【外構素材】リフォームに取り入れたい!レンガ調タイルの基礎知識

【外構素材】リフォームに取り入れたい!レンガ調タイルの基礎知識

レンガを使った外構をイメージしたときに、レンガ調タイルを使用するという選択肢を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

レンガ調タイルはレンガのデザイン性がありながら、レンガ以上のメリットを外構に与えてくれます。

また、マイホームの雰囲気作りとしてカラーリングなどを考えている場合には、レンガ調タイルの自由度からイメージ通りの外構を手に入れることができます。

今回はレンガ調タイルを外構のリフォームに取り入れるために、基本的な知識から今後付き合っていくためのメンテナンスについてもご紹介していきます。

素敵な空間づくりの参考にしてください。

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レンガ調タイルとは?

軽量レンガ かるかるブリック Lサイズ 115枚入
引用:Amazon

外構のリフォームに取り入れるために、まずはレンガ調タイルとはどんなものなのか見ていきましょう。

レンガ調タイルの基礎知識や特徴についてご紹介していきます。

レンガ風のタイル

レンガ調タイルとは、レンガのような外見をもちつつも本物のレンガとは違う素材でできた建材です。

本物のレンガよりも薄く、レンガ調タイルは基本的に積み上げるのではなく貼り付けて使用します。

「レンガタイル」や「ブリックタイル」、「レンガ風タイル」などとも呼ばれるレンガ調タイルは、主に2種類の素材から作られます。

陶磁器製レンガ調タイル

まず、陶磁器で作られたレンガ調タイルは、水分や熱に強く耐久性が高いのが特徴です。

デザインも豊富にあり、さまざまな色味を持つものが販売されています。

セメント製レンガ調タイル

もう一つはセメントで作られたレンガ調タイルで、こちらも耐久性が高い特徴があります。比較的安価で手に入れることができます。

2つの工法

レンガ調タイルは基本的に貼り付ける工法で施工していきます。

外構でレンガ調タイルを使うための2つの工法について見ていきましょう。

湿式工法

レンガ調タイルをモルタルで貼り付けていく工法で、本物のレンガのような雰囲気に仕上げることができます。

モルタルを使用するため、職人の技術によっては仕上がり具合に差がでるため、依頼する業者の信頼性をあらかじめ確認しておいたほうが良いでしょう。

乾式工法

レンガ調タイルをサイディングボードの上に接着剤を使って貼り付けていく方法です。

サイディングには窯業系という木質成分とセメントでできたものと、金属系のものがあります。

短期間で施工できることや湿式工法で施工するよりも軽量化できるという利点があります。

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レンガ調タイルを外構に取り入れるメリット

メリットと話す男性

レンガ調タイルを選んだときのメリットについて紹介していきます。

最終的に素材を何にするか決めるときの判断材料になるため、外構のリフォームで自身が何を求めているか考えながら見ていきましょう。

レンガよりもコストダウンが可能

レンガを使用した外観を求めている場合に、本物のレンガを使用するよりも低コストで施工することが可能です。

あくまでも本物のレンガとの比較ですが、かかる工期にも差が出ることや職人の技術が必要な点など、レンガ調タイルで施工することを選んだほうがトータルでコストを下げることができます。

レンガ調タイルでも本物のような見た目が出せるため、外構のリフォームで費用面が少しでも気になるのであれば、これは大きなメリットとなるでしょう。

自由なデザインにすることができる

レンガ調タイルには多くのカラーがあり、形状のデザインに関しても種類がたくさんあります。

本物のレンガの場合にはそこまで多くのカラーはありませんし、形状に関しても同じです。

また、レンガ調タイルは本物のレンガと違い、品質のバラつきがないため、仕上がりに関しても均一な見た目にすることができます。

住宅の外壁や庭の雰囲気や色合いに合わせたデザインにしたい場合には、カラーや形状の選択肢が多いことが結果的に見てもメリットになることでしょう。

耐久・耐震性

本物のレンガも耐久性や耐候性が高い素材ですが、レンガ調タイルに関しても同じように高い耐久性・耐候性をもった素材と言えます。

またレンガ調タイルの場合、ベースになる躯体に貼り付けていく工法なので、本物のレンガを積み上げていく工法とは違い、地震などにも強いというメリットがあります。

メンテナンスフリー

レンガ調タイルは塗装の塗替えなどが必要ないため、基本的にはメンテナンスフリーというメリットがあります。

ただし、経年によりレンガ調タイルの外構にもコケやカビなどが発生してくるため、定期的な清掃が必要です。

また、レンガ調タイルが割れてしまったり、剥離してしまった場合には、部分的な補修が必要になります。

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レンガ調タイルをリフォームに取り入れる方法

家の模型

レンガ調タイルを外構に取り入れる際のポイントについて見ていきましょう。

外壁とエクステリアを同じ素材にする

レンガ調タイルを外壁で使用している場合や、住宅も一緒にリフォームする場合には、外構にも同じレンガ調タイルを使用することで統一感を敷地に与えることができます。

またカラーが違うレンガ調タイルや使用する場所を選ぶことで、雰囲気つくりを効果的にしていくことができるでしょう。

外構だけリフォームするという場合には、住宅の外壁の色合いや庭やアプローチなど周囲にある植物や他の外構に合うものを選ぶことで統一感を出すこともできます。

違う素材とのコラボ

レンガ調タイルだけで外構を施工することもできますが、他の素材を組み入れることでおしゃれな見た目を演出することも可能です。

例えば、レンガ調タイルと木材・もしくは木調の素材を組み合わせることでナチュラルさを全面に出した見た目にすることができます。

他にも塀に部分的にレンガ調タイルを貼ることでアンティーク感を出したり、アイアンなどと組み合わせても重厚感を出すことができるでしょう。

イメージしているデザインにどんな素材が合うのか一度検討してみても良いかもしれません。

外観と内装の雰囲気をマッチさせる

塀や門扉、アプローチや玄関周りなどの外構をリフォームするのであれば、内装にもレンガ調タイルを取り入れることを検討してみても良いかもしれません。

友人や知人が家を訪れた際に一番最初に目に入るのが外構部分です。

その雰囲気を目にしたあと、住宅に入ったときに同じようにレンガ調タイルがあれば、統一感のあるおしゃれな空間を感じさせることができます。

レンガ調タイルには軽量で木工ボンドや両面テープで貼ることのできる「エコブリック」などの製品があるため、DIYでも簡単に施工することが可能です。

内装の場合もワンポイントでレンガ調タイルを使用することで雰囲気を変えることもできるので、敷地内の空間つくりが気になる場合には検討してみましょう。

レンガ調タイルと本物のレンガで迷ったら

外構業者に相談する女性

外構をリフォームする際にはどういった素材を取り入れるか迷ってしまうものです。

レンガ調タイルと本物のレンガ、その他の素材で迷ってしまうときのヒントについてご紹介します。

メリットとデメリットを検討してみる

レンガ調タイルなどの素材を選ぶときの基準として「見た目や質感」「費用」「耐久性」「メンテナンス性」などがあります。

それぞれの素材にはメリットやデメリットが存在するため、それらを一度書き出して本当に求めているものが何なのかをいちど精査してみることをおすすめします。

また、レンガ調タイルの外構にしたときにどういった雰囲気になるのか、実際の生活スタイルをふまえながらイメージしてみましょう。

外構業者に相談する

レンガ調タイルや本物のレンガ、他の素材などで迷ってしまうようであれば、まずは外構業者に相談してみましょう。

経験や知識があるプロの施工業者であれば、レンガ調タイルの特徴や製品の種類などにも精通しているため、気付けなかった部分に関してもヒントがあるでしょう。

また他の素材に関しても同じで、それらの組み合わせやデザインも提案できるので、イメージしている外構デザインが十分でない場合でも対応することができます。

まとめ

ここまでレンガ調タイルの基礎知識についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

外構のリフォームにレンガ調タイルを使用することで、イメージするデザインをそのまま取り入れることができます。

また、本物のレンガとの違いであるコストや耐久性などの点でも、レンガ調タイルを選択するメリットがあるのではないでしょうか。

今回の内容を参考に雰囲気のある素敵な外構を手に入れましょう。

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