別荘を外構工事したい!おすすめの外構工事方法紹介

別荘を外構工事したい!おすすめの外構工事方法紹介

別荘の外構工事は一般の住宅における外構と違うことをご存知でしょうか。同じような感覚でデザインしてしまうと、別荘としての魅力が半減してしまいます。

別荘の外構工事のポイントは3つあります。

  • 非日常感
  • 満足度の高いデザイン
  • メンテナンスフリー

以上をふまえて、おすすめの外構工事方法をご紹介します。

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自然素材を使ったナチュラルテイストで非日常感を

自然素材を使ったナチュラルテイストで非日常感を

別荘の外構工事は通常の住宅におけるものと異なります。

別荘を使用する目的は人それぞれだと思いますが、おそらく日常から離れた特別の時間を過ごしたいと考えるのではないでしょうか。

そこで、別荘の外構工事も非日常感を感じるようにすることがおすすめです。そのためのポイントがいくつかあります。

コンクリートは使わない

別荘の外構工事はできるかぎり自然素材を使い、都会の住宅とは異なる雰囲気を醸し出すことがおすすめです。

たとえばフェンスを設置する場合、通常はフェンス用のコンクリートを使用することが多いと思います。

しかしコンクリートはいかにも人工物といった雰囲気を感じるのではないでしょうか。そこでフェンスの基礎には天然石を使うといった工夫が必要になるでしょう。

フェンス自体もアルミやスチールではなく、天然木のような自然素材を使いたいものです。

ただし、あとで説明しますが別荘の外構は極力メンテナンスを必要としないものがおすすめです。そこで天然木でも耐久性の高いハードウッドを選ぶといった工夫が必要となります。

素材感を前面に出すデザインを心がける

別荘の外構工事でおすすめなのは、天然素材を使うのはもちろんのこと、その素材感を前面に出すようなデザインです。

たとえば玄関までのアプローチひとつにしても、道の両脇に天然石を使うといったひと手間が雰囲気を高めてくれます。

軽井沢の別荘であれば、火山岩の浅間石がよく使われるので、アプローチの両脇にこの浅間石を敷き詰めると素材感に溢れたものとなるでしょう。

おそらく費用面を考えると、割高になると思います。住宅の外構工事ではそのような無駄は省くことでしょう。

しかし別荘は逆に、そのような「無駄」にこそ価値があります。外構工事の費用は高くつくことになりますが、デザインに妥協は禁物です。

それを踏まえて、素材感が出るようなデザインをおすすめします。

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周辺環境に合わせたデザインを

周辺環境に合わせたデザインを

別荘の外構工事で大切なことは、周辺環境に合わせたデザインにすることです。施主の感性あるいは希望だけを実現するデザインにするわけにはいきません。

セカンドハウスとして利用する別荘は非日常感を楽しむものです。同時にそれは、周辺環境にも配慮したデザインにすることをおすすめします。

たとえば軽井沢の場合、「長野県景観条例」や「軽井沢町景観育成基準ガイドライン」などで景観に関するいろんな規則が定められています。

たとえば駐車場のアプローチを考えてみましょう。別荘には車がつきものだと思いますが、その駐車場における外構工事にも工夫が必要です。

たとえば山に近い別荘であれば、土留めに景石を使用し、古いレンガや枕木といった素材を使うことで景観に配慮できます。

景石とは、加工していない天然の石のことです。別荘地は傾斜が多いので、その土留めにも注意を払うようにしましょう。

土留めは宅地造成等規制法施行令第6条では、「鉄筋コンクリート造、無筋コンクリート造又は間知石(けんちいし)練積み造(ねりづみ)その他の練積み造のものとすること」とされています。

練積み造とは、土留めの擁壁造りで自然石をコンクリートやモルタルを接着剤として使用し積み上げる方法です。

使用する材料としては、たとえば軽井沢の場合には火山岩である浅間石が多く見られます。この浅間石は階段にもよく使用されています。

このように別荘の外構工事は、周辺環境との調和も考えてデザインすることをおすすめします。

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手入れが不要の「耐候性の高い」材料を使う

手入れが不要の「耐候性の高い」材料を使う

別荘は避暑地として使用するなど、一年のうち利用する期間は限られています。そのため、「メンテナンスフリー」が大切なポイントになります。

ウッドデッキにおける外構工事

たとえば頻繁に手入れをしなければならない植栽は避ける、といったこともそのひとつです。そして使用する材料としては、極力「耐候性の高い」ものを選ぶようにしましょう。

たとえばウッドデッキに使用する材料には天然木や人工木などがありますが、もっとも耐候性が低いソフトウッドは避けるということです。

対してハードウッドは割高にはなりますが、塗装も不要ですし腐食しにくい特徴があります。ハードウッドとして使用されるのはウリンやイペ、セラガンバツなどです。

ハードウッドの特徴として、真夏でも温度上昇はさほど高くないので素足でも歩くことができます。さらに耐火性も高いので、バーベキューをしても問題ありません。

同じくメンテナンスフリーの素材に、樹脂製の人工木があります。人工木はほとんどメンテナンスが不要なので、別荘のウッドデッキに適しています。

ただし夏場の温度上昇は相当に高くなるので注意が必要です。また耐火性もさほど高くないので、バーベキューなどをする際には火が落ちないように注意が必要です。

別荘のある地域の気候もふまえて、使用する材料を考えるようにしましょう。

避暑地として使用するのであれば、ウッドデッキはハードウッドを使用するものがおすすめです。

庭における外構工事

別荘は住宅とは異なり、庭の外構工事も独特のものとなります。まず定期的に手入れをすることができないので、使用する樹種も限られたものとなります。

よく使われるのは、シンボルツリーとして使用されるものです。たとえばココスヤシなどは定番の樹種となります。

あるいはアジアンテイストを醸し出す場合には、ソテツなどがよく使われています。一般的なガーデニングで使用するような樹種は別荘にはあまり向いていません。

もちろん定期的に足を運ぶのであれば話は別ですが、そうでなければ手入れが必要なガーデニングに使う植物は避けたほうがよいでしょう。

また落葉樹も落ち葉の掃除をしなければならないので、常緑樹を使うのがおすすめです。

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おすすめの目隠しフェンス

目隠しフェンス
引用:Amazon

別荘でも住宅と同様に、プライベートを確保するための目隠しフェンスが必要になるでしょう。その際に、別荘ならではの注意点があることを知っておきましょう。

たとえば海が見える高台に別荘が建っているとします。そこに目隠しのフェンスを設置する際に注意が必要なのは、海からの強風です。

この強風にも耐えられること、なおかつ景色への目線を遮ることがないフェンスとなる素材を選ばなければなりません。

そこでおすすめなのは、風の抵抗を受けにくい縦格子タイプか、あるいはメッシュタイプです。

ただし、風の抵抗を少なくするために隙間を大きくすると、目隠しの効果が薄くなります。

かといって隙間を少なくすると風の抵抗をまともに受けることになり、耐久性を上げることが必要です。その場合には柱を太く丈夫なものにすることで対処します。

まとめ

別荘の外構工事でおすすめの方法をいくつかご紹介しました。一般の住宅とはかなり違うことがわかると思います。

これらを考慮して、「別荘ならでは」の外構工事をデザインすることをおすすめします。

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