フェンスにはやっぱりスティールメッシュ!その特徴とメリット・デメリットを徹底解説

フェンスにはやっぱりスティールメッシュ!その特徴とメリット・デメリットを徹底解説

フェンスの外構素材として人気が高いのが『スティールメッシュ』です。価格の安さと強度の強さが特徴ですが、そのほかメリットとなることは多くあります。

そこで外構素材としてスティールメッシュの特徴とメリット、そしてデメリットを詳しく解説します。

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スティールメッシュはフェンスの外構素材

三協アルミ メッシュフェンスJE型 本体 H=600 JE1-2006-■ 『スチールフェンス 柵』 ダークブロンズ
引用:Amazon

スティールメッシュとは、家の周りを囲うフェンスの素材として使用されるものです。その特徴を説明しましょう。

スティールメッシュは鉄製

スティールメッシュはその名のとおり、網目状の形状です。素材がスティール(鉄)であることが特徴です。

細い鉄の棒を縦横に組み合わせて、板状にしています。これを外構素材として使うことで、フェンスに利用することができます。

スティールメッシュはフェンス用の外構素材としては出荷量が多く、また価格が安いのが特徴です。

同じメッシュの素材でアルミがありますが、強度という点ではスティールメッシュのほうが高くなります。

表面には樹脂塗膜が処理されている

メッシュ状の外構素材にはスティールのほかにアルミがあります。アルミは錆びにくいものですが、スティールは雨水が付着することで錆びてしまいます。

そこでスティールメッシュには表面に樹脂製の塗膜処理が施されています。

この樹脂性塗膜は耐候性が高いので長持ちしますが、傷がつくと簡単に剥がれてしまいます。塗膜が剥がれると錆びてしまうので、場合によっては塗装をし直す必要があります。

スティールメッシュの用途はフェンス

スティールメッシュは外構素材として、フェンスで使用します。ただしメッシュ状なので隙間が空いているため、目隠しとしては機能しません。

またスティールメッシュは単独でフェンスとして使用せず、土台が必要です。既存のブロックを基礎として利用するか、あらたに基礎工事をしてから取り付けます。

販売されているスティールメッシュは、本体のほかに支柱が梱包されています。この支柱を基礎となる土台に設置する形で取り付けます。

スティールメッシュの価格

スティールメッシュは同じメッシュ状のアルミ製よりも安く購入できます。

たとえばLIXILのスティールメッシュは幅が2mで高さが60cmの場合、税込5,100円となっています。あるいは価格コムでは安いもので、幅が2mで高さが1mを税込1,420円で販売されています。

フェンスはある程度の長さが必要なので、単価が安いほうが助かります。

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スティールメッシュの5つのメリット

作業服を着た女性が5のカードを持っている様子

スティールメッシュにどのようなメリットがあるのかみてみましょう。

強度がある

スティールメッシュはメッシュ構造の外構素材の中では高い強度があります。たとえば同じメッシュ構造のアルミメッシュよりも衝撃には強くなっています。

そのため、少し寄りかかった程度では曲がることもないので、余計な修繕費用がかかることもありません。

価格が安い

スティールメッシュは同じメッシュ状のアルミメッシュよりも安く購入できます。フェンスとして使用するのであれば、ある程度の長さが必要です。

目安としてはアルミ製のメッシュの半額くらいとみるとよいでしょう。

ただしスティールメッシュはアルミメッシュよりも錆びやすいといった注意点もあります。つまり維持費がかかるので、その点は考慮が必要です。

防犯性が高い

隙間が空いているメッシュ形状のスティールメッシュは目隠しとしては役に立ちませんが、実は防犯性が高いメリットがあります。

と言うのも、不審者が敷地内に侵入しても外部から丸見えになるからです。目隠しフェンスで囲うと死角ができてしまいます。

その点、スティールメッシュのフェンスならば用心して侵入する不審者もいなくなるでしょう。

風通しが良い

スティールメッシュは通気性が良いので、風通しが良いこともメリットです。

フェンスは目隠しタイプのものとなれば、風通しが悪くなることがあります。夏場は熱気がこもりますし、ガーデニングをしていれば植物が熱で弱ってしまいます。

風通しが良ければ夏場も家に風が入りますし、植物も根腐れすることなく育ちます。

デザイン性が高い

スティールメッシュはアルミメッシュよりもデザインの良い商品が多いことも利点です。これはアルミメッシュの場合、強度を確保するため上部と下部に枠が必要になるからです。

スティールメッシュの場合は強度が確保されているため、アルミのような枠が不要となります。そのため、上部のデザインにはいろんなタイプのものがあります。

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スティールメッシュの3つのデメリット

ばつサインをする作業服の男性

スティールメッシュを使う際に注意しておきたいデメリットを説明します。

傷が付くと錆びる

スティールメッシュは樹脂製の塗料が施されていますが、これは衝撃などで剥がれてしまいます。塗料が剥がれたり傷付いたりすると、そこから錆びてしまうのが難点です。

メッシュ状になっているので、一箇所が錆びても折れるようなことはありません。しかし放置しておくと内部まで侵食されるので、対処が必要です。

まずは錆びた周辺の塗装を剥がしてやすりがけをしてから、再塗装するようにしましょう。

目隠しにはならない

スティールメッシュは隙間が大きいので、目隠しフェンスとしては役立ちません。この隙間は風への耐性を考慮しても必要なものです。

そのためスティールメッシュのフェンスはあくまでも境界線確保やデザイン性を高めることが目的となります。

もちろん防犯目的でも活用できるので、フェンスとしての役割はいろいろとあります。

土台が必要

スティールメッシュは単独ではフェンスとして使えません。まずは土台が必要になります。

すでにブロック塀があれば、それを基礎として使うことは可能です。もし新規にスティールメッシュでフェンスを作るのであれば、基礎工事を行いましょう。

基礎を低くすればほぼ全面をスティールメッシュにできるので、おしゃれに演出できます。あるいは基礎のブロックを少し高く積むことで、ある程度の目隠しにはなります。

スティールメッシュを使用する際の注意点

attention(注意)とノートに書かれた赤い吹き出しと赤ペン

最後にスティールメッシュをフェンスに使用する際に注意したいことをまとめます。

基礎は高めにしておくこと

スティールメッシュをフェンスとして使う場合、基礎をどの程度の高さにするかが問題です。できる限りオープンな雰囲気にするなら、基礎ブロックは低めにしたいところです。

ここで注意が必要なのは、外を通る車に当たる可能性があることです。

たとえば配達の車などがぶつかると、強度の高いスティールメッシュでも曲がったり破損したりすることがあります。そのため、通りが狭いようなら基礎を高めにするのがおすすめです。

フェンス周囲に応じてデザインを選ぶ

こちらも車での破損を回避するためのポイントですが、フェンスの外側の状況に応じてデザインを考える必要もあります。

スティールメッシュは上部がいろんなデザインのものがあります。丸くカールしていたり、あるいは尖っていたりと形状が異なります。

もし道路が狭いようなら、極力その出っ張りが少ないものを選びましょう。トラックなどが曲がる時に、フェンス上部に引っ掛けることがあるからです。

トラックなどに引っかかって曲がると、場合によっては基礎から修理しなければなりません。そこで、できる限り損害を受けないようなデザインを選ぶようにしましょう。

まとめ

スティールメッシュはフェンス用の外構素材としては強度が高く、しかも安価なことがわかります。

目隠しとしての役割は果たしませんが、通気性の良さなどメリットも多くあります。フェンス素材を探している方は、検討してみてはいかがでしょうか。

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