「庭木の枝が伸びてきて近隣住民に迷惑をかけそうなので伐採したい」
「地震や台風で倒壊したら怖いから伐採したい」
「家を解体することになったので庭木も伐採したい」
など、庭木を伐採するケースが増えているようです。
この記事では、庭木の伐採はどこに依頼すれば良いのか、伐採費用はいくらくらいが目安になるのか、依頼する前に知っておきたいこととはどういうことか、などをまとめています。
庭木の伐採を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
////庭木の伐採はどこに依頼すればいいの?
庭木といっても、大きさや本数はそれぞれ違います。
庭木の種類によって変わりますが、一般的に、直径が20cm程度の庭木1mの重量は30kg程度と言われています。
それだけの重量がある庭木を自分で伐採するのは、かなりの重労働になるうえに危険も伴います。
また、処分にも面倒なケースが多いため、やはり専門家に依頼した方が無難でしょう。
伐採業者に依頼する
「剪定業者」「庭師」「造園業者」「植木屋」「解体業者」など、さまざまな業者が伐採に対応してくれます。
必ずしも専門業者というわけではありませんが、知識や経験が豊富な業者が多いため、仕事の品質としては高いことが予想されます。
ただし、費用が高めになりがちなことと、中には対応していない業者もいますので、問い合わせたときに確認しておきましょう。
便利屋に依頼する
水漏れといったトラブルからエアコンの修理、不用品の回収など、あらゆる依頼に対応してくれる、いわゆる「便利屋(何でも屋)」は、ここ数年で一気に増えてきました。
便利屋の中には、庭木の伐採に対応してくれる業者もあるようです。
便利屋の名のつくとおり、庭の雑草の処分や家の修復など、他にも一緒に任せることができるため、個々に依頼するよりは費用が抑えられることが多いです。
ただし、専門家ではないため知識や経験不足から、庭を傷つけてしまうといった何らかのトラブルが生じる可能性はあります。
シルバー人材センターに依頼する
シルバー人材センターとは、定年退職を迎えた人が、自らの持つ経験や特技を活かして働くことで、地域社会への貢献や定年後の生きがいを見つけるといった目的で設立されました。
庭木の伐採ができる人がシルバー人材センターに登録しているケースもあります。
伐採に対応してくれる業者よりも安く抑えられることが多いのですが、高齢者のためケースによっては依頼できない可能性もあります。
このように、庭木の伐採を依頼する先はいくつかあります。予算、日時、その他の条件などを照らし合わせて、自分の希望に近い依頼先を選びましょう。
おすすめは「伐採業者」
どのような理由で庭木を伐採するにせよ、おすすめは、やはり伐採に対応している業者に依頼することです。
仕事の品質が高いこともありますが、伐採した庭木の処分なども、適正に行わなければなりません。
また、誤って隣家を傷つけてしまったり、伐採した枝が道路に落下して第三者に危害を与えてしまったり…といったトラブルの可能性もないわけではありません。
こうしたとき、知識や経験が豊富で、庭木の処分方法もしっかりしている業者で、かつ第三者に危害を与えてしまったときの保険にも加入している業者であれば、安心して任せることができるでしょう。
////業者に庭木の伐採を依頼したときの費用目安
業者に庭木の伐採を依頼した場合、費用はどれくらいが目安になるのでしょうか?
やはり処分するものに対しては、できるだけお金をかけたくないと思うかもしれませんが、「ある程度の出費」は仕方ないところです。
その分、トラブルなく庭木をきれいさっぱり処分できると考えて切り替えましょう。
庭木の伐採にかかる費用としては、大きく「作業費用」「運搬・処分費用」「その他の費用」などがあります。
作業費用
庭木を伐採する費用です。基本料金のほか、伐採する庭木の高さ、伐採の難易度など、さまざまな条件が絡んできます。
- 基本料金
伐採工事一律で基本料金を設定している業者、1本ごとに設定している業者などがあります。
使用する「機材」、作業に当たる「作業員の数」なども含まれていることがほとんどです。
- 高さ
伐採する庭木の高さは「低木」「中木」「高木」に分けられていることが多く、それぞれ
- 低木 高さ1.5m程度まで(5,000円前後/本)
- 中木 高さ1.5m〜3m程度まで(15,000円前後/本)
- 高木 高さ3m以上(30,000円前後/本)
といったように、ある程度の基準が設けられています。
また、庭木を根こそぎ伐採する場合、伐根の費用が別にかかることもあります。
直径15cm程度までの細い木で5,000円程度、それ以上になると10,000円〜25,000円程度が目安となります。
- 難易度
ケースバイケースのため具体的な相場はありませんが、庭木が密集していてチェーンソーや重機が使えない、隣家との距離が近く作業が困難などといったケースでは、難易度が高い作業となるため、費用が高くなる傾向にあるようです。
なお、使用する重機がユンボかクレーンか、といったことでも費用が変わってきます。
例えば10tのクレーンなら1日、50,000~100,000円程度、同じく重機のユンボなら1日、30,000~50,000円程度といった具合です。
伐採する庭木が高い木で、本数も多く、作業の難易度が高いといった条件が揃っている場合、数十万円にのぼることもあるようです。
運搬・処分費用
伐採した庭木を処分する費用は、トラックの大きさや台数、木の量(立法メートルまたは本数)などによって大きく変わってきます。
また、伐採した庭木をトラックに積むために細かく切り分けたりする場合、その費用も加算されることがあります。
おおよその目安ですが、伐採した庭木1本分の費用の3〜5割程度になるケースが多いようです。
その他の費用
車両工事の駐車場代、道路使用許可が必要であればその申請費用、警備員が必要であれば警備員の人件費、重機やトラックのレンタルが必要であればレンタル費用、その他付帯する工事を依頼した場合はそれらの工事費用などが加わります。
詳しい費用は見積もりを取る
このように、庭木の伐採費用はさまざまな条件によって大きく変わってきます。
詳しい費用については、現地調査を依頼して見積もりを出してもらうことになります。
ただし、一般的な商品と違って明確な「相場」がないため、業者に提示された見積もり金額が適正かどうか、判断することは困難です。
そこで、2社程度から見積もりを取ることをおすすめします。
それぞれの見積もり金額はもちろんですが、含まれている作業内容や処分費用、諸費用などが細かく記載されているか、それぞれいくらかかるかが明確か、といった点も併せてチェックしましょう。
不明な点や疑問に思う点があれば、見積もりの時点で確認することが大切です。
納得いかないまま契約してしまい、言われるがままに支払ってしまって、後悔することがあるかもしれないためです。
////庭木伐採のまとめ
庭木の伐採はどこに依頼できるのか、伐採に対応してくれる業者に依頼した場合の費用はいくらくらいが目安になるのかを解説してきました。
「便利屋」や「シルバー人材センター」に依頼する場合は、この記事で紹介している費用よりも安くなる傾向があります。
しかし、工事の品質やトラブルを防ぐといった観点から見ると、伐採に対応している業者に依頼する方が良いでしょう。
業者を選ぶときは2社程度から見積もりを取り、じっくり比較した上で決めましょう。
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