素焼きのアンティークでナチュラルな雰囲気が魅力的なテラコッタタイル。
ガーデニングや玄関アプローチなどの外構素材に使えば、高級感やお洒落さを引き立ててくれます。
一方で、表面に色ムラがあったり、掃除に手間がかかるといったデメリットもあります。
最近では欠点をカバーする「テラコッタ調タイル」を選ぶ方も多いですね。
本記事では、テラコッタタイルの特徴やメリット、デメリットを詳しく解説していきます。
テラコッタ調タイルとの違いや、選び方のポイントもご紹介しますので、タイル選びに迷っている方はぜひ記事に目を通してみてください。
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////テラコッタタイルとは?
はじめに、テラコッタタイルの特徴やメリット、デメリットを解説します。
テラコッタタイルの特徴
テラコッタタイルとは、土を乾燥させて焼いた素焼きタイルのことです。
「テラコッタ」とはイタリア語で「焼いた土」という意味であり、ヨーロッパでは古くからお城や街道を守る素材として広く使われてきました。
製造場所や環境によって焼き色やムラ、風合いなどが異なるため、独特の温かい雰囲気とレトロな高級感が魅力です。
しっかりした厚みがあり、耐久性も充分ですので、玄関アプローチからベランダ、ガーデニングなど、さまざまな場所で活用できます。
テラコッタタイルのメリット
最大のメリットは、なんといってもテラコッタタイルでしか出せない自然な雰囲気です。
素焼きの素朴な質感は植栽との相性もよく、緑を基調とした外構デザインには最適ですね。
また、「空気や水をよく通す」という特徴もあり、雨にぬれてもすぐに乾き、庭の土壌湿度を適度にコントロールしてくれます。
テラコッタタイルのデメリット
「素焼き」という特性上、水分をよく吸うため、汚れが付きやすいという特徴もあります。
本場ヨーロッパでは気にせず使われていますが、新品同様の美しさを保ちたい方にはデメリットですね。
また、ハンドメイドものは寸法のズレや、多少のカケやシミがあります。
ラフな雰囲気も含めて「味」であると判断できるかどうかは、好みの分かれる部分ですね。
////テラコッタ調タイルとは?
次に、テラコッタ調タイルの特徴やメリット、デメリットを解説します。
テラコッタ調タイルの特徴
テラコッタタイルの風合いを再現したタイルのことで、ぱっと見ただけでは気づかないほどのリアルさが特徴です。
焼き色の微妙な雰囲気を表現したものや、角の部分に丸みを持たせたものなど、再現技術は日々進化しています。
テラコッタタイルに比べて軽く、厚みも薄く、施工しやすいため、輸送コストや工事費用が安いという特徴もあります。
テラコッタ調タイルのメリット
表面は樹脂製の塗料やコーティングで守られているため、濡れにくく、滑りにくいというメリットがあります。
汚れや傷も付きづらく、汚れたときも水をかけてブラシでこするだけで簡単に掃除ができます。
1枚の価格はテラコッタタイルに比べて5分の1程度と安く、テラコッタタイルには無いカラーバリエーションがあることも魅力です。
テラコッタ調タイルのデメリット
ナチュラルな質感やデザイン性を重視するなら、やはりテラコッタタイルには劣ります。
独特な色味のばらつきや、デコボコな表面などが好きな方にとっては、テラコッタ調タイルはどうしても機械的に感じてしまうでしょう。
とはいえ、人気の高いテラコッタ調タイルは種類も多いため、外構業者にサンプルを見せてもらい、質感を確認してみる価値は充分にあります。
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【どちらが正解?】テラコッタタイルとテラコッタ調タイルで迷ったら
最後に、テラコッタタイルかテラコッタ調タイルで迷っている方に、両者のおすすめポイントを解説します。
テラコッタタイルがおすすめな人
デザイン性や質感、欧風な雰囲気を重視する方は、迷わずテラコッタタイルを選びましょう。
メンテナンス性や価格などデメリットはありますが、それを上回る満足感が得られることも事実です。
テラコッタタイル用のワックスを塗れば汚れが付きづらくなりますので、工夫しながら長く付き合っていきましょう。
テラコッタ調タイルがおすすめな人
耐久性や掃除のしやすさなど、利便性を求める方はテラコッタ風タイルがおすすめです。
材料費や工事費なども安く済むため、できるだけ安く欧風の庭造りがしたい方に最適です。
掃除用の洗剤やメンテナンス用品も必要ないため、ランニングコストも優れています。
【まとめ】テラコッタタイルで欧風のお洒落な庭造りを楽しもう
一枚一枚、温かみと風合いのあるテラコッタタイルは、植物やアンティークテーブルなどと相性抜群の外構素材です。
定期的なメンテナンスは必要ですが、年月とともに深みを増していく風合いもまた、テラコッタタイルならではの特徴と言えます。
なかなかお手入れする時間が取れない方には、サッと水洗いするだけで済むテラコッタ調タイルなら手間いらずで楽ちんですね。
どちらも魅力的な素材ですので、メリットとデメリットをよく比較して、あなたのライフスタイルに最適なタイルを選びましょう!
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