和風テイストで人気の外構「竹の囲い」!その魅力をご紹介します

和風テイストで人気の外構「竹の囲い」!その魅力をご紹介します

和風テイストで人気の外構といえば、「竹の囲い」があります。庭に設置するだけで和の雰囲気を醸し出してくれるから不思議です。

今回はこの竹の囲いの良さ、魅力についてご紹介します。その種類とメンテナンスの方法なども説明します。

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「竹の囲い」とはどんなもの?

竹の囲い

「竹の囲い」は外構のひとつですが、家の外周を囲うフェンスのようなものです。「竹垣」あるいは「竹フェンス」とも呼びます。

竹の囲いは竹で編んだ垣根になります。背が高く目隠しとして利用する場合と、背が低いか隙間を開けて風通りを良くする場合とがあります。

使用する竹には次のような種類があります。

  • 天然竹
  • 人工竹

それぞれにメリットとデメリットが違うので、竹の囲いを作る際には比較しておくとよいでしょう。ちなみに竹の囲いのおよそ8割は人工竹によるものと言われます。

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竹の囲いの種類

竹の囲い

竹の囲いにはいくつかの種類があります。

透かし垣

竹と竹をつけずに隙間を開けている竹の囲いです。仕切りとしての機能を持ち、風通しが良いのが特徴です。

目隠しとしての機能はありませんが、費用を安く抑えることができます。「四つ目垣」と呼ばれる手法が一般的で、格子状に竹を編んで作ります。高さはおおむね、60~120cmほどです。

フェンスとしてこの透かし垣による竹の囲いを使えば、庭のガーデニングをディスプレイとして見せることができます。

竹の囲いのそばでお気に入りの草花を育てれば、外から見て楽しめます。さらに目隠しにもなりますし、日光も十分に当たります。

遮蔽垣

目隠しを目的に隙間なく竹を編んだ形の囲いです。竹の編み方にはいろいろと種類がありますが、一般的には「建仁寺垣(けんにんじがき)」というものが多く見られます。

これは四つ割竹と呼ばれる縦に割った竹を隙間なく並べて、竹の皮を表に向けているのが特徴です。

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竹の囲いの材質とそれぞれのメリットとデメリット

メリット・デメリット

竹の囲いの材質には2種類がありますが、どれを選べばよいのかを考えるためにそれぞれのメリットとデメリットを把握しておきましょう。

天然竹のメリット

天然竹で作った竹の囲いは自然の色合いと手触りが感じられるメリットがあります。さらに経年による色合いの変化も趣きがあり、その風合いを楽しむことができます。

天然竹のデメリット

天然竹は自然のものなので、経年により劣化するのがデメリットと言えます。

少しでも劣化を遅らせるためにはメンテナンスが必要です。防腐剤や防蟻剤を塗るといった手間とコストがかかる点に注意が必要です。

人工竹のメリット

人工竹は人工素材で竹に似せて作られたものです。本物に近い質感の樹脂を使っているのが特徴で、天然竹よりも価格は高くなります。

そのかわりに耐久性が高いので、経年劣化しにくくメンテナンスの手間もかからないのがメリットです。

人工竹のデメリット

人工竹のデメリットは天然竹よりも価格が高いことです。天然竹の場合、四つ目垣で1坪あたり3万円ほどから遮蔽垣で8万円ほどになりますが、人工竹はさらに高くなります。

また色合いが統一されているのは綺麗であるという点でメリットである反面、風合いが乏しいという点ではデメリットと言えるでしょう。

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竹の囲いの良さとは?

魅力と書かれたピンクのハート

それでは竹の囲いの良さをご紹介しましょう。外構として検討している方は参考にしてください。

簡単に和風テイストを演出できる

家の雰囲気を和風にしたい場合、外構費用が結構かかります。塀やアプローチ、庭の造形など全体の雰囲気をうまくまとめる必要があるからです。

しかし竹の囲いがあれば、ワンポイントで和風テイストを醸し出せます。敷地全体を囲うことなく、庭の一部に設置するだけで雰囲気が出ます。

隣の家とのコミュニケーションが取りやすい

日本では昔から「垣根越し」といった隣家とのコミュニケーションの取り方がありました。

隣との敷地の境目はしっかりと確保しつつも、竹の囲いには隙間があるため、そこからコミュニケーションを取ることができたのです。

フェンスなどで完全に隣と敷地を区切りたくないという場合に、竹の囲いは役に立ちます。その結果、隣家とも良い関係を維持することができるでしょう。

さまざまなバリエーションが楽しめる

竹の囲いといっても種類が多く、設置する場所に応じて異なる種類を取り入れればバリエーションを楽しむことができます。

たとえば敷地を透かし垣で囲い、庭の一部に遮蔽垣を設置すれば、全体として庭のガーデニングを見せながらもプライベートを確保できます。

また透かし垣とガーデニングを組み合わせることでも、目隠し効果を生み出せます。このようにどんな竹の囲いの種類を取り入れるかによって、いろんな外構デザインを楽しめます。

竹の囲いは虫が発生しにくい

自然の風合いを楽しめるフェンスとしては「生垣」がありますが、こちらは虫が大量に発生することがあります。それに対して竹の囲いであれば、虫が発生することはあまりありません。

また生垣のように剪定をする手間もないので、メンテナンスはそれほどこまめにせずに済みます。手間がかからずに自然の風合いを楽しめるのも、竹の囲いの良さと言えるでしょう。

また自然のものを使うという意味でも、竹の囲いは高級感がある点も魅力と言えます。

助成金がもらえる自治体がある

自治体によっては、竹の囲いを設置することで助成金がもらえるケースがあります。

これは倒壊の危険がある高さのブロック塀などを撤去し、そのあとに竹の囲いを設置するような場合に適用されます。

費用を安く抑えることができるのも、竹の囲いの魅力と言えるでしょう。

竹の囲いの注意点

注意

続いて竹の囲いを設置するうえでの注意点を説明します。

天然竹は定期的に交換が必要

天然竹はメンテナンスをしていても経年劣化するので、定期的に交換が必要です。目安は10年程度をみておけばよいでしょう。

天然竹は紫外線と水分により劣化するので、長持ちさせるためにはこれらを避ける必要があります。竹の囲いをなるべく日が当たらない場所に設置すれば、寿命は長くなります。

竹の囲いの洗い方

竹の囲いはそのままにしておくと、良い感じに風合いが出てきます。しかし汚れを残しておかないと長持ちしないので、綺麗に洗うことも必要です。

竹の囲いを洗う際には、まず全体に水をかけて時間をおきます。しだいに汚れがはっきりと目立つようになり、さらにその汚れが落ちやすくなります。

ある程度の時間をおいたら、たわしやブラシでこすれば汚れは簡単に落ちます。

洗い終わったらもう一度水をかけて付着した汚れを流しておきましょう。あとはそのまま乾燥させれば終了です。

洗い終わったら保護のための塗料を塗っておけば長持ちします。

お問い合わせ

まとめ

竹の囲いはフェンスとして、あるいは庭の目隠しとして設置するだけで和の雰囲気を感じる便利な外構です。

メンテナンスもそれほど手間がかかりませんし、天然竹であれば経年の風合いも楽しめます。

これから検討する人は、その素材や編み方などから好みのものを選ぶとよいでしょう。

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