外構業者にフェンス設置の依頼をしたい!費用や工期は?

外構業者にフェンス設置の依頼をしたい!費用や工期は?

家を新築したあとに、外構工事を行うという人は少なくないでしょう。

そして外構工事は住宅の施工会社に紹介してもらうのではなく、自分で外構業者を選びたいという方もいると思います。

そこで今回は、その外構工事としてフェンス設置を依頼する際に必要な費用や工期について詳しくご紹介します。

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フェンス設置の工期は工程表で確認する

フェンス設置の工期は工程表で確認する

外構工事を依頼すると、外構業者から工程表をもらいます。工程表には工事のスケジュールが記されています。

工事が始まる日と終わる日、そしてその間の各作業のスケジュールが一覧でわかるようになっています。

どの作業がどの期間に行われるのかが、詳しく記されているので必ずチェックしておきたいものです。

スケジュールがわかれば、近隣や隣家へ挨拶をしに行った際に予定を伝えることができるでしょう。隣家の人も事前に工事の予定がわかれば安心します。

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フェンス設置の工期は3日から5日ほど

フェンス設置の工期は3日から5日ほど

フェンス設置とひと口に言ってもいろんな形がありますが、工期はだいたい3日から5日とみておけばよいでしょう。工事内容としては、以下のようなものがあります。

基礎工事

まずはフェンスを設置する基礎工事を行います。フェンスの素材や形状、高さに応じて基礎の大きさも変わります。

風通しがあまり良くない、つまり目隠しの度合いが高いフェンスほど、基礎を強固なものとします。

ここは構造計算をしたうえで必要な基礎を備え付けますが、一般的にはフェンス専用のコンクリート製品を使うことになるでしょう。

もともと敷地の境界線にブロック塀があれば、それをそのまま基礎として使うこともあります。その場合には、「コア抜き」と呼ばれる穴あけ工事が必要です。

カット工事

購入したフェンスを設計どおりのサイズにカットする作業です。費用は2メートルほどで5万円くらいになります。フェンスの高さは基礎とフェンス本体を合わせたサイズになります。

しかし基礎はフェンスに合わせて高さが変わるので、購入したフェンスをそのまま取り付けることができない場合があります。

そこでフェンスをカットして、設計どおりの高さになるよう調節します。

支柱と本体の取り付け作業

フェンスのカットが終われば、いよいよ取り付け作業です。まずはコンクリート製の基礎の穴に支柱を立ててモルタルを詰めて固定します。

モルタルが乾燥したら、フェンスを支柱に固定して作業は完了です。

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フェンス設置の費用

フェンス設置の費用

フェンス設置の費用は使用する素材と設置範囲によって異なりますが、目安としては40万円から60万円といったところでしょうか。詳しくその内容を説明します。

外構フェンスの素材について

外構フェンスの素材は大きく分けるとスチール、アルミ、木材があります。スチールはいわゆる鉄です。メッシュ状になっているので、目隠しとしての機能はあまりありません。

ただし強度が高く価格も安価な点で人気があります。また切り詰め加工もしやすいので費用もかからずリーズナブルと言えるでしょう。

そのかわり、スチールは錆やすいのでメンテナンスが不可欠です。

錆は塗装が剥げることによって生じるので、数年に一度は塗装作業が必要になるでしょう。スチールフェンスの価格は1メートルあたり5千円から1万円といったところです。

次にアルミですが、メッシュのほかにデザイン性の高い鋳物、目隠しとしての機能性が高いルーバー型などいろいろあります。

軽量で錆や腐食に強い点がメリットとなります。ただし衝撃に弱く、ルーバー型は一枚板となるのでデザインが限られる点がデメリットと言えるでしょう。

価格は1メートルあたり1万円から3万円ほどです。

最後に木製フェンスですが、ソフトウッドとハードウッド、そして人工木の樹脂製があります。

素材によっては重厚感も生まれることがメリットですが、ハードウッド以外は腐食しやすいというデメリットがあります。

価格は1メートルあたり1万円から2万5千円ほどになります。高級なハードウッドの場合にはさらに高額となるでしょう。

デザインによる費用の違い

フェンスはその目的によってデザインも変わります。デザインが変われば、費用も変わることを知っておきましょう。

まず隣地との境界線確保や防犯対策を目的とする「メッシュフェンス」は、もっとも安価なタイプとなります。

高さ80センチメートルの場合、1メートルあたり4千円から5千円で施工できます。隙間も空いているので風通しもよく、敷地が狭い場合には圧迫感もさほど感じません。

ただし、目隠しとしての機能性は低いので注意が必要です。メッシュフェンスよりも耐久性が高く、防犯や隣地との境界線確保に使えるのが縦格子のアルミフェンスです。

費用は高さ80センチメートルの場合で1メートルあたり8千円から1万円といったところです。アルミの目隠しフェンスの場合には価格が高くなります。

費用はフェンス高80センチの場合、1メートルあたり1万3千円から3万円ほどと色やデザインによってばらつきがあります。

費用の違いは技術力の違い

費用の違いは技術力の違い

フェンス設置の外構工事は、どの業者に頼むのかによってかなり費用が違うことがあります。それはなぜなのかを簡単に説明します。

フェンス設置費用の内訳

まずはフェンス設置の費用として、どのような項目があるのかをみていきましょう。フェンスの外構工事費用は大きく分けて、フェンスの本体価格と施工費用があります。

フェンス本体の価格は、同じようなグレードであればそれほど大きく変わることはないでしょう。もちろんグレードが高くなるに従って、価格も高額になっていきます。

また本体価格といっても種類はいくつかあります。フェンス本体のほかにフェンス柱、コーナー材というフェンスを2面に連結させる部材などが必要です。

次に施工費用ですが、基礎工事の費用とフェンスの設置工事があります。施工費用に関しては外構業者ごとの違いが大きく出るものです。

その理由は何かを理解したうえで、どの外構業者に依頼するのかを決める必要があります。

施工費用は外構業者によって違いが出る

同じ材料を使い同じようなデザインのフェンス外構工事を頼んでも、業者によって施工費用は違います。

複数の外構工事業者に見積もりを頼むと、おそらくその価格に開きが出ることでしょう。このような価格の違いは、外構工事における技術力の違いとみてよいと思います。

外構工事の手順は決まっているので、どの業者に頼んでも同じような施工をすることでしょう。しかしその内容をみると、職人の技術力の違いが出てきます。

もちろん技術力の高い職人が設置したフェンスは不具合を起こすことなく長持ちすることでしょう。

一方で技術力が低い職人が手がけた場合、基礎にヒビが入ったり衝撃を受けてフェンスが傾いてしまったりといったことにもなりかねません。

そのため見積もりが安いからといって満足できる仕上がりになるとは限らないことを知っておきましょう。

まとめ

フェンス設置を外構業者に頼む場合、おおよその工期と費用をご紹介しました。あくまでも目安なので、参考程度の数字となります。

依頼する外構業者によって費用はかなり違いがあるので、まずは見積もりを依頼して検討するとよいでしょう。

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