敷石を敷いて自宅の庭やアプローチをおしゃれにしたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
DIYが初心者の方でもやり方さえわかれば、休日に敷石の施工をすることは可能です。
また、敷石を敷くことでおしゃれな空間創りができるだけでなく、動線を歩きやすくできることで普段の生活をよりスムーズにしていけます。
今回は敷石を使った外構工事をDIYで行うために、初心者でも扱いやすい機械加工の敷石についてご紹介します。
さらに敷石がどういったものなのか、基礎知識やDIYで敷石を敷くための方法についてもお伝えしていきます。ワンランク上のマイホーム作りの参考にしてください。
////敷石とは
門から玄関までのアプローチや庭の動線の地面に敷く石を敷石といいます。
敷石につかう素材には種類や色味、形状や大きさなどさまざまにあり、好みやイメージするデザインに応じて選ぶことができます。
敷石を庭やアプローチに敷くことで、大きくイメージを変えることができ、敷地のアクセントにすることも可能です。
他にも敷石をしくことで得られるメリットがあるので、ご紹介していきます。
////敷石のメリット
敷石は外構の見た目を良くすることができるだけでなく、以下のようなメリットがあります。
- 草抜きの手間がへる
- 水たまりや泥を防げる
- 車輪でもスムーズに移動できる(使う素材にもよります)
また、敷石は他の素材との相性もいいため、グリーンを取り入れたり目地に砂利を敷いたりなどもできるため、アイデア次第では他の家にないようなオリジナリティを持つことができます。
さらに設置方法についても簡単にできるため、休日を使ったDIYで外構を作っていくことも可能です。
////敷石の種類
敷石に使う素材にはさまざまな種類があり、庭やアプローチのイメージによって選ぶようにしましょう。
天然石
敷石に使われる天然石で代表的なのが御影石です。和風の庭やアプローチによく合い、ナチュラルな雰囲気を演出してくれます。
また御影石は和風のイメージがありますが、モダンさや洋風の雰囲気を持つ敷地に使うことでアクセントとして目をひくポイントにすることができるでしょう。
他にも敷石に使われる天然石として石灰岩などもあるので、庭やアプローチのイメージに合わせて選ぶようにしましょう。
レンガ
洋風の庭やアプローチにしたい場合にレンガを敷石にすることもあります。レンガは吸水性がよく、滑りにくいという特徴があるため、敷石に向いています。
ガーデニングにも合わせることができ、単価が安いことやホームセンターなどで手軽に入手できるのでDIYに向いています。
素朴な雰囲気を持ちますが、敷き方次第では見た目にも美しいアプローチを作ることができるでしょう。
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敷石の加工方法
敷石の素材以上に大切なのが加工方法による違いです。同じ素材の石材であっても加工のしかたによって見え方が全く異なります。
機械加工
初心者におすすめなのが機械加工をした敷石です。
機械をつかって石材をせつだんするので、加工面は真っ直ぐになります。敷石をならべるときにぴったりと配置していくことが可能なのも特徴です。
ノミキリ加工
ノミを使って手作業で加工していくのがノミキリ加工です。人の手が入っているので温かみがあるのが特徴です。
敷石のノミキリ加工のものは単価も高くなり、直線的ではない点や形が特徴的なところから初心者があつかうには難しい面があります。
DIY初心者の方はアクセントやワンポイントとして、ノミキリ加工の敷石を1つ取り入れるなどの方法がいいかもしれません。
ジェットバーナー仕上げ
敷石にする石材をジェットバーナーで短い時間焼くのがジェットバーナー仕上げです。敷石の表面の組織が粗くなり、すべりを小さくする効果があります。
よく通るアプローチに敷石を敷く際には、雨の日の転倒防止をするためにジェットバーナー仕上げの敷石を検討してもいいでしょう。
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機械加工の敷石がDIY初心者におすすめの理由
敷石の加工方法について紹介してきましたが、ここからは機械加工の敷石が初心者におすすめの理由について紹介していきます。
直線の切り口
前述しましたが機械加工の敷石は加工面(切断面)が真っ直ぐになり、庭やアプローチに施工する際にぴったりとハマるように配置することができます。
敷石に同じサイズのものを選択することで、タイルのように並べていくことができ、形状やサイズ違いの物を組み合わせていくという作業をしなくてもすみます。
そのため、DIY初心者でも作業前のレイアウト決めがしやすく、敷石の施工もスムーズに進めていくことが可能です。
また、機械加工の敷石はしっかりとおさまる形状をしているので、仕上がりをきれいにすることができ、満足のいくDIY作品にすることができるでしょう。
目地がきれいにできる
機械加工の敷石はぴったりとハマるということは説明しましたが、目地をいれる際にも切断面が真っ直ぐなことで、初心者でもきれいな目地にしやすくなります。
敷石の形に歪みが少ないことで、隣り合う敷石との距離や角度をしっかりと見て取れます。
見た目の違和感を頼りに修正していく方法もありますが、より確実なのは目地の寸法を決めて測りながら進めていく方法でしょう。
機械加工で真っ直ぐに切断された敷石ですので、計測もしやすくDIY初心者の方でもスムーズに作業を進めていけます。
パターン
敷石の素材が機械加工で同じ寸法になっていれば、さまざまなパターンの敷き方を選ぶことができます。
庭やアプローチなど、敷石を敷きたい場所の雰囲気をどのようにしたいのかでデザインを決めることができるので、イメージしているアイデアを具現化できるでしょう。
もちろん施工する場所の広さや敷石のサイズなどを考慮しなければいけませんが、機械加工の敷石を使うことでレイアウトやパターンといったデザイン面の検討がしやすくなります。
初心者でもできる敷石の敷き方
機械加工の敷石を使って庭やアプローチに敷いていく初心者でもできる方法を見ていきましょう。
作業には労力や時間が必要なこと、それに重たい素材を使うためケガをする可能性もあるため、無理をせずに安全面をしっかりと考えてDIYするようにしましょう。
敷石の敷き方をみて体力やケガ、時間の制限、残土処理などの不安なポイントがある場合には、外構業者に施工の依頼をすることを検討するようにしてください。
レイアウトを決める
敷石を庭やアプローチに敷くことを決めたら、施工する場所のサイズを測ることからはじめましょう。
次に敷石を敷く場所の雰囲気などをイメージして石材の種類やサイズなどをネットで検索してみましょう。
選択肢に残った石材のサイズと施工場所のサイズをふまえて、どのようにレイアウトできるのかを考えます。
敷石の必要な枚数や施工するために必要な材料をピックアップして購入します。
- 敷石
- 砂
- コテ
- スコップやシャベル
- ジョウロやホース
- 水平器や水糸
※その他にも軍手や残土を入れるためのガラ袋などが必要になります。
下地作り
敷石を敷く場所の下地作りはしっかりと行うようにしましょう。下地を作る手順は以下のとおりです。
敷石を敷く
敷石を敷くための下地ができたら、敷石を設置していきます。 敷石設置の手順は以下のとおりです。
まとめ
初心者におすすめの機械加工の敷石や施工方法などをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
敷石に機械加工のものを選ぶことで、施工しやすくなり、仕上がりもきれいにできる可能性が高まります。
アプローチや庭に自分で施工した敷石があることで、日々の暮らし方も変わってくるのではないでしょうか。
もし、DIYが難しいという場合や重い石材をあつかうのが難しいという場合には、プロである外構業者に相談してみましょう。
出来上がっていたイメージをそのまま形にすることができ、経験と知識が豊富な外構業者ならではのアイデアなども取り入れることができるかもしれません。
今回の内容をもとに生活のしやすい素敵な敷地を手に入れてください。
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