【ガーデニングのギモン】植木鉢に上げ底がついている理由とは?

【ガーデニングのギモン】植木鉢に上げ底がついている理由とは?

「脚」のようなもので「上げ底」されているプランターや植木鉢を、ホームセンターや園芸店などで見たことはありませんか?

「なんとなく脚つきのプランターを使っている」という方でも、「なぜ脚がついているのか?」実はよく知らない方も多いはず。

そこで本記事では、「植木鉢に上げ底がついている理由」をテーマに、以下のガーデニングお役立ち情報をくわしく解説していきます!

  • 植木鉢に上げ底・脚がついている「2つの理由」
  • 上げ底ならではのメリット・気になるデメリット
  • 脚のない植木鉢の排水性・通気性を高める「3つの方法」

記事の最後には「初心者でも使いやすい、おすすめ脚つきプランター」を3つご紹介しています!

「手間いらずで植物を上手に育てたい!」とお考えの方は、ぜひサッと記事に目を通してみてくださいね。

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植木鉢に上げ底がついている「2つの理由」とは?

植木鉢

植木鉢に上げ底(脚)が付いている2つの理由は、「通気性」と「排水性」を高めるためです。

植物の健康を保つためには「日光」「水」とともに「酸素」も非常に重要。鉢底にスペースを作ることで、いつでも新鮮な空気を取り込めます。

また、上げ底つきの鉢はすばやく、しっかり水切りできるため、水分過多による「根腐れや病気」の予防に効果があります。

上げ底のついた鉢には底部の横面に「スリット」がつけられているタイプも多く、さらに排水性と通気性を高めてくれます。

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上げ底つき植木鉢のメリット・デメリットをくわしく解説!

メリットデメリット

つぎに、上げ底のついた植木鉢ならではのうれしいメリットと、注意しておきたいデメリットをくわしく解説していきます。

上げ底つき植木鉢のメリット

上げ底つき植木鉢ならではのメリットは、「屋外に置きっぱなしにしても植物が上手に育つ」ことです。

通常の植木鉢では雨が降ったときに排水が間に合わないことも多く、「水分過多」によって伝染病や生育不全などのトラブルにつながる可能性があります。

上げ底や脚のついた鉢なら、雨の多い梅雨時や夏場でもしっかり排水してくれるため、過剰な水分が苦手なミニトマトなども健康に育つでしょう。

「強い雨が降るたびに屋根の下に植木鉢を避難させるのはめんどう…」と感じる方は、屋外ガーデニング用に上げ底付きの鉢をぜひ試してみてくださいね。

上げ底つき植木鉢のデメリット

上げ底のついた植木鉢の気になるデメリットは、「ナメクジなどの害虫が侵入しやすい」ことです。

ナメクジはジメジメした日陰を好み、土の中に卵を産むため、底部に大きくスペースの空いた脚つきの鉢は格好の住み家となる可能性があります。

害虫の被害を予防するためには、「台所用の水切りネット」などを鉢の底部にあらかじめ敷いておき、底穴からの侵入を防ぐ方法が効果的です。

また、「水やりする前に鉢底をチェックする」ことを習慣化すれば、気付かないうちに害虫が繁殖することを予防できます。

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上げ底のない植木鉢で通気性・排水性を高める3つの方法を解説!

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つづいて、上げ底のついていない「普通の植木鉢」でも、通気性や排水性を高める3つの方法を解説していきます。

【方法①】ポットフィートやレンガを鉢の下に置く

ホームセンターなどで気軽に手に入る「レンガ」や「ポットフィート(鉢用の脚)」などを植木鉢の下に置くだけでも、通気性や排水性を高めることができます。

レンガやポットフィートを置く際には、「鉢底の水切り穴を塞がない」ように、しっかり場所を確認してから設置しましょう。

また、レンガは時間とともに「コケ」が発生し、植物に悪影響を与える可能性もあるため、植木鉢用に作られたポットフィートのほうが無難といえます。

ポットフィートは「素焼き製」「陶器製」などさまざまなデザインが楽しめますので、おしゃれなガーデニングづくりがしたい方にもおすすめです。

【方法②】「鉢底石」を植木鉢の中に入れておく

植木鉢に培養土を入れる前に「鉢底石」と呼ばれる軽石のようなものを入れることで、空気や水をスムーズに排出することができます。

「洗濯ネット」などに鉢底石を入れれば、ナメクジなどの侵入を予防できるうえ、再利用する際にもすぐに取り出せて便利です。

鉢底石を利用すると「鉢に入れられる土の量が減るため、そのぶん根張りが悪くなる」というデメリットもあるため、育てる植物によって量を調整しましょう。

また、上げ底つきの植木鉢と比べて、排水性がそれほど改善しない可能性もあります。しばらくは経過観察し、必要に応じてポットフィートなども併用してください。

【方法③】発泡スチロールや木炭を鉢底石の代わりに入れる

鉢底石の代わりとして、「発泡スチロール」や「木炭」、「ウッドチップ」などを植木鉢の底に入れても、排水性や通気性を高めてくれます。

「できるだけお金をかけたくない!」とお考えの方は、スーパーなどでもらえる発泡スチロールを手で割って入れる方法がおすすめです。

アルカリ性の木炭を鉢底石がわりに使用すれば、培養土のPHをちょうどよく中和してくれるほか、殺菌効果も期待できます。

ほかにも「ワインのコルク」や「ヤシガラ」「ココチップ」などでも代用可能ですので、ぜひいろいろな素材を試してみてくださいね。

上げ底つきの植木鉢・3つのおすすめ商品をご紹介!

おすすめ

さいごに、上げ底や脚のついた植木鉢の中から、本記事がおすすめする3商品をご紹介していきます。

①リッチェル / 菜園上手 丸36型

【サイズ】直径36cm × 高さ33.5cm / 容量20L

ミニトマトやバラ、根野菜まで幅広く育てられる、しっかりした厚手のポリプロピレン製の植木鉢です。

3つの底脚に加えて、底部全面にスリットが効果的に配置されており、排水性や通気性の高さで多くの高評価を得ています。

支柱をがっちり固定できる「支柱留め具」が標準で付属している点も魅力的。夏野菜やアサガオを栽培したい方なら、ひとつ持っていて損のない商品です。

②園芸ネット プラス / 緑のやさいプランター 50型

【サイズ】長さ50cm × 奥行き40.2cm × 高さ18cm / 容量 21L

底面全体にメッシュ構造の穴が空いており、高い排水性と通気性が自慢の大きめなプランターです。

葉物野菜やハーブを育てる充分な広さがあり、パラパラと気軽に種まきできるため、ベビーリーフなどの栽培に特に向いています。

高さも18cmと使いやすい深さですので、花壇として利用したり、ジャガイモなどの根菜づくりに挑戦するのも楽しいですね。

③アップルウェアー ウェルプランター 65-SS型 ブラウン

【サイズ】長さ65cm × 奥行き22cm 高さ18cm / 容量約20L

落ち着いた色味とベーシックな横長デザインで飽きずに長持ちする、使いやすい脚つきプランターです。

底面全体のメッシュ穴に加えて、角部にも小さなスリットが入っているため、屋外に置きっぱなしにしても根腐れを心配せず植物を育てられます。

売れ筋の定番商品ならではのリーズナブルな価格設定も人気の秘訣。プランター選びに迷ったら、まずはコチラをおすすめします。

【まとめ】植木鉢に上げ底がついているのは換気・排水のため!

植木鉢に脚や上げ底がついている大きな理由は、「通気性と排水性を高めて、植物の健康を維持するため」です。

植物にとって欠かせない水分ですが、いつまでも排水されないと「根腐れや病気」の原因となるため、すばやく水切りできる機能は重要といえます。

脚つきの植木鉢でなくても「ポットフィート」や「鉢底石」などで改善するアイデアもありますので、ぜひいろいろな方法を試してみてくださいね!

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