丸型の敷石の雰囲気の良さから、敷地に敷くことを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
敷石を敷くことによって、快適に行動できる空間ができ、さらに景観も良くしてくれます。
丸型の敷石は和風のイメージがありますが、洋風にもマッチさせることができ、柔らかな雰囲気を敷地に与えてくれるでしょう。
今回は丸型敷石の特徴と活用法について解説していきます。
DIYで敷石を敷きたいという方は、自分で施工できる方法も紹介していくので参考にしてください。
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////丸型敷石の特徴とは
まずは丸型敷石の特徴について見ていきましょう。
自然な風合い
丸型敷石には円形に成形されたものから、天然石の形状を利用したより自然な形状のものがあります。
円形に成形されたものは天然石の質感を持ちつつ、しっかりとした円形が安定的な見た目を演出してくれます。
天然石の形状を利用した丸みを帯びた敷石は、より自然で和風のイメージを強く持っています。
また、成形されてサイズの整った丸型敷石は、他の敷石と同じように組み合わせてデザインすることもでき、柔らかい雰囲気を洋風の敷地に取り入れることができます。
足元が汚れにくい
丸型だけでなく敷石全般に言えることですが、足元を汚さず安定した足場を作り出してくれます。
土や砂利、芝生の地面では、汚れや安定感というものが損なわれますが、そこに丸型敷石を敷くだけで快適な空間が得られるようになります。
また、丸型敷石を敷いたところには草が生えないため、除草の手間を減らすことが出来るでしょう。
それから、施工方法によっては更に雑草を生えにくくすることができるため、敷地の管理をしやすくすることが可能です。
オリジナリティが出せる
丸型敷石の大きさやカラーの組み合わせ方は自由に出来るので、オリジナリティのあるデザインにすることができます。
もちろん伝統的な飛び石などの打ち方はありますが、環境や雰囲気に合わせたデザインを選ぶことができます。
角型や乱形石のように丸型敷石もまた、様々なデザインの可能性があるということは知っておきましょう。
////丸型敷石の活用法
次は丸型敷石の活用法についてです。丸型敷石の使い方や使う場所について見ていきましょう。
飛び石
丸型敷石の使い方で代表的なのは飛び石です。
日本庭園などの道として敷石が敷かれており、古くは安土桃山時代に茶室への路地に用いられていました。
和装で歩くことを想定されているので、36cmから40cm程度の間隔で置かれることが多く、現代の服装では少し狭く感じるかもしれません。
日本的なししおどしや手水鉢、庭木などを組み合わせることで、落ち着いた和の雰囲気を作ることもできます。
また洋風の場合には、石や砂利の色味を庭の雰囲気に合わせることで和洋折衷のオリジナリティのある庭にすることが可能です。
丸型敷石の飛び石では、景観をゆっくりと見る、デザイン性を良くする目的からさまざまなレイアウトが存在します。
レイアウトのパターン
丸型敷石を使った飛び石のレイアウトには、伝統的な打ち方が存在しています。代表的な打ち方を紹介していきます。
それから、これらの打ち方は敷地によって組み合わせて用いることも可能です。
直打ち
丸型敷石を直線で並べる打ち方で、歩幅に合わせて敷いていきます。
様々な形状の丸型敷石の場合、向きを変えることで動きを出すことも可能です。
大曲り
丸型敷石を孤を描くようにして並べていく打ち方です。
曲がった道にするときに用いられ、直線的な打ち方よりも柔らかな印象を与えてくれます。
二連打ち
丸型敷石を2つ直線にして、左右に振り分けていく打ち方です。
歩きやすさとともに左右に振り分けるため動きがあり楽しさを感じさせてくれます。
真っ直ぐと真っ直ぐ、左、真っ直ぐと真っ直ぐといった感じで打ちます。
三連打ち
3つの丸型敷石を直線に配置して、その後の石を左右に振り分ける打ち方です。
二連打ちと同じように、真っ直ぐ、真っ直ぐ、真っ直ぐ、右、真っ直ぐといった形で打ちます。
雁行打ち
3つから4つの丸型敷石を斜めに真っ直ぐ配置して、その後方向を変えてく打ち方です。
右左右とジグザグに進むようになっており、鳥の雁が群れで飛んでいるような見た目からこの名前がついています。
千鳥打ち
丸型敷石を左右交互に打っていく方法で、雁行打ちを1石ずつ行う打ち方です。
自由にアレンジ
丸型敷石は飛び石のように使うだけでなく敷き詰めていくことも出来るため自由なデザインを楽しむことが可能です。
また、丸型敷石はアクセントとしても用いることができます。
他の形状の敷石と合わせて使うことで、様々なデザインにすることも考えられるでしょう。
丸型敷石の魅力は柔らかさを出せる部分にあります。様々な組み合わせを検討してみましょう。
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////丸形敷石の選び方
丸型敷石の選び方について見ていきましょう。
サイズや形
丸型敷石には大小さまざまなサイズのものが存在します。デザインや配置する場所によって選ぶようにしましょう。
不揃いの自然な風合いを活かした丸型敷石の場合は予め完成を想定して選び、表面が歩きやすいものを選ぶことをおすすめします。
それから、飛び石にする際には大きめのサイズが向いています。
カラー
丸型敷石も石の種類や産地によって色味が異なります。
統制されたデザインにするのか、より自然なデザインにするのか検討して選ぶようにしましょう。
また、タイル製のものなどはおしゃれな図柄になっているものもあるので、洋風の敷地に敷く場合にはアクセントとして選んでもいいでしょう。
表面加工
丸型敷石を人がよく通るアプローチに使用する際には、滑りにくい加工を施したものを選ぶのがおすすめです。
表面が滑りやすい状態だと、雨の日の歩行で事故が起こりかねません。
また、表面をざらざらにする加工は丸型敷石の石の雰囲気をより高めてくれる効果もあります。
丸形敷石の敷き方
丸型敷石を飛び石として敷いていく方法を紹介します。DIYで行う場合にはこの手順で行っていきましょう。
レイアウト決め
丸型敷石をどのように配置するか、まずは考えましょう。
飛び石の打ち方は、歩きやすさやデザイン性以外にも、どこに視線を誘導したいかという点も重要です。
打ち方は基本的にデザインの例なので、実際に庭や建物をどう見せたいのかという点も注意して検討しましょう。
また、デザインとともに必要な丸型敷石の必要数についても確認して、用意するようにしましょう。
重量があるものなので、できれば何度も用意するようになるよりも一度で済ませたほうが良いでしょう。
穴を掘る
丸型敷石で飛び石を設置するところの土を掘っていきます。
化粧砂利を敷く場合にはその分の土も掘っていくようにしましょう。掘った場所はしっかりと踏み固めておきましょう。
除草シートを敷く
掘った場所に除草シートを敷いていきます。
日頃のメンテナンスを少なくするためのもので、除草の手間は問題ないという場合には必要ありません。
ただし、除草剤を撒くなどしておいたほうが、景観を維持することができるので、なんらかの雑草対策はしておきましょう。
敷石を置く
除草シートを敷いたら、丸型敷石を置く場所に土をかるく入れます。
その後に高さを確認しながら丸型敷石を置いていきます。
砂利を敷く
最後に除草シートが隠れるように丸型敷石の周りに化粧砂利を敷いていきます。
砂利は色によって雰囲気が変わるので、どういったデザインにしたいか確認した上で選ぶようにしましょう。
まとめ
ここまで丸型敷石の特徴と活用法についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
丸型敷石は伝統的な日本の庭を演出できるだけでなく、使い方によっては洋風にもマッチさせることができる敷石です。
歩きやすさやデザイン性、視線の誘導などで敷地の美しさを高めることができます。
今回の内容をもとに丸型敷石を活用してみてはいかがでしょうか。
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