門扉選びで失敗しないためには?門扉の種類と特徴、価格の目安などをご紹介!

門扉はその家の顔とも言うべき存在です。

せっかく設置するなら、見た目はもちろん、機能性、防犯性、耐久性などをじっくり検討して、我が家にピッタリな門扉を導入したいものです。

この記事では、門扉のさまざまな種類や特徴、価格などをご紹介します。失敗しない門扉選びの参考にしてください。

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門扉は家の印象を左右することも

門扉には、自宅の敷地と外の空間を隔ててくれる機能のほか、空き巣といった侵入者を防ぐバリケードの役割も期待できます。

ペットを飼っている家や、小さなお子さんがいる家では、うっかり外に飛び出してしまうのを防いでくれる効果もあります。

その家の印象を左右することがあるため、じっくり検討することが大切です。

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門扉の種類と特徴

開き方の種類

門扉にはさまざまな種類があります。

まずは「開き方」から見ていきましょう。

外開き

自宅の敷地から外に向かって開くタイプの門扉です。

開いたときに扉が敷地の外側に出るような場合では、通行人や車、自転車などにぶつかってしまうリスクがあるため、そうならないように少し奥まった場所に設置することが多いです。

内開き

自宅の敷地側に開くタイプで、もっとも普及している開き方です。

外の通行人などを気にする必要はありませんが、その代わりに、内側に開く分だけスペースを確保しておく必要があります。

スライド式

引き戸のように横にスライドさせて開くタイプです。

全部スライドさせれば開放的な印象を与えることができるほか、前後にスペースがなくても設置できる、間口を広く利用できるなどの特徴があります。

駐車場に設置したり、ベビーカー、車椅子などが通る場所に設置したりするのも良いでしょう。

跳ね上げ式

アップゲートなどとも呼ばれるタイプです。上下に開閉するため前後にスペースがなくても設置可能なことから、駐車場のゲートとして使う人が多いです。

手動で開閉するもの、リモコンで開閉するものなどがあります。

シャッター式

跳ね上げ式に「門」がついているタイプです。

見た目の存在感があり、かつ防犯性も高いのが特徴です。

アコーディオン式

伸縮するタイプの門扉です。スペースが狭い場所や、傾斜がある場所などにも設置できるなど、汎用性が広い門扉とされています。

スライド式や跳ね上げ式と比べて安いものも多いです。

外開きと内開きの種類

外開きと内開きには、さらに次のような種類があります。

両開き

左右対象に同じ大きさの扉がついており、どちらも開けることができるタイプです。

一般的な家庭ではもっとも普及しているタイプです。

片開き

扉が1枚のものです。

玄関に設置すると少し狭い印象を与えてしまうこともありますが、裏口や勝手口など、比較的間口が狭いところに設置するのには向いています。

親子開き

サイズの違う大小2枚の扉が左右についているタイプです。

大きい方(親)をメインに開け閉めし、もう少し広く開けたいときは小さい方(子)を開くという使い方が基本です。

素材の種類

門扉の素材にもいくつか種類があります。

代表的なものはアルミです。

アルミの中にも軽量でシンプル、かつ安価な「アルミ形材」と、重厚感がありデザイン性の高い「アルミ鋳型(いがた)」などがあります。

アルミは耐久性に優れているだけでなく、価格も抑えることができるため広く普及しています。

その他にも、ポリスチレンなど樹脂を素材としたもの、FRP(繊維強化プラスチック)素材のもの、天然の木を素材にしたもの、鉄やスチール製のもの、さらにはガラス製のものなど、門扉の素材にはさまざまな種類があります。

樹脂やFRPが素材の門扉は耐久性に優れている、メンテナンスが楽といった特徴があり、木粉を加えてよりナチュラルな質感を持つものも販売されています。

鉄製やスチール製の門扉はデザイン性が高いものが多いのが特徴です。

アルミや樹脂よりも重厚感があるほか、強度も高いため人気の素材でもあります。

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門扉の価格目安

門扉の価格は、設置場所の大きさ(広さ)、開き方、素材など種類によって大きく変わってきます。

一般的な玄関をイメージした場合の費用の目安は、片開き・両開き・アコーディオン式などで5万円〜15万円程度となります。

片開きの方が両開きやアコーディオン式よりも安い傾向にあります。

同じ両開きでもアルミ形材は5万円〜7万円程度で購入できますが、ガラス製のものは20万円を超えるものもあります。

このように、種類やタイプによって価格が大きく変わるため、価格で選ぶか、デザインや種類で選ぶかは悩みどころになるかもしれません。

一方、駐車場など広めの場所に設置する場合は20万円〜50万円程度が目安となります。

門が必要なシャッター式、跳ね上げ式などで、リモコンによる開閉が可能なタイプになると価格が高くなる傾向にあります。

いずれの種類を設置するにしても、玄関に設置する場合「6万円〜12万円」程度、駐車場など広めの場所に設置する場合「15万円〜30万円」程度を予算の目安にして探すと良いでしょう。

門周りの工事が必要な場合

門扉だけでなく、門柱や塀を建てる場合、あるいはすでにある門扉を解体して作り直す場合は、さらにその費用も見積もっておかなければなりません。

門扉、機能門柱(門柱・ポスト・表札・インターホン・照明など)を新たに設置した場合の費用の目安は10万円〜20万円程度、既存の門扉を撤去して作り直す場合は40万円〜50万円程度を見積もっておきましょう。

「できるだけ費用を抑えたい。DIYは可能か?」と考える人もいるようですが、コンクリートの基礎を、門柱が入る分だけ撤去しなければならない場合など、門扉のDIYは意外と重労働かつ大がかりになってしまうことが少なくありません。

門扉のDIYについては別の記事で解説していますので、そちらも参考にしてみてください。

難しいと感じたら、素直に職人さんにお任せしましょう。

門扉は両開き?片開き?選ぶ際のポイントは?

両開き、片開き、外開き、内開き…実にさまざまな種類がある門扉ですが、一度設置したらそう簡単に撤去したり付け替えたりすることはできません。

そのため、どの種類を選ぶかは非常に重要です。

裏口など狭い場所への設置であれば片開き、玄関であれば両開きがおすすめです。

あとは好みになってきますが、両開きの中でも外側のスペースに余裕があれば外開きを検討したり、内側のスペースに余裕があれば内開きを検討したりしても良いでしょう。

外側、内側いずれのスペースにも余裕がない場合は、スライド式がおすすめです。

スライド式の中にはレールがないものもあります。

介護が必要な人がいるなど、バリアフリーを導入している家庭に適しています。

また、アルミ素材の門扉は、さまざまな建物に合わせやすい特徴があります。

その中でも重厚感があるアルミ鋳型の門扉は、洋風の建物に最適です。

ナチュラルさやオシャレ感を出すなら木目調の門扉、個性を出すなら細かいデザインが可能な鉄製やスチール製などもおすすめです。

手入れのしやすさで選ぶ場合、縦格子のものが断然おすすめです。

複雑なデザインのものは個性があり、オシャレ度も高いですが、手入れが大変なことがあります。

なお、跳ね上げ式やシャッタータイプなど上下に開閉する門扉は、小さなお子さんや高齢者、ペットなどが挟まれるリスクがあることも想定しておかなければいけません。

安全性を確保できるかも踏まえて検討しましょう。

  • 玄関に設置する門扉は両開き・またはスライド式やアコーディオン式
  • 裏口に設置する門扉は片開き・またはスライド式やアコーディオン式
  • 駐車場などに設置する門扉はスライド式・跳ね上げ式・シャッター式

上記を基本とし、好みや目的などを家族と話し合って絞り込んでいきましょう。

ある程度の目処がついたら、実際に使い勝手などを体感してみることをおすすめします。

開閉のしやすさ、施錠方法、デザイン性などは実際に見てみないと分かりません。

ホームセンターや、エクステリア(外構)のショールームなどに足を運んで試してみましょう。

門扉の耐久性は?

いずれの門扉も、外に設置するのを前提として作られていますので基本的に「耐久性が低い」ということはありません。

無理な使い方をしなければ20年など長期間使えるでしょう。

しかし、キャスター式の場合、キャスターの強度や使用頻度などによっては壊れてしまうことがあります。

また、特にアコーディオン式の門扉は風に流されやすいため、落とし棒を落としてしっかり固定しておくことや、台風といった強風が吹くときは柱などに固定しておくことが、長持ちさせるためのポイントです。

逆に、このことから言えるのは「ノンレール」の門扉であれば、より高い耐久性が期待できるということです。

スライド式の門扉でも、ノンレールのものが増えています。

ノンレールというと「重い」イメージがあるかもしれませんが、ローラーなどが付いており女性でも簡単に開閉できるタイプが多くあります。

ノンレールの門扉は構造部品が少ないことや、磨耗する部品が少ないことなどから、壊れることが少ない門扉とされています。

なお、故障ではなく長年使っている間にサビが発生したり、塗装が剥がれてしまったりしたときなど、軽微なメンテナンスが必要な部分はどうしても出てきてしまいます。

門扉を選ぶ際は、メンテナンスがしやすいかどうかも、頭に入れながら選ぶことをおすすめします。

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門扉の種類まとめ

門扉は種類が多く、選ぶのに迷ってしまいますが、いったん設置してしまうと容易に撤去することができません。

予算やデザイン、設置する場所などに合わせて、機能性・防犯性・操作性など何を重視するかじっくり検討して決めることが大切です。

少しでも長持ちさせたいという場合は、ノンレールの門扉も検討しましょう。

ある程度目星がついたら、カタログだけで決めず、実際にホームセンターなどに足を運んで試してみることをおすすめします。

失敗しない門扉選びのためにも、ぜひこの記事でご紹介した種類や特徴などを参考にしてください。

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