駐車場の空間はどんな仕上げにしていますか?砂利敷や土間コン打ちにしている人は、人工芝を検討してみませんか。
天候や季節に左右されることのない人工芝は、駐車場を鮮やかに彩ってくれます。
この人工芝、どのような方法で施工すればいいのか詳しくみていきましょう。
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////駐車場に人工芝を敷くメリットは?
ところで駐車場に人工芝を敷くとどんなメリットがあるのでしょうか。
まずはその点から押さえていきましょう。
駐車場の見栄えがよくなる
駐車場をコンクリート仕上げや砂利敷にしていると、車が出ていったあとはなんだか殺風景な光景になります。
また天然芝の場合でも、夏場はともかく冬場になると、茶色く変色してしまい、侘しさを感じることもあります。
人工芝は周囲の天候や季節に関係なく、1年を通して青々としていますから、駐車場の空間がとても見栄えの良いものになります。
長期間車の影でも影響はない
天然芝は適度に日光に当てる必要があるため、日頃車を使用しない家庭の場合、天然芝が常に影の状態にあり、枯れてしまうこともあります。
人工芝だと日に当てる必要はないため、長期間車を駐車場にとめたままでも支障はありません。
まったく手入れがいらない
天然芝は、毎日の水まきは欠かせません。また芝刈りをしたり、周囲の雑草を抜いたりと定期的な手入れが必要です。
人工芝の場合、ほとんど手を入れる必要はなく、メンテナンスフリーで使用できます。
////人工芝のデメリットは?
それでは反対に駐車場に人工芝を敷くデメリットはなんでしょうか。順にみていきましょう。
経年とともに摩耗していく
人工芝に長期的な荷重をかけたり、摩擦を繰り返したりしていると次第に摩耗していきます。
自然治癒力がある天然芝と違い人工芝は一度摩耗したら回復することはありません。
このため、駐車場に人工芝を敷く場合は、車のタイヤが接する面はコンクリート仕上げとし、その周辺を人工芝で仕上げると、長期間にわたって使用することが可能になります。
バーベキューに適していない
庭に広い空間があると、友人家族を招いてバーベキューでもやりたくなるところです。
ところが人工芝は熱に弱い性質があるため、火花や燃えカスなどで形状が変形してしまうことがあります。
また油汚れも容易に落とすことができません。このため人工芝の上でバーベキューをやることはおすすめできません。
////DIYで人工芝を敷く場合何を購入すればいいの?
DIYで人工芝を敷くとしたら、どんなものを購入すればいいのかみていきましょう。
人工芝
人工芝は、幅1m×長さ10mのロールタイプが一般的です。毛足長さ35mmタイプであれば約1万円で購入できます。
駐車場全面に敷く場合は、2本必要です。はさみやカッターナイフを使って好きなサイズに簡単にカットできます。
複数の色や形の違う葉をミックスしているので、天然のようなリアルさがあります。裏面に水抜き穴があるので水はけも問題なく、雨が降っても水が溜まりません。
毛足の長さは、20mmタイプと3mmタイプがあります。20mmタイプは、手入れがしやすく気持ちのいい適度な厚みがあります。
またボリューム感・手入れの楽さ両方とも丁度よく、使いやすい毛足の長さです。
35mmタイプは、ボリューム感たっぷりで、ずっと触っていたくなるふかふかとした踏み心地があります。
そのまま寝転んでも気持ちよく使用できます。
園芸用防草シート
人工芝の下に敷いて、雑草の繁殖を防ぎます。サイズは1×10mで、色は深緑色をしています。価格は1枚約2千円です。
人工芝設置用U字ピン
人工芝を土の地面の上に設置する場合に使用します。サイズは 長さ14cm×幅3cm (短い方のピンは約11cm) ピンの太さ約3mmです。
価格は20本で約600円です。1m程度の間隔で1本のピンを挿します。たとえば1m×10mロールの場合、20本が適当な本数となります。
つなぎ目は両側にピンをまたがせて固定することも可能ですので、複数ロールを並べる場合は調整をします。
この他必要なもの
- 山砂
- 定規
- スコップ(大・小)
- 金槌
- カッター
- ハサミ
- ガムテープ
- 片面の粘着テープ
- 珪砂
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どんな手順で施工していくの?
それではどのような手順で人工芝を敷いていけばいのかみていきましょう。
目的箇所の聖地をする
まず人工芝を敷こうとする箇所の整地をします。
小石や雑草の除去をした後に、大きなスコップで、当該箇所の土をすき取っていきます。
石や雑草の根が残っていると、人工芝が剥がれる原因になるので、丁寧に除去していくことが重要です。
山砂を敷きつめる
整地が完了したら、その上から山砂を敷きつめていきます。
隙間なく一様に敷きつめることと、全体の高さを揃えることが重要です。
端部も丁寧に山砂を詰めていきましょう。
防草シートを敷きつめる
防草シートを当該箇所の形状に合わせてはさみでカットをしたら、山砂のうえに敷きつめていきます。
障害物がある場合は、現場合わせで形状に沿って防除シートを切っていきます。
敷きつめたら、端部からU字釘を打ち込んで固定していきます。
防除シートは土に光を通さないことで、雑草の繁殖を防いでいます。
このため光を漏らさないように、シートのつなぎ目は5mm程度重ねる必要があります。
人工芝を敷きつめる
人工芝を敷きつめていきます。
後で調整をするので少し余し気味に敷きつめていきます、敷きつめた後、端部の余った箇所をカッターで切断します。
敷きつめが完了したら、人工芝にU字釘を打ち込むのですが、打ち込みは外周部に沿って行います。
約30㎝間隔です。
外周部以外に打ち込むと、万が一釘が飛び出した際に、転倒の原因になりますから、くれぐれも外周部だけにとどめておきましょう。
また人工芝を巻き込んで打ち込むと、釘の位置が見えてしまうので、人工芝を避けて打ち込みましょう。
そうすることで、U字釘は外部から見えない状態に仕上がります。
珪砂を撒く
車が停車する箇所は、人工芝に対して負荷がかかるので、これを軽減するために、仁小柴の上から、珪砂を撒きます。
これにより、人工芝に対する負荷が軽減できるので、人工芝を長く維持させることができます。
費用はどれくらいかかるの?
DIYで人工芝を敷くと、費用はどれくらいかかるのでしょうか。
工具類は自宅にあるものを使用したものとすると、次のような費用がかかります。
- 人工芝1mt×10mt 2本×1万円=2万円
- 防草シート1m×10m 2枚×2千円=4千円
- U字釘 20本入り 4袋×600円=2千4百円
- 山砂 20㎏入り 3袋×2千5百円=7千5百円
- 珪砂 30㎏入り 1袋×2千5百円=2千5百円
これらを合計すると約3万7千円で人工芝の敷きつめが完了します。
人工芝の敷きつめは、専門の施工会社に依頼した場合、相場は1平方メートル当たり、1万2千円~1万8千円です。
駐車場の施工面積を15平方メートルとすると、施工費は安くても18万円になりますから、DIYでやる効果は大きいということです。
人工芝は、高価になるほど耐久性が高いとされています。
予算に余裕があれば、少し高めの人工芝を選択すると、長年にわたって使用することが可能になります。
人工芝で駐車場のまとめ
ここまで駐車場に人工芝を敷く施工方法と費用について説明をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
人工芝は目に鮮やかに映る効果があるので、車が止まっていないときでも、庭を美しくみせてくれます。
DIYで敷きつめる場合でも、それほど高度なテクニックを要さないので、失敗の少ない作業だといえます。
駐車場に人工芝を敷いて、外構にアクセントを持たせてみてはいかがでしょうか。
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