毎年春が来ると「どんな植物を育てようかな?」とわくわくするガーデニングですが、「生えてくる雑草の処理」を考えると頭が痛くなってきますよね。
庭に生える雑草の中には「地上部分を刈っても地下で繁殖する」ものも多く、種類ごとの対処法を知っておかないとどんどん規模が広がってしまうことも…
そこで本記事では、「やっかいな雑草5種類の特徴」と「効果的な除草方法」について、はじめての方にもわかりやすく解説していきます。
記事の後半には「手作業や除草剤のメリット・デメリット」や「防草シートやコンクリート舗装のメリット」もご紹介していますので、雑草対策に興味がある方はぜひご覧くださいね!
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////庭に生えるやっかいな雑草「5つの種類」の特徴・除草法を解説!
まずはじめに、一般住宅の庭先でよく目にする「5つのしつこい雑草」の特徴や、効果的な除草方法をくわしく解説していきます。
スギナ
春に出てくる「つくしんぼ」でおなじみのスギナは、別名「地獄草」と呼ばれるほど繁殖力の高い、やっかいな雑草の代表格です。
地表部分の「塊茎」や、地中深くの地下茎でどんどん広がるほか、花を付けないシダ植物なので「胞子」のみで繁殖してしまいます。
手作業で除草すると胞子が飛んで逆効果になる場合もあるため、除草剤での撃退がおすすめです。定期的に何度も散布して勢いを弱らせましょう。
どくだみ
水気の多い半日陰でよく見られるドクダミは、薬や虫よけとして使われてきた有用植物でもあるものの、非常に繁殖力の強い雑草でもあります。
小さなドクダミは根ごと引き抜いて除草することも容易ですが、地下茎で繁殖する性質があるため規模が大きなときは除草剤で枯らす方法がおすすめです。
他の雑草に比べて花が咲く時期が「5月頃」と早く、そのぶん種を付けるタイミングが早いので、見つけたときには忘れずに対処しましょう。
メヒシバ
繁殖力の強さから「雑草の女王」の異名をもつイネ科植物・メヒシバは、ほふく状に広げた茎から根を下ろすという恐ろしい生態をもつ雑草です。
地中に少しでも根が残っていると再び生長するほか、刈った茎を放置すると根を伸ばすこともあるため、一度の草刈りで完全に撃退するのは難しいでしょう。
成長したメヒシバは除草剤を散布しても枯らせない可能性もありますので、効果が薄い際には「イネ科専用の除草剤」なども試してみてください。
ブタクサ
日本中に繁殖しているキク科の一年草・ブタクサは、初夏から秋にかけて撒き散らす大量の花粉が「花粉症」を引き起こす雑草として知られています。
1株だけでも非常にたくさんの種をつけるため、花粉が舞う時期より早く除草することが肝心です。地下茎での繁殖はしないので、見つけ次第引き抜きましょう。
ブタクサが生えてくる春先より前に「持続性の除草剤」を撒いて予防する方法も効果的です。辛い花粉症を抑えるためにも、確実に対処しておきたいですね。
セイタカアワダチソウ
田んぼや土手などでよく目にするセイタカアワダチソウは、放っておくと高さ3mほどまで伸びてしまう繁殖力の高い雑草です。
冬に枯れても地下茎で生き延びる「多年草」のため、地表部分だけを刈り取っても効果は薄いでしょう。庭で発見したときには、除草剤での対処をおすすめします。
除草剤を一度撒いただけでは撃退できない可能性もありますので、黄色い花が咲く秋までに2度、3度と根気強く散布を続けましょう。
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庭に生える雑草を効果的に撃退する「3つの方法」をご紹介!
つづいて、毎年のように庭に生えてくるやっかいな雑草を「確実に撃退」するための、効果的な3つの方法をご紹介していきます。
【撃退法①】手作業で確実に除草する
もっとも手軽で、事前準備やお金もかからない方法は「手作業で直接雑草を刈る・抜く」ことです。
雑草に気づいたときに根ごと除草すれば手作業だけでも充分に効果的ですし、種を付ける前に刈り取れば来年生えてくる雑草の勢いも抑えられます。
一方で、スギナやドクダミなどの地下茎で繁殖する雑草に対しては、手作業だけではどうしても限界がありますので、部分的に除草剤を使うなどの方法も検討すべきでしょう。
【撃退法②】除草剤で根から枯らす
いつも同じ場所に生えてくるしつこい雑草を撃退するには、「除草剤で根からしっかり枯らす」方法が一番おすすめです。
除草剤は植物の上から散布するだけで根まで浸透するタイプが多く、繁殖力の強いイネ科の雑草やドクダミ、スギナなども確実に枯らすことができるでしょう。
「除草剤はペットや子どもがいるから心配…」という方は、安全性の高い「天然成分由来」の除草剤を試すか、砂利敷きやコンクリート舗装などで物理的に撃退する方法もあります。
【撃退法③】防草シートや砂利を敷いて繁殖を防ぐ
「毎年の除草作業が辛い…」とお悩みの方には、防草シートや砂利、人工芝やコンクリート舗装などで「来年から雑草が生えてこないようにする」方法も効果抜群です。
人工芝や砂利を敷くことで雑草の生育に欠かせない「日光」をシャットアウトできるだけでなく、「庭のデザインを変えられる」というメリットも見逃せません。
DIYでの施工も可能ですが、確実に雑草を撃退するには「地中の根を取り除く」必要があるため、外構業者などに依頼した方が苦労なく高い効果を得られるでしょう。
【まとめ】庭に生える雑草は種類もさまざま!早めの対策が効果的
茎から根を下ろす品種や地下茎で伸びる品種など、私達の家の庭には本当にたくさんの種類の雑草が毎年のように生えてきます。
手作業での草刈りは気軽で簡単ですが、除草できる深さには限界があるため、スギナやドクダミなどのしつこい品種にだけ除草剤を使うなどの撃退法がおすすめです。
通路や花壇以外の場所なら「思い切ってコンクリート舗装」するという方法も確実で効果的ですので、毎年の草刈りで苦労している方はぜひ検討してみてくださいね!
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