素焼素材で敷けるのはどんなものがある?

素焼素材で敷けるのはどんなものがある?

素焼素材のもつ雰囲気を庭に取り入れたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

自然な雰囲気があり柔らかさを感じる素焼素材は、西洋風の庭やナチュラルな雰囲気の庭に合わせることで、さらに雰囲気を高めてくれます。

ただ、素焼素材を庭に敷く前に、どういった種類があってどんなメリットがあるのか、どうやって敷くのかなど知っておきたいことはありますよね。

今回は素焼素材についてくわしく紹介していきます。お庭づくりの参考にしてください。

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素焼素材とは

素焼素材とは

素焼素材については、ある程度イメージが湧いているものと思いますが、よりしっかりと知っておくために、特徴についてまずは紹介していきます。

メリットやデメリットについても触れていくので、庭に実際に敷いたときにどうなるかなどを確認しながら見ていきましょう。

素焼素材の特徴

素焼は焼き物の中でも釉薬(ゆうやく/うわぐすり)で覆っていないものを指します。

粘土をつかって整形していき、乾燥させて焼き固めたもので、器や植木鉢などで世界各地で使用されています。

素焼素材のものは焼かれるときに、粘土の鉄分と酸素が反応することで、独特の赤みがかった色になります。

ただし、粘土の質や焼く際の温度の違いによって、黄色やオレンジ色、更に濃い茶色などさまざまな仕上がりになり、製造地や製造国によってさまざまな色合いのものがあることは知っておきましょう。

素焼素材も高温で焼きますが、更に高温で焼く他の焼き物よりも柔らかく壊れやすい面もあります。

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素焼とテラコッタは同じもの

テラコッタと素焼きは同じものというイメージの画像

外構について調べていたり、園芸をしている方の中にはテラコッタについて知っているのではないでしょうか。

テラコッタも素焼と同じような見た目や色味、質感をしています。欧米のテラコッタというものは、ほとんどの場合素焼と同じものです。

ほとんどと言ったのは、テラコッタの中には焼いた後に色を加えたものや、焼く前に絵を描いて焼いたものなど、彩色テラコッタと呼ばれるものがあるためです。

しかしながら基本的な製造工程などは同じものであり、本質は同じものとなります。

吸水性が高い

素焼素材の表面は多くの穴があいているため、保水性や吸水性もよく、雨に降られたときでも滑りにくいというメリットがあります。

植木鉢に使われている理由も多孔質の素焼素材の性質を活かしたもので、他にもアロマに使われることもあります。

ビンテージ感を出せる

素焼素材が柔らかいことは前述しましたが、使用していくうちに風雨などによって風化していき、ビンテージのような雰囲気を次第にもたせることができます。

また、素焼素材のそれぞれがまったく同じ色と言うわけではないので、表情に深みをもたせることができ、年月とともにさらにそれが深みを増していきます。

将来的に庭によく馴染んでいくのが素焼素材の良さのひとつと言えるでしょう。

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素焼素材で庭に敷けるもの

テラコッタタイル

素焼素材を外構に取り入れるために、庭に敷けるものについて見ていきましょう。

テラコッタタイル

タイル状にした素焼素材で、一般的な正方形のものから6角形のものや特徴的な形状のものなどがあります。

テラコッタタイルは庭に敷く以外にも、屋内の床面にも使用します。洋風な印象やアンティークな雰囲気を出したいときにはもってこいの素材です。

テラコッタタイルは2から3cmほどの厚みで、素焼素材特有の空気孔があり吸水性もいいため、汚れが付きやすい特徴があるので、屋内の使用で気になる場合には施工の最終段階でワックスを塗布することもあります。

テラコッタタイルについた汚れは、アンティークの雰囲気を出すことができるため使用していくうちにアンティークのような風合いがだせるというのもメリットのひとつになります。

レンガ

より一般的ですぐにイメージできるのはレンガ敷きではないでしょうか。レンガは花壇や窯などにも使用でき、敷き詰めることで歩きやすくする舗装にも使うことができます。

また、レンガは基本的に長方形の形をしているため、組み合わせによって様々なデザインを楽しめることから、インパクトのあるデザインから整然としたデザインにすることも可能です。

国産のレンガは日本工業規格(JIS)によって、サイズが決められているため、規格の表示があるものであれば、どこで購入したものでも大きくデザインを崩すことなく使用することができます。

ただし、レンガの中には国外製のものや耐熱レンガなど、違う規格で作られたものもあるため注意が必要です。

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素焼素材のテラコッタタイルとテラコッタ調タイル

テラコッタタイル

テラコッタタイルには素焼素材のものと、それに似せて作ったテラコッタ調タイルというものがあります。

テラコッタ調タイルについて

素焼素材のテラコッタタイルの質感や色味などを模したタイルをテラコッタ調タイルといいます。

本物のテラコッタとの違いは、素材や製造方法の違いだけでなく、防水性や耐久性を備えているという点です。

メンテナンス性が高いため、近年ではよく利用されている素材ですが、本物のテラコッタタイルにある、経年での変化を楽しむということはできません。

テラコッタ調タイルの見た目は、本物のテラコッタタイルの模様をプリントしているためより近くなっています。

素焼素材のタイルを敷く方法

HOW TO

素焼素材のタイルを敷く方法について見ていきましょう。ここではコンクリートの上にタイルを敷くための方法をご紹介します。

仮置きをする

タイルをどう敷くか、目地の幅はどのくらいにするかなどを実際に並べてみます。目地の幅に決まりはありませんが、テラコッタタイルの場合、太めの目地にするとバランスよく見えます。

コンクリートの掃除をする

タイルを敷く場所のコンクリートの掃除をします。汚れがそのままだとはがれる原因にもなるので、十分にきれいにするようにします。掃除後に吸水調整のための調整剤を塗っていきます。

バサモルを敷いて水平をだす

次に水を少量だけ混ぜ込んだモルタルを敷いていきます。表面をしっかりと均して、水平を出していきます。

セメントペーストを塗る

タイルを貼り付けるためのセメントペーストを塗っていきます。セメントペーストは水とセメントを混ぜたもので、薄めに塗ります。

タイルを軽くたたきながら配置

タイルを配置して、下地との間に隙間ができないようにハンマーなどで叩いていきます。隙間ができていると割れの原因にもなるので、隙間を埋めるように押さえます。

目地材を詰める

タイルとタイルの間に目地材を入れていきます。

素焼素材のタイルは、空気孔があり吸水性もいいので、なるべくタイルの表面に目地材がのらないようにする必要があります。

目地材をはみ出ないように入れて、目地コテを使って押さえるようにしていきます。はみ出てしまった目地材は、水を含ませたスポンジなどで拭き取るようにします。

しっかりと乾燥したら完成です。

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素焼素材の敷石をメンテナンスする方法

ホースから出る水

素焼素材の敷石の汚れが気になるという場合に、汚れの落とし方について見ていきましょう

素焼素材の敷石の掃除方法

水が流せる場所での掃除方法です。

水を吸わせる

掃除したい場所に水をまいていきます。タイルに水を吸わせることが目的なので、まずはしっかりと濡らしましょう

使う洗剤について

使う洗剤は中性洗剤などを使用します。ただし、汚れがひどいときには弱アルカリ性の洗剤を使うようにしましょう。

こすり洗い

ナイロン不織布のパッドやブラシなどを使ってこすり洗いをしていきます。パッドはホームセンターや100円均一のショップにありますが、研磨剤の入っていないものなどがいいでしょう。

気温の高い日などには、乾きやすくなっているので、乾く前に次の工程に進むようにしましょう。

水で流す

こすって出た汚水をホースなどで洗い流していきます。

汚水が乾いてしまうともう一度最初から行う必要があるため、乾きやすい日には部分部分で進めていきその都度流すようにしたほうがいいでしょう。

まとめ

ここまで素焼素材に関してご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。素焼素材が持つ質感や色合いは、自然な雰囲気を庭にプラスしてくれます。

またテラコッタタイルやレンガといった素材は、大きさや原材料、製造過程でそれぞれ違った雰囲気を持っています。

ランダムで複雑な見た目はマイホームの庭に新たな景観を取り入れてくれるでしょう。今回の内容をもとに素敵な庭造りを進めていって、納得の行く環境を作っていきましょう。

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