レンガのようなナチュラルでおしゃれな雰囲気がガーデニングにぴったりなテラコッタ鉢。
デザイン性が高いため見た目ばかりが注目されがちですが、植物を育てる鉢植えとしての特徴も知っておきたいですよね。
そこで本記事では、テラコッタ鉢をくわしく知るための「3つのポイント」をていねいに解説していきます!
- テラコッタ鉢とは?「素焼き鉢」と何が違う?
- テラコッタ鉢のメリットとデメリット
- テラコッタ鉢を使うときの「注意点3つ」
本記事を読めば、テラコッタ鉢の特徴や魅力がわかることはもちろん、初心者が失敗しやすいポイントまでしっかり理解できます。
玄関先にテラコッタ鉢の植物がひとつあるだけでグッと華やかな印象になりますので、興味のある方はぜひ挑戦してみてくださいね!
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////テラコッタ鉢とは?メリット・デメリットをわかりやすく解説
まずはじめに、テラコッタ鉢の特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。
「テラコッタ鉢と素焼き鉢は何が違うの?」という質問にも、こちらで回答しています。
テラコッタ鉢とは?素焼き鉢との違いは?
テラコッタ鉢とは、粘土で作った鉢植えを、釉薬(うわぐすり)などを使わずにそのまま焼き上げたものです。
素焼きのナチュラルで暖かみのある風合いが魅力であり、陶器鉢に比べて水や空気を通しやすいため植物の栽培に向いています。
テラコッタ鉢と素焼き鉢の違いは、テラコッタ鉢の方が素焼き鉢より焼き上げる温度が高いため、より丈夫であることです。
しかしながらホームセンターなどでは厳密に区別されていませんので、テラコッタ鉢も素焼き鉢もほとんど同じものと考えてよいでしょう。
テラコッタ鉢のメリット
テラコッタ鉢ならではのメリットを以下にまとめました。
- 空気をよく通し、植物の病気を予防する
- 吸水性・排水性ともに高く、根腐れを防ぐ
- 実用品からおしゃれなデザインまで選べる
- プラ鉢に比べて日光に強く、長持ちする
玄関まわりに果樹を植える際などに、おしゃれで便利なテラコッタ鉢を使うと良さそうですね。
テラコッタ鉢のデメリット
テラコッタ鉢を買う前に気をつけたいデメリットは以下のとおりです。
- 鉢がかなり重く、一人では持てないこともある
- 衝撃に弱く、落とすと割れてしまう
- プラ鉢に比べて価格が高い
- 積み重ねに向かず、収納場所がかさばる
素焼きの粘土でできたテラコッタ鉢は、硬いものに角がぶつかると簡単に欠けてしまいます。
たくさん鉢植えが必要な方にとっては、プラ鉢より割高な値段も気になるところです。
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////テラコッタ鉢・使用上の注意点を3つご紹介
つづいて、テラコッタ鉢で実際に植物を育てる際の、3つの注意点をご紹介していきます。
①意外と乾きやすい
通気性・排水性に優れたテラコッタ鉢は、反対に言えば「乾きやすい」性質があります。
表面の土がカラカラになり、鉢植えが全体がしっかり乾いていれば、たっぷり水をあげるとよいでしょう。
鉢植えが乾かないうちに何度も水をあげすぎると、根腐れや病気につながりますので注意しましょう。
また、夕方に水やりすると細く育つ傾向があるため、できれば水やりは午前中に済ませるとべターです。
②転倒・落下に気をつけよう
直射日光や風雨に強いテラコッタ鉢ですが、倒れたり落下したりするとかんたんに割れてしまうので要注意です。
特に、倒れたり落ちた先がタイルやコンクリートの場合、高い確率でキズが入ってしまいます。
台風や大雨のときにはいつもより強い風が吹きますので、屋外に置いた鉢植えは念のためロープで柱などに固定することをオススメします。
鉢植えカバーやポットフィート(鉢植え用の足)を使えば、おしゃれなデザインと転倒予防をを同時に実現できます。
③鉢上げするなら早めが無難
プラ鉢に比べて「弾力性」のないテラコッタ鉢は、植物の成育によって鉢上げ(大きな鉢に変える)時に割らなくていけないことも。
プラ鉢なら手で全体的に押し上げることでスポッと抜けますが、テラコッタ鉢に固く根が張った樹木を抜くのは難しいです。
お気に入りのテラコッタ鉢を長く使っていきたい方は、ときたま植物の根針を確認し、できるだけ早く鉢上げしましょう。
////【まとめ】
本記事で解説してきた「テラコッタ鉢の注意点」を、最後にもう一度まとめていきます。
- テラコッタ鉢は、粘土をそのまま焼き上げた植木鉢。名前はイタリア由来
- 素焼き鉢より焼成温度が高く丈夫といわれるが、厳密には区別されていない
- 通気性・排水性・デザイン性の高さがテラコッタ鉢の大きなメリット
- プラ鉢より価格が高く、収納場所がかさばる点はデメリットといえる
- 意外と乾きやすいため、乾燥具合はこまめにチェックすべき
おしゃれで植物に優しい人気のテラコッタ鉢ですが、割れやすく高価である店には注意が必要です。
根が張り過ぎると抜けなくなり、最悪テラコッタ鉢を割るはめになってしまうことも覚えておきたい注意点ですね。
うまく使えばプラ鉢よりずっと長持ちしますし、独特の味も出てきますので、ぜひお気に入りの一鉢を見つけてみませんか?
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