庭木の植え方と植え替える場合の費用はいくらかかる?

庭木の植え方と植え替える場合の費用はいくらかかる?

庭木を植えたいとお考えですか?庭木は、家のデザイン性を高めるだけでなく、目隠しやご近所トラブルの回避目的としても用いられます。

それだけでなく、四季を通してご自宅の変化を楽しんだり、自然の美しさを身近に感じさせたり、リラックス効果を与えてくれます。

ですが、「木を植える」という作業を経験したことが無い人がほとんどです。

今回は、初心者でもわかる庭木の植え方と、 庭木の植え替えにかかる費用ちう2つのテーマについてお話ししていきます。

庭木を植えるご予定の方や、庭木を植えたいとお考えの方の参考になれば幸いです。

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庭木を自分で植えてみよう!植え方解説

家と庭木

庭木をホームセンターなどで購入したばかりの人の背丈よりもやや高めの庭木は、自分の手で植えることできます。

もちろん、技術面や知識面において経験がない場合があるものの、どうせなら自分で植えたほうが、思い出や記念にもなりますし、とてもおすすめです。

まず最初に、購入した庭木の植え方について説明しますので、是非購入したばかりの庭木をご自身で植えてみてください!

用意するもの

庭木を植える前に、以下の道具や物を用意しましょう。

  • 軍手
  • ハサミ、カッター
  • スコップ
  • 十分な量の水
  • 剪定ばさみ(あれば)
  • ホース
  • 突き棒
  • 土を入れ替える場合は植え替え予定の土(肥料、腐葉土など)

庭木を植える作業は、庭木を植える場所で行うと、移動の手間が省けますよ。

1)植え付けの準備をする

まずは、植え付けの準備作業を行います。最初に、庭木の幹や枝を包んでいるネットなどの梱包資材を取ります。同時に、根元に巻きつけてあるビニールなどもはがす必要があります。

地中ポットがある場合は、カッターを使いながら土を崩さないように気を付けながらポットをはがしましょう。

ここで注意すべき点があります。麻袋が巻かれている場合は、外さないでそのままにしておくことです。また、支柱がある場合は一旦外すようにしましょう。

2)鉢に水をかける

続いて、鉢にたっぷりの水をかけます。ただし、地中ポットで到着したものについては、土が落ちてしまうので、水をかけないようにしましょう。

3)庭木を縛ってあるヒモを切る

庭木を芝ってあるヒモは、この時に切断しましょう。

全体のヒモを外してしまうと、庭木の種類によっては以降の作業がやりづらくなってしまうこともありますので、ゆっくりおこないましょう。

4)不要な枝葉を切断する

梱包をはがしたら、既に折れている枝や枯れた枝などといった不要な枝葉は取り除きましょう。

可能な場合は、植え付け後のイメージを考えながら全体の枝葉を間引くと良いでしょう。その際は、太い枝や幹から出ている枝には注意を払いながら剪定してみましょう。

5)植穴を掘る

不要な枝葉を取り除いたら庭木を植える位置を決め、スコップで穴を掘ります。

穴の大きさに決まりはありませんが、根鉢の大きさを基準に1.1~1.2倍くらいの大きさを目安に掘っていきましょう。

深さは、根鉢の高さよりもやや深めがちょうど良いくらいです。植穴を掘る際は、底になる部分の土をほぐしておくようにしましょう。

また、庭木を植えようとしている場所の土が、

  • 砂利が多い
  • 極端に粘土質
  • 栄養素がなさそうな土

という場合は、土の入れ替えも行いますので、少し大きめに穴を掘りましょう。掘り上げた土を用いて穴の周りを土手のようにしてフチを作り、水鉢を作ります。

6)植え付ける

いよいよ、庭木を植え付けます。まず、植穴の底に床土を中高に盛ります。庭木を持ち上げて、先ほど作った床土にそっと置くように植えます。

床土を利用しながら庭木の傾きを決めるため、この時に木の向きも決める様にしましょう。

この時に、根張りが見えなくなるまで完全に深く植えたり、浅く植えたりしない様にするのが大原則です。

庭木を深く植えたり、浅く植えてしまうと、後に根腐れや衰弱の原因になります。根の付け根が地上から3cmほど出るくらいが正解です。

重たい庭木は転がしても差し支えありませんが、枝が折れたり樹皮がはがれたり、根鉢が割れないように慎重に行いましょう。

7)土をかぶせながら水ぎめをする

庭木の傾きが決まったら、植穴を掘った際に作った土手を崩さないように、土をかぶせましょう。土の非庁や腐葉土などは、この時に混ぜ込みながら土をかぶせていきます。

また土をかぶせていく際に、ホースで水を注ぎながら根鉢と土の間に隙間ができないよう、埋め戻した土を突くようにしながらなじませる「水ぎめ」をしましょう。

この作業を行うことで、鉢の中にある空気を抜く効果があります。少しづつ土を戻しながら「水ぎめ」を行い、庭木の角度を調整しながら土を戻していきます。

8)土を踏み固め、支柱を立てる

水が引き、乾いたのを確認したら最初に作った周りの水鉢を崩しながら埋め戻し、優しく土を踏み固めておくのを忘れないようにしましょう。

この時に、木がぐらついていないかも確認が必要です。終わったら、庭木の転倒防止や生育障害を防止するための支柱を取り付けていきます。

庭木に立てる支柱は目的や庭木の大きさで様々な方法がありますが、個人のお庭の場合、大きな庭木なら3本の支柱を均等に配置・結束した「三本支柱」、神社の鳥居のように庭木を支える「鳥居型支柱」が一般的です。

まだ背丈が小さい庭木の場合は、1本で庭木を支える「脇差し」という方法で支柱を組み立てます。きつく固定するのではなく、根がしっかり張ったら取り外せるような硬さで結びましょう。

9)完成

以上の作業を経たら、完成です!お疲れさまでした!

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庭木の植え替えを業者に頼むとどうなる?

庭木

先ほどご紹介した庭木の植え方は、実は業者でも行っている方法です。もちろん、庭木初心者でもできる作業ですが、やっぱり難しい!と思っている人も多いことでしょう。

また、庭木の植え付けはできても、庭木がある程度育った後の植え替え作業は初心者では難しいのも悩みどころですよね。

庭木の植え付けが出来ないという場合や、庭木の植え替え作業は、やっぱり頼れる業者を使うとスムーズです。

ここからは、庭木の植え付けや植え替えについての費用相場を見ていきましょう。

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庭木の植え付けや植え替えの費用相場は?

電卓とペン

庭木の植え付けや植え替え作業の費用相場は、実は庭木の種類や地域によって大きく変化があります。

また、庭木の植え替え作業においては、植え替える庭木の状態によっても費用が変動します。

庭木の植え付け費用相場

まず、庭木の植え付けにかかる費用と、費用相場を見ていきましょう。

庭木の植え付けにかかる費用は、大きく「庭木を植える費用」「土壌改良」「人件費」の3項目がメインで発生します。

それぞれの費用相場は、以下間が平均値となっています。

  • 庭木を植える費用・・・5,000円~20,000円/1本あたり
  • 土壌改良費用・・・2,000円~10,000円
  • 人件費・・・15,000円~20,000円/1人あたり

「庭木を植える費用」は、庭木の種類や大きさ、高さや幅等によって変わります。そのため、費用相場も大きく変動しているのです。

ホームセンターでも庭木を購入することがd系ますが、業者に庭木の植え付けを依頼する場合は、ホームセンター価格の2倍程度が目安とされています。

「土壌改良費用」は、庭木を植え付けようとする場所の土壌を改良する際に発生します。庭木にとって、栄養のある土壌は成長に欠かせない要素です。

業者が、庭木を植えようとする場所の土壌を変える必要が出た際は、土壌改良費用がかかります。

人件費は、業者からやってくる庭木のプロたちの作業費用です。こちらも、業者によって差が出ますが、およそ1人当たり15,000円から20,000円が相場です。

業者によっては、時間給など支払い方法が異なったり、遠方の場合は出張費や駐車場費用なども別途発生します。

庭木の植え替え費用には何がかかる?

庭木の植え替えというと、古い庭木や枯れてしまった庭木を処分したうえで、新しい庭木を植える作業となりますよね。

庭木を植える際には、先ほど紹介した「庭木を植える費用」「土壌改良」「人件費」が主に発生し、業者によって別途費用が発生しますが、庭木の植え替えの場合は、「枯れ木処分代」という項目が新たに発生し、それに伴う諸費用が発生します。

枯れ木処分代の費用相場は、以下の通りです。

  • 枯れ木処分代・・・6,000円~

植える庭木はホームセンターで買ったほうが安上がりで良いの?

ホームセンターで売っているスコップなどの商品

ここまで見ていくと、業者で一括でお願いするよりも、ホームセンターで庭木を購入して業者に植え替えるほうが安いように感じます。

もちろん、庭木の処分を業者に任せ、自分でホームセンターで庭木を購入し、業者の人に植え付けを依頼しても問題ありません。

しかし、ホームセンターで購入した庭木が万が一枯れてしまった場合、それに対する補償を業者側ですることができなくなります。

そのため、庭木を植え替える際は、業者から庭木も購入するほうが良いのです。ホームセンターの庭木は、畑から掘り取ってから時間が立っています。

そのため、全体的に傷んでいることが多いため、出来れば業者からの購入が無難です。

解体業者に庭木の撤去を頼めるのか?

家の解体作業

例えば、家の建て替え行う際に、庭木の処分は行わずに解体作業を行いたい場合もありますよね。この場合、家の解体は解体業者へ依頼し、植え替えは造園業者へ依頼するほうが無難です。

解体業者では庭木の抜根作業は行ってくれるものの、残念ながら植え替えまでは行ってくれる場所が少なく、断られる可能性もあります。

ですが、当社のように解体事業だけでなく、外構作業として植栽を行っている解体業者もありますので、まずは見積もりができるかどうかを問い合わせてみましょう。

解体業者での依頼が難しい場合は、造園業者の紹介を受けることができる可能性もありますよ!

お問い合わせ

まとめ

庭木の植え方や庭木の植え替えの費用相場について紹介しました。

庭木も自分で植えてみることで、より愛着がわきますし、実際に自分の手で行うことによって、庭木についてをしっかり理解することができます。

もちろん、業者に庭木の植え付け・植え替えを依頼しても問題ありませんが、庭木の植え替えはある程度庭木も大きく成長しており、個人で行う際には危険も伴いますので、プロに任せるようにしましょう。

業者に庭木の植え替えを依頼すると、地域や庭木の種類などで料金が変動します。業者に依頼する際は、複数の業者から見積もりをしっかりとるのがベストです。

あなたに合った方法で、庭木を自宅にお迎えしてみませんか?きっとこれまでと違う雰囲気や時間を過ごすことができますよ。

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