いらない植木鉢が増えている!その処分方法とおすすめの活用法を解説

いらない植木鉢が増えている!その処分方法とおすすめの活用法を解説

ガーデニングなどをしている方で、いつの間にか大量の植木鉢が積み上がっているというケースはないでしょうか。

いざ処分しようと思っても、手間がかかるので片付けることができずに困っているという方もいるかもしれません。

そこでいらない植木鉢はどのように処分すればよいのかを解説します。また大量の植木鉢を抱えている方に向けて、おすすめの活用方法もご紹介します。

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いらない植木鉢が増える理由

使われてない植木鉢

気がつけばいらない植木鉢が増えている、というケースは少なくないと思います。なぜ植木鉢は増えていくのでしょうか。

植え替えが必要になる

観葉植物などを購入する場合、たいていは植木鉢に植えてある状態で購入します。そして育てているうちに、「植え替え」が必要になります。

その理由は栄養がなくなった土を交換する必要があることと、大きく育った根にとっては鉢が小さくなってしまうことです。

そこで土を変えるタイミングで、植木鉢もひと回り大きなものに交換します。

ほかの植物で使うことがない古い植木鉢は不要となり、そのまま放置されることになります。

ガーデニングには不要

ガーデニングをする人でタネから育てずに鉢で植物を購入する人は、地植えをしたあとの植木鉢は不要になります。

特にプラスチック製の植木鉢は重ねておけば邪魔にならないとあって、いつの間にか大量に増えることにもなります。

陶器製の植木鉢とは違い、プラスチック製の植木鉢はなかなか引き取り手がいません。

そのため処分せずに置いたままにしておくと、いつの間にか大量に積み上がっているという状況になります。

事前にいらない植木鉢の処分方法を

放置しておくとたまってしまう植木鉢の処分方法を事前に知っておくことが大事です。

どのくらいの手間がかかるのかを把握しておけば、大量に積み上がる前に処分しておこうと思うからです。

あるいは再利用の方法があれば、使い道を決めておくこともできるでしょう。そうすれば普段から少しずつ、その準備をしておくことも可能です。

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いらない植木鉢の処分方法

ゴミ箱

まずはいらない植木鉢の処分方法を説明します。植木鉢と土を分けて処分する点に注意しましょう。

家庭ゴミとして植木鉢を処分

いらない植木鉢は家庭ゴミとして処分できます。ただし縦・横・高さのサイズが30センチ以下であることが条件です。

また植木鉢の材質により、処分方法が異なります。

  • テラコッタやガラス…不燃ゴミ
  • 木製…可燃ゴミ
  • プラスチック…資源ゴミ

「土」は別の処分方法があるので、分けておく必要があることに注意しましょう。

粗大ゴミとして植木鉢を処分

不要となった植木鉢の一辺のサイズが30センチを超える場合には、「粗大ゴミ」として処分します。

粗大ゴミは自治体ごとに回収方法が異なりますが、引き取り日の予約と処理券の購入が必要です。いらない植木鉢に処理券を貼り、予約日に指定された場所に置きましょう。

土の処分方法

不要な植木鉢の土は取り除いて、別に処分しなければなりません。

基本的に土は「不燃ゴミ」として処分します。詳しくは自治体のゴミ回収に関する案内で確認しておきましょう。

もし大量の土がある場合には、ホームセンターに持ち込むなどして不燃ゴミには出さないようにします。

不用品回収を利用する

いらない植木鉢の処分方法としてはこのように、ある程度の手間がかかることがわかります。

しかし引っ越しが近いなどの理由で、たとえば粗大ゴミの手配が間に合わないというケースもあるかもしれません。

そのような場合には、植木鉢と土をまとめて処分できる「不用品回収業者」に依頼するのもよいでしょう。

費用はそれなりにかかりますが、短時間でまとめて処分できるので便利です。

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いらない植木鉢の活用方法

エコのイメージ

いらない植木鉢はすぐに処分するのではなく、まずは活用方法を考えるのもよいでしょう。

家庭菜園などでもSDGsの考え方が浸透していますし、資源を有効活用することは大切です。

いらない植木鉢を譲渡する

まずは不要となった植木鉢の引き取り手を探してみましょう。

学校や福祉施設などで寄付を募っている場合もありますし、近場の施設に持ち込めるかチェックしてみるとよいでしょう。

あるいは知り合いに欲しいという人がいれば譲渡できるかもしれません。ジモティーなどのサービスを利用して譲渡先を探すのもよいでしょう。

資源活用をする意味で、まずは譲渡先を探してみてはいかがでしょうか。

プラスチック植木鉢の注意点

いらない植木鉢にはプラスチック製のものが多いと思います。

たとえば鉢花など植え替えをしたあとは植木鉢が不要になりますが、そのまま再利用するとあらたに植えた植物が病気になることがあります。

プラスチック製植木鉢は、再利用する前に洗浄が必要です。譲渡する場合にはきちんと処理をしておきましょう。

具体的には軽く洗ったあとにキッチンハイターを溶かした水を入れたバケツの中に浸しておきます。その後はよく水洗いをして十分に乾燥させておけば処理は完了です。

こまかく砕いて利用する

陶器の植木鉢ならこまかく砕けば再利用できます。手間はかかりますが、ハンマーなどで叩いて危険がない程度までの大きさにしておきます。

これを瓦チップとして使用します。ガーデニングでも使用できますし、防草効果もあるので庭に撒いておくだけでも役立ちます。

あるいは家の周りに撒いて防犯対策に利用するのもよいでしょう。

寄せ植えに利用する

割れてしまった植木鉢は「寄せ植え」に利用できます。割れていなくても、いらない植木鉢は一部を利用することで、寄せ植えに活用できます。

使用しない部分は瓦チップにして使うなどほかにも使い道があります。

寄せ植えとは?

寄せ植えとは、ひとつの土で複数の植物を栽培することです。

見た目が華やかになるといったメリットがある反面、異なる環境で育つ植物をひとつの土で栽培する難しさがあります。

そこでどのような植物を一緒にするのか、水やりの頻度をどの程度にするのかといった工夫が必要です。

植木鉢を寄せ植えに活用するコツ

いらない植木鉢があれば、寄せ植えも簡単に行えるようになります。まず不要となった植木鉢を割り、その一部を別の植木鉢の中で土の仕切りにします。

仕切りを作っておけば、異なる植物を別々に管理できるというわけです。一見するとひとつの植木鉢に違う植物を植えているように見えます。

あとはレイアウトなどを工夫すれば、立体的にも見て楽しめる植木鉢にすることができるでしょう。

まとめ:いらない植木鉢は少しずつ処分を

いらない植木鉢の処分方法はいくつかありますが、大量に処分するとなると手間がかかるものです。

手早く済ませようとするならば、それなりの費用も必要です。いずれは使うかもと思わずに、少しずつ処分するようにしましょう。

陶器製の植木鉢であれば活用方法もあるので、実際に実行できるかどうかを検討してみるのもよいでしょう。

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