一方で海外製の黒レンガは、海外の外構素材を扱うショップで扱っています。

あるいはアンティークレンガのひとつとして黒レンガが販売されるケースもあります。この場合には外構のアンティーク素材を扱うショップを探してみるとよいでしょう。

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黒レンガを活用した庭造りの方法

一軒家

それでは黒レンガを活用した庭造りについて説明します。

黒レンガを生かした庭造りのポイント

黒レンガの大きな特徴は、そのデザイン性にあります。耐久性や耐火性といった性能面に関しては、通常の赤レンガとさほど変わりません。

そこで黒レンガを活用するシーンとしては、デザイン性を重視する外構工事が考えられます。

特に庭造りの場合、施主の好みが色濃く反映されることになります。そこで黒レンガを活用して、デザイン性の高い庭にするとよいでしょう。

黒レンガを花壇に使う

まず庭造りで黒レンガを活用する場所として、花壇が挙げられます。

花壇はレンガを使えば、誰でも簡単に作ることができます。必要な作業としては、モルタルを使ってレンガを積み重ねるだけです。

このレンガの積み重ねで黒レンガをうまく取り入れることで、デザイン性の高い花壇に仕上げることができます。単に黒レンガ一色で統一するよりも、赤レンガと交互に重ねるなどの変化を与えることで、おしゃれなデザインに仕上がります。

また赤レンガの代わりに薄いグレーなどのレンガを使うと、モダンな雰囲気になります。グレー色のレンガも黒レンガと同様に、海外製のものをネット通販などで入手できます。

黒レンガの積み重ねにはモルタルが必要です。積み重ねる前にまず、レンガを水に浸しておきましょう。

直接レンガにモルタルを乗せると、モルタルの水分をレンガが吸い取ってしまうため、うまく接着しないからです。

レンガを置く土台には溝を掘り、砕石を敷いて押し固めておきます。その上に水をまき、モルタルを乗せてからレンガを置いていきます。ここで黒レンガを赤レンガなどと交互に置くようにします。最初にデザイン案をスケッチしておくと、完成形がイメージしやすいと思います。

一列目のレンガを置いたら目地(レンガとレンガの隙間)にもモルタルを詰めておきましょう。続いてレンガの上にモルタルを乗せて、二段目のレンガを置いていきます。

これを繰り返すことで、花壇が完成します。

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黒レンガを小道に使う

庭の中の遊歩道とも呼ぶべき、小道も黒レンガでさらにおしゃれになります。

レンガでの小道の敷き方にはいろんなパターンがありますが、そこに黒レンガを加えることで引き締まった雰囲気になるでしょう。

庭に作る小道でレンガを敷く方法は割と簡単です。まず道を作る部分の土を掘り下げて、砕石を敷きます。その上に砂を敷いたらレンガを並べるだけです。

小道を造るレンガの並べ方ですが、いくつかのパターンがあります。

まずオーソドックスな"ランニングボンド"。すべてのレンガを横向きに揃えて並べますが、列は半分ずつずれる形にします。ここで黒レンガを1列空けて配置することで、綺麗な幾何学的デザインに仕上げることができます。

あるいは縦と横の組み合わせで並べる"ヘリボーン"も、おしゃれな並べ方として人気があります。このヘリボーンで黒レンガを使う場合には、縦と横の組み合わせからなる同じパターンを作って配置すると綺麗にまとまります。

しかしデザインパターンは、その人なりの感性で自由に作ってよいと思います。規則性がなくても、あるいは綺麗に揃っていても、自分が良いと思えるパターンを考えるのは楽しいものです。

ガーデンテラスで黒レンガを使う

レンガで造るガーデンテラスもおしゃれです。作業は下地に砕石やモルタルを使うので、割と大掛かりなものとなります。DIYもできないことはありませんが、慣れていない方は外構業者に頼むとよいでしょう。

作業内容としては、まずテラスを造る場所の土を掘って取り去り、型枠を設置します。この型枠はそのまま地中に埋めるので、防腐処理をしておきます。

次に土を掘った場所に砕石を入れて転圧し固めます。続いて外周部分にレンガを並べてモルタルで固定し、内部にもモルタルを入れたらレンガを並べていきます。

この外周部分と床部分に黒レンガをどのように配置するのか、事前にスケッチしておくとよいでしょう。

このガーデンテラスに黒レンガを使うと、スタイリッシュな雰囲気にすることもできます。ほかにどのような色のレンガを使うのか、黒レンガをどのように配置するのかによって、デザイン性がかなり変わると思います。

たとえばグレーのような白っぽいレンガと黒レンガを組み合わせれば、モノトーン調のスタイリッシュなデザインに仕上がります。あるいは黒レンガのみを使うというのもよいかもしれません。

赤レンガのような明るい色合いのレンガで造る場合には、黒レンガをアクセントカラーとして使うのもおすすめです。

まとめ

黒レンガはシックな雰囲気を醸し出す役割があります。単一なカラーに加えることで、アクセントカラーとしての役割やモダンな雰囲気の演出に使えます。庭の外構では花壇や小道、テラスで活用できるので、そのデザインを楽しんではいかがでしょうか。

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