家の庭にウッドデッキを設置すると、ペットやお子さんの遊び場になったり、バーベキューやプールの際にも活躍してくれたりします。
土のままや芝生の庭と違い、ウッドデッキなら雨が降った後でも足元が汚れずに済むのはとても有難いです。
しかし、ウッドデッキを設置する際には工事費用が気になるでしょう。 ウッドデッキの外構工事費用は大体20~40万円程度になるケースが多いです。
とはいえ、ウッドデッキの広さや使用する素材、オプションの有無によって費用は変わるのでそれぞれの費用相場を確認しておきましょう。
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////ウッドデッキ設置工事の費用相場
ウッドデッキを設置する際には天然木もしくは人工木のいずれかを選ぶことになりますが、工事費用は使用する素材によって異なります。
ウッドデッキの工事費用について、使用する素材ごととオプションを付帯する場合とで詳しくまとめました。
天然木を使用する場合
天然木のなかでも軽く加工がしやすいソフトウッドを使用する場合、工事費用は1㎡あたり15,000円程となります。
実はウッドデッキでソフトウッドを使用するのが最も低価格な工事費用で収まるのです。
一方、天然木のなかでも耐久性が高いハードウッドを使用する場合、1㎡あたり25,000~35,000円程です。
ハードウッドはソフトウッドよりも硬い材質のため、加工がしずらく施工に手間がかかるため費用が高くなるのが特徴です。
たとえば天然木で10㎡(約3坪)のウッドデッキを設置する際には、ソフトウッドなら15万円前後ですが、ハードウッドなら25~35万円前後となる計算です。
人工木を使用する場合
木粉と樹脂を混ぜることで本物の木材のような見た目と質感を持たせた人工木(樹脂木)を使用する場合、工事費用は1㎡あたり25,000~30,000円程です。
人工木はメーカーによって木粉と樹脂の配分などが違うため価格帯にも差があることを理解しておきましょう。
たとえば人工木で10㎡(約3坪)のウッドデッキを設置する際には、25~30万円前後となる計算です。
オプションをつける場合
ウッドデッキのオプションには、屋根、フェンス、ステップなどを付けられますが、それぞれ追加料金がかかります。
各オプションの費用相場を以下にまとめました。
屋根
ウッドデッキの屋根の費用相場は70,000円~100,000円となっています。
屋根を付ければ強い日差しや急な雨を避けることができるのが大きな魅力です。
洗濯物をウッドデッキに干しても安心ですし、紫外線や風雨によりウッドデッキ自体が劣化するのも防ぐことができます。
また、ウッドデッキに汚れが溜まりにくいので掃除も楽になるでしょう。
ただし、冬に雪が多い地域だと大量の雪が積もることで、雪の重さに耐え切れずに屋根が壊れる可能性があるので、耐久性の高い屋根を選んだり雪が積もりにくい形状の屋根にするなど注意が必要です。
フェンス
ウッドデッキのフェンスの費用相場は1㎡あたり10,000円~20,000円となっています。
フェンスには素材やデザイン、またどれくらいの高さにするかによっても値段が変わります。
フェンスがあることでウッドデッキからの転落を防げるので、ペットや小さなお子さん、高齢の方がいる場合には安全のため取り付けると良いでしょう。
また、フェンスには目隠し防止の役割もあるため、交通量や人通りの多い道路に面している家ならプライバシー確保のためにも取り付けると安心です。
ステップ
ウッドデッキのステップ(階段)の費用相場は30,000円~50,000円となっています。
ただし段数やステップの幅などによって変動します。
ウッドデッキにステップがあると庭との行き来が楽になりますし、ペットやお子さんの上り下りも非常に楽になるはずです。
床下囲い
ウッドデッキの床下部分にある束柱を隠してくれる床下囲いの費用相場は1間(約1.8m)あたり約10,000円となっています。
床下囲いがあると高級感が出ますし、ウッドデッキの床下に猫などの小動物や枯れ葉などのゴミが入らないようにできるのです。
特に野良猫が入り込むとウッドデッキの下でフンをされ不衛生ですし、子猫を産んでしまったら対応に悩むでしょうから、万が一に備えて付けておくことを検討しましょう。
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////ウッドデッキに使用するのは天然木と人工木どちらが良い?
ウッドデッキの費用相場は使用する素材によって異なると前述しましたが、結論から言うとおすすめなのは人工木です。
天然木と人工木にはどういった違いがあるか、またそれぞれのメリット、デメリットについても解説していきます。
天然木のメリット・デメリット
天然木のウッドデッキは木の自然な風合いや香りを感じられ、夏場でも熱くなりにくいのが特徴です。
天然木はソフトウッドとハードウッドに分類されます。
ソフトウッドのメリットは安い、加工性に優れているという点ですが、ソフトウッドは耐久性が低い、腐食したりシロアリ被害に遭ったりする可能性があるというデメリットも持ち合わせています。
仮にソフトウッドで安くウッドデッキを設置できたとしても、メンテナンス費用や手間を考えると非常にコストパフォーマンスが悪いと感じてしまうでしょう。
もちろんメンテナンスを怠れば数年でウッドデッキを作り直さなくてはならない事態に陥ります。
一方、ハードウッドのメリットはソフトウッドに比べて耐久性が高い、メンテナンスの手間がかからないというメリットがあります。
実際に、ハードウッドのウッドデッキなら20年以上の耐久年数を誇ると言われています。
しかし、ハードウッドは加工しにくい、価格が高いというデメリットがありますし、天然木である以上は割れたり、腐食したりする可能性は否めません。
どうしても天然木のウッドデッキにしたいというこだわりがあるのならハードウッドをおすすめしますが、特にこだわりがない場合やなるべく費用をおさえたいのであれば天然木よりも人工木を選ぶと良いです。
人工木のメリット・デメリット
人工木は木粉と樹脂を混ぜ合わせて成型した素材のため、天然木と違い腐ったりシロアリ被害に遭ったりする心配がないという特徴があります。
人工木のメリットは、耐久性が高い、カラーバリエーションが豊富、メンテナンスが不要といった点が挙げられます。
人工木は防腐処理やシロアリ対策などの薬剤を塗る必要がないですし、ささくれが出ることもないので小さなお子様やペットがいる家庭でも安心です。
また、ソフトウッドよりは費用が高いものの、ハードウッドよりは安く済むケースが多いです。
ただし、人工木のデメリットとしてプラスチックを混ぜているため熱を吸収しやすく、夏場は高温になるという点が挙げられます。
そのデメリットにさえ注意すれば天然木のウッドデッキにはない快適さを実感できるはずです。
////ウッドデッキはDIYで設置できる?
ウッドデッキの設置を外構業者などに依頼すると20~40万円程度の費用がかかるため、DIYで安く設置できないかと考える場合もあるでしょう。
結論から言うと、ウッドデッキの設置はDIYでも可能です。
実際に、インターネット上ではウッドデッキのキットが50,000円~100,000程で販売されているのを見かけます。
しかし、ウッドデッキの設置は土台作りや水平を保つなど面倒な作業も多く、途中で断念したり、完成したもののすぐに不具合が生じたりして業者に依頼せざるを得なくなったりする可能性が高いです。
DIY経験が長く知識も技術も豊富な場合ならウッドデッキの設置も可能でしょうが、DIY初心者はウッドデッキを設置するのはやめておいた方が良いでしょう。
また、ウッドデッキをDIYで設置する場合には、材料を置く広いスペースが必要となることにも注意してください。
業者に依頼すれば、材料の運搬も行ってくれて早ければ1日でウッドデッキが完成しますし、万が一の場合に備えた保証もついてくるので安心です。
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