目隠し用のフェンスをDIY(自作)する方法

皆さんはプライベート空間を確保するためや、洗濯物を第三者の視線に晒さないようにするために『目隠しフェンス』が欲しいと思った事はないでしょうか?

近隣の住人が嫌いな訳ではないけど、出来るならプライバシーを守りたいと思う方は少なくないと思います。

近頃は隣家との距離が近い地域も増えていますしね。ちょっとしたストレスでも、日々の暮らしの中でどんどん積もってしまうと大きな不快感に変わってしまいかねません。

そこで今回はそんなストレスから解放される目隠しフェンスについてご紹介して行きたいと思います。

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目隠し用のフェンス 種類と価格

フェンスはエクステリア商品としては一般的で多くの製品が販売されていますので、一言でフェンスと言っても素材や特徴などによって様々に分類されています。

実際の商品をご紹介しながら、一体どんな種類があるのか見ていきたいと思います。

アルミ製

LIXIL:プレスタ



LIXILが販売しているアルミフェンス『プレスタ』はシンプルでシャープなデザインなのでどんな住宅にも違和感なく合わせる事が出来ます。

メーカーはそのデザインを『街並みを変えるのではなく、街並みに馴染む』と自ら評していますが、まさにその通りと言えるのではないでしょうか。

また、デザインも豊富で上の写真のようなフェンスタイプだけでなく、より目隠しとしての機能を強めたルーバータイプもあります。

LIXIL:採光ルーバー


こちらは目隠しと採光を両立させたタイプになります。

しっかりと敷地内に光を採り入れながらも、視線は遮ってくれるので使い勝手が良さそうです。

フェンスはどうしても目線と同時に光も遮ってしまうのですが、採光性のものであればそのデメリットを打ち消す事が出来ますね。

価格例

  • 商品名 サイズ:プレスタフェンス 8型 幅1980mm×高さ1000mm
  • メーカー小売希望価格 ¥46,780(税込)
  • ※デザインタイプやフェンスサイズによって値段が変わります

人工木製

YKKAP:ルシアス


YKKAPが展開している『ルシアス』シリーズはフェンスのみならず、門扉や玄関ドアなどもラインナップしており、住宅をトータルコーディネート出来るようになっています。

2015年度には「グッドデザイン賞」を受賞しており、そのデザイン性はお墨付きと言えます。

シンプルなウッドデザインだけではなく、アルミと組み合わせたモダンなデザインタイプも取り揃えています。

目隠しフェンスとして外部からの視線塞ぎとして機能すると同時に、住宅のアクセントとしても映えそうなオシャレなデザインですね!

木を感じさせる素材感や見た目は柔らかさや温もりを与えてくれるので「フェンスで仕切ってしまうことで無骨になってしまいそう」といった懸念を払拭してくれるのではないでしょうか。

価格例

  • 商品名 サイズ:ルシアスフェンス F03型 幅1975mm×高さ1000mm
  • メーカー小売希望価格 ¥29,484(税込)
  • ※デザインタイプやフェンスサイズによって値段が変わります

人工竹

タカショー:エバーバンブー

和風の住宅にぴったりなのが人工竹で出来たフェンスです。フェンスというより垣根と言った方がしっくりくるでしょうか。

こちらも単なる目隠しというよりはデザインとアクセントを備えた外構ですね。目線を遮るというよりは垣根自体を見せるという感じでしょうか。

庭造りの面からも空間演出に一役買ってくれそうですね。

値段は高めですが、価格に見合った高級感を十二分に演出出来ると思います。

価格例

  • 商品名 サイズ:エバー 10型 幅1800mm×高さ1800mm
  • メーカー小売希望価格 ¥170,640(税込)
  • ※デザインタイプやフェンスサイズによって値段が変わります

ウッドフェンス

樹脂製ではない本物の木を使ったフェンスの特徴は材料の入手がホームセンター等で簡単に行える事と、自分だけのオリジナルデザインが自ら作れるという点です。

もちろん、メーカーが製品として販売しているウッドフェンスもあります。

タカショー


材木を買ってきてウッドフェンスにする場合は、腐らないように防腐剤や防腐剤入り塗料などを塗ることを忘れないようにしましょう!

独創性のあるデザインや色使いなどを考えるだけで楽しくなりそうですね。

家族で相談するのも盛り上がりそうです。

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目隠しフェンスを設置してみよう

目隠しフェンスの種類をご紹介してきましたが、ピンと来るタイプのものはあったでしょうか?

オシャレでカッコいいものや、目隠しとしての性質を強く持っているものなど自分の必要とする環境にあった製品を選ぶことが重要です。

製品に対してのイメージが出来たら、次は実際に施工するときのポイントについて見ていきたいと思います。

施工方法と注意点

フェンスを設置する際に必要となる資材を予め用意しておく必要があります。

  • 支柱を埋め込む為の基礎石

※基礎石とはこのような支柱を入れて固定する形状の石です。この石を地中に埋めてフェンスの基礎とします。

  • 基礎石の底に敷く砂利
  • 支柱を固定する為のモルタル
  • 掘削するためのスコップ
  • 水平を確認するための水平器
  • まっすぐ設置できているかを確かめる水糸

最低でもこれくらいの資材は揃えておいた方が良いと思います。

注意点としては、風の強い日に施工するのは避けましょう!固定する前に風に煽られてしまうと、想定と違う仕上がりになってしまい後悔する事になりかねません。

施工手順

  1. 基礎石を埋めるための穴を掘削します。
    この時、余裕をもって広めに掘ると調整がしやすいので後々楽になります。
    スコップで穴を掘るのはなかなか重労働ですが、支柱の設置は重要なポイントなので頑張りましょう!
  2. 基礎石を仮置きし、水平器で水平を取ります。基礎石がどちらかに傾いていると埋め込んだ支柱も傾いてしまうので気をつけましょう。柱が傾くということは、フェンス全体が傾くという事です。
  3. 次に基礎石の高さを決めていきます。高さに関しては好きな高さで構わないのですが、基礎石を3分の2以上埋めるようにすると安定するのでおすすめです。最低でも半分以上は埋めるようにしましょう。高さが決まったら石の周囲を埋め戻して押し固めて固定します。設置場所の両端の基礎石から設置すると水糸を張れるので高さや通り(まっすぐかどうか)の確認がしやすくなります。 
  4. 3で張った水糸に合わせて間の基礎石を設置します。基礎石同士の間隔ですが、製品を購入して自分で設置する場合には必ず説明書に書いてある数値を守って下さい。材木をホームセンター等で入手してDIYする場合は、最大でも1.5m程度の間隔に留めておくようにしましょう。間隔が広くなり過ぎてしまうと風に対しての強度が無くなってしまうためです。全て設置したら基礎石の工程は完了です。
  5. 今度は支柱の高さを決めます。こちらも製品で定められている埋め込み深さがあるので説明書の記載を守るようにしてください。材木で作る場合は「地上の高さに対して3分の1の埋め込み」を目安にすると良いと思います。基礎石の穴の中に砂利を入れて高さを調整していきます。この時にはまだ支柱を固定しないようにしましょう。全体の水平を確認してから固定する事になります。
  6. 全ての基礎石に支柱を仮置きしたら上端に笠木(平坦なものであれば材質は問いません)を渡して、水平器で柱同士の水平を確認します。水平が確認出来たらモルタルを流し込み、棒などで突いて隙間なく行き渡らせましょう。モルタルが固まるまでの間に動いてしまわないように、支柱から控えを取ると綺麗に仕上がります。跳ねたりして支柱についてしまったモルタルは水で濡らしたハケなどで拭き取ると綺麗に取れます。
  7. モルタルが固まったら残りのパネルや材木を支柱に取り付けて完成となります。

以上がフェンス設置の施工手順になります。

フェンスを設置する距離が長かったりする時はそのぶん掘削の手間が増え、基礎石や支柱を設置する際の水平精度が求められるようになりますので「大変そうだなぁ…」と感じたのであれば業者にお願いしてしまうのも一つの手かもしれません。

ただ、DIYのメリットはDIY自体を楽しむと同時に「施工費を浮かす」という点にもあるかと思いますのでじっくりと検討してみると良いと思います。

このような箇所に設置するのがベスト

フェンスの種類や施工手順を見てきましたが、そもそも目隠しフェンスとはどのような場所に設置するのが良いのでしょうか?

  • 玄関が道路に面していて、出入りが見られてしまう

道路に玄関が接していると出入りを通行している第三者にばっちり見られてしまいます。

角度や状況によっては玄関から家の内部にまで視線が届いてしまう可能性だってあります。

そこで「ここからの視線を遮りたい」という位置を実際に道路側から玄関を見て把握しましょう。

実際に自分で立って見ることで「せっかく設置したのに効果がイマイチ」なんてトラブルを回避する事が出来ます。

  • 隣家との境界として

住宅地として区画整理されていて、隣家同士の距離が近い地域にお住まいの方は境界として外構としてフェンスを設置するという方法もあります。

近い距離でお互い外構の無い家だと何もかもが丸見えになってしまうので見る方も見られる方も気を使いますよね。

そこでフェンスを設置することでお互いのプライベートな空間が確保出来るようになります。

ただ、何も言わずに急に隣の家に背の高いフェンスが設置される事を快く感じず、思わぬトラブルに発展してしまう可能性もありますので、もし設置する場合は何か一言声をかけておくと良いかと思います。

また、境界として設置する場合でも必ず自宅の敷地からはみ出ないようにしてください。

隣の家の敷地に侵入してしまうと、それも隣家トラブルの種になってしまいます。

  • 食卓やリビングが道路から見えてしまう

食卓やリビングが第三者に外から見られてしまうのはとてもストレスを感じます。

カーテンを閉めれば良いのですが、せっかく天気も良く穏やかで心地良い気候の時などはやはり陽の光を採り入れたいですよね。

そんな時は道路からの目線を遮る形でフェンスを設置しましょう。

リビングの窓からフェンスまでの距離やフェンスの高さによっては日光も遮ってしまうかもしれませんが、他人からの目線という強烈なストレスから解放されるだけでもリラックス出来るようになるのではないでしょうか。


目隠しフェンスのまとめ

目隠しフェンスについてご紹介してきました。

テレビや新聞などで物騒なニュースを目にする機会が多い昨今では「プライバシーの保護」という観点が住宅環境にも求められているように感じます。

また、近隣の住民との関係が良好である・ないとは関係なく、「見られたくない」と感じるものやタイミングは誰にでもあると思います。

そういった不安やストレスから解放されるために目隠しフェンスはとても役に立つエクステリアです。

ただ単に目隠しとして設置するだけでなく、その高いデザイン性から「住宅をコーディネートする」という視点でフェンスを捉えると商品を選んだり設置する場所を考えるのも楽しく感じられるようになるかもしれません。

おしゃれなフェンスであれば隣家トラブルなども起こりにくくなるかもしれませんので、ぜひご検討してみてください!

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