草だらけの庭はもうイヤ!この方法を知れば雑草なんて怖くない

近年のDIYブームの影響でご自宅の庭を自分の理想の空間にしようと頑張ってる方も多いのではないでしょうか?

ガーデニングをしてみたり、こだわりのベンチや椅子を並べてみたりとおしゃれでカワイイ、またはカッコいい庭というのは住む人や来た人の心を和ませてくれますよね。

そんなこだわりの庭づくりの邪魔をするのが…そう、雑草です。

抜いても抜いても復活したり、せっかく植えた花の生育の邪魔をしたりと何かと厄介な雑草。

単純に見栄えもあまり良くないですしね。

今回はしつこい雑草に負けずに庭づくりを思う存分楽しめるようにご家庭でも出来る雑草対策をご紹介します!

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庭に生える雑草の種類とは?

そもそも庭に生えてくる「雑草」とは一体どのような植物なのでしょうか?

有効な対策を練るためにもまずは相手の事を知ることから始めていきましょう!

1年草と多年草

雑草は大きくわけると『1年草』と『多年草』とに分けることが出来ます。

1年草は毎年新しい種子から発芽して生長する雑草で、春もしくは秋に新芽が出て、春に芽が出たものはその年の冬に、秋に芽が出たものは越冬して春から夏にかけて枯れます。

1年草の例としてはオビシバ、メヒシバ、スズメノカタビラ、ナズナ、ツユクサ、カヤツリグサなどがあります。

参考:ナズナ

一方、多年草は生長した地上部は枯れたとしても地下部が生き残り翌年になると同じ場所からまた生えてくるタイプの植物です。

目に見えない地下で根を張るか地下茎を伸ばして増えていくので土を掘り返さないと駆除が困難です。

多年草の雑草の例としては、ススキ、スギナ、シロツメクサ、タンポポ、カラスノエンドウ、ワラビ、ハマスゲ、チガヤなどが挙げられます。


参考:シロツメクサ

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雑草の退治方法

「雑草という植物は無い」という言葉もありますが、実際に具体例を見ていくと様々な種類の植物がお庭にやって来ている事がわかりますね。

戦う相手の情報を得た次は実際にどう戦っていくのかを考えていきましょう。

いわゆる『除草』です。

既に生えてしまった雑草をどのように除草すれば良いのかみていきましょう。

手で引き抜く/鎌で刈り取る

一番シンプルかつコストがかからないのが手で引き抜く、鎌で刈り取るという方法です。

鎌を購入する場合はその代金が必要になりますが、自らの手で作業する場合には発生するコストはゼロです。

…ただし肉体の疲労は半端なものじゃありません。

中腰での作業が続くので非常に負担がかかります。

しかもむしり取ってもまた生えてきますので堂々巡りになってしまい、なかなか根本的な解決には至らないケースも多いです。

草刈り機を使う

ホームセンター等で購入できる草刈り機があると雑草の処理がだんぜん楽になります。

最近の草刈り機は軽量になってきているので女性の方でも苦労することなく使用できますし、雑草程度であれば金属製の刃ではなくナイロン製のナイロンカッターで十分に処理できますので安心して使って頂けるのではないでしょうか。

草刈り機本体の値段は安いもので8,000円程度、高いものだと60,000円を超えるようなものもあります。

メーカーや形状によって使用できる刃が変わりますので、ご購入の際はホームセンターの店員さん等に一度相談してみると良いと思います。

除草剤を撒く

除草剤もホームセンター等で簡単に入手出来ます。

多種多様な製品が販売されていて、中には食物由来成分の除草剤など小さなお子様やペットが居ても安心して使えるようなものもあります。

除草剤は薬品がかかった範囲全てに作用してしまうので菜園などの除草には不向きですが、庭や玄関先などの雑草が広く生えているような場所では効果的です。

ただ、先程も申し上げたように製品の種類が豊富なのでどれを買ったら良いか迷ってしまいますよね。

そんな時はやはり店員さんに聞いて確認するのが一番確実だと思います。

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雑草を防止(防草)する方法

ここまでは生えてしまった雑草を退治する『除草』の方法について紹介してきましたが、そもそも雑草が生えてこなければ除草の必要もありませんよね?

日々の除草作業から解放されるためには、雑草を防止する『防草』が効果を発揮するのです。

砂利を敷く

砂利を敷き詰めることで日光が地面に当たるのを防いでくれるため雑草の生育を阻害することが出来ます。

砂利は踏むと音が鳴りますので玄関先や建物と塀の間などの隙間に砂利を敷くことで防草対策と防犯対策を兼ねる事が出来るというメリットもあります。水はけも良いので泥除けとしても機能します。

しかし、砂利は踏みしめているうちに埋もれてしまい土が表層に上がってきます。

ある程度の厚さを確保して敷く事が大事で、薄く敷いてしまうと雑草が砂利の隙間を縫って顔を出してしまうのです。

砂利を敷くという作業自体は簡単なのですが、ある程度の量が必要になります。

大量の砂利を用意して運搬し、さらに敷地の中で小運搬して敷き均すのはなかなか重労働なので業者にお願いするのも手かもしれませんね。

防草シートを敷く

根本的な雑草対策として効果的なのが防草シートです。防草シートもホームセンターやインターネットで入手することが可能です。

シートだけではなく押さえ止めるためのピンなどを購入することを忘れないようにしましょう!

購入できる防草シートには安いものもありますが、目が粗かったり破れやすかったりするので値段だけで選ぶのではなく、しっかり吟味して選ぶようにしましょう。

一度敷いた防草シートを交換するのは結構手間になりますし、破れた隙間から雑草が生えてきてしまいます。

安く売られているものは「織布(しょくふ)」タイプのもので、繊維を縦と横に編み込んで作られています。

繊維同士が接合されているわけではないので斜め方向の力で引っ張ると目が広がってしまい、破れる原因になってしまいます。

一方で、「不織布(ふしょくふ)」タイプの防草シートは織布のものより高価ではありますが、耐久性に優れているのが特徴です。

不織布の防草シートにも色々な種類がありますが、ポリプロピレンという素材で出来ているものは水分を含んでも劣化しにくいのでおすすめです。

防草シートは砂利と同じように地面に日光が届かないようにすることで雑草の発育を妨げる効果があります。

日光は遮断しますが水は通しますので水はけの心配もありません。

紫外線はシートの劣化を招きますので、シートの上に砂利を敷いて日除け兼重石とするとより長持ちします。

防草シートは敷き方が大変重要です。面倒に思うかもしれませんが、今後の末永い防草の為には最初が肝心なのです!

防草シートの敷き方

1.草取りをする

まずは今生えてしまっている雑草をやっつけることから始めましょう。

鎌や草刈り機で刈っても良いのですが、株や根を残さない為にも出来れば引き抜いてしまうのが良いと思います。

地面が凸凹だとシートを並べるのも大変ですしね。

2.整地

草取りが終わったら綺麗にシートが並べられるように整地をしましょう。

平らに敷均しながら目立つ小石なども一緒に取ってしまえばシートが物理的に傷つくのを防ぐ事が出来ます。

3.シートを敷く

いよいよ防草シートの出番です。

雑草はわずかな隙間からでも顔を出してきますのでシートを並べる際にはなるべく隙間、つまり繋ぎ目を減らすことが重要です。

防草シートはロール状で販売されていることが多いのですがロールは長手方向に一直線に伸ばしていくようにしましょう。

短い方向に並べるとその分カットしたシートの枚数が増えますので必然的に繋ぎ目が出来てしまいます。

壁際を数センチ程度シートを立ち上げてピンで固定します。まず壁際を固定してしまう事で内部のシートが綺麗に並べられるようになります。

とにかく土を露出させない事が大事ですので、壁際以外にも水道メーターやマンホールのようなものがあればシートを数センチ立ち上げておきましょう。

4.砂利を敷く

シートを並べ終わったら日除け兼重石として砂利を敷きます。

シートがむき出しのままだと景観も悪いですし、紫外線による劣化を早めてしまいます。

砂利を並べると景観もガラッと印象が変わるので好みの砂利を探してみるのも良いと思います。

以上が防草シートを敷く際の工程です。

シートを敷いた上に土がかぶってしまったりすると砂利の隙間から雑草が出てくるかもしれませんが、地面までの間にシートがありますので根を張られることなくスルスルっと抜くことが出来ます。

固まる砂を敷く

固まる砂
引用:アマゾン

最近見かけるようになったのが固まる砂です。

こちらもホームセンターで購入出来ると思います。

土にセメントが混ぜてあるため水をかけるだけで硬く固まるという製品で、メリットとしては見た目が土の質感なのでナチュラルな雰囲気を残しながら防草することが出来ます。

水はけも悪くないですし、落ち葉などの掃除も簡単に出来ます。

ただ、強度がそこまで強くないので人通りの多い場所や駐車場などに使ってしまうと割れてしまう可能性があります。

なので建物や通路と塀のちょっとした隙間など、ほとんど歩かないような場所に使うのが良いでしょう。

注意点としては、水加減によってはムラが出来てしまったりして綺麗に施工するのが何気に難しいという事があります。

しっかりとした防草には固まる砂自体の厚みが必要になりますので、その分の材料費が必要だという点も注意しなくてはいけません。

また、水はけが良いとは言え限界がありますので大雨の時などでは水たまりが出来てしまうことがあります。

そのため施工の際に水が溜まらずに流れていくような勾配を設ける必要があります。

雑草対策のまとめ

いかがだったでしょうか?

『除草』と『防草』、ご自宅の庭を綺麗に保っていくためにはどちらもとても重要な事ですね。

貴重な休日を雑草の処理に費やすのはもったいないですし、日光が豊富で雑草の生育が早い猛暑の中で除草作業するのは健康にも良くないですよね。

なかなか腰が重いかもしれませんが、一度頑張ってしっかりとした防草を行うことで面倒くさい雑草処理の手間が激減するのでぜひ実行してみてください!

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