外構工事に関してある程度わかってはいるけど、失敗したくないし不安がまだまだあるのではないでしょうか。
新築やリフォーム、外構工事といったものは、規模も大きく費用も安くはありません。慎重に進めていくことは、間違いではなく失敗しないためにも必要なことです。
ただ、どういったポイントに気をつけていたらいいのか、上手く外構工事を行うにはどんなコツがあるのか、わからないことも多いと思います。
外構工事は事前にしっかりと準備をしておくことで、失敗の可能性を下げ、理想の外構にすることができます。
今すぐ確認できる外構工事を上手に行う5つのコツや外構のヒント、それに失敗例についてこれから見ていきましょう。
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////外構工事を上手に行う5つのコツ
外構工事で失敗しないために、上手に行う5つのコツをご紹介します。紙とペンを用意して、メモをとりながら読み進めていくことをおすすめします。
また、家の図面がある場合には、それも広げておきましょう。
1.目的は明確に
外構工事を行う箇所について、目的をしっかりと明確にしておくことがコツです。
目的が明確に決まっていないまま、外構工事を行ってしまうと、後からこうしておけばよかったと後悔を生む要因となってしまいます。
外構工事を再びやり直したり、追加工事となって費用を余計にかからないようにするためにも、目的については今の時点から考えるようにします。
メモに外構工事をする箇所やその目的を記入して、さらに思いついたものに関してはその場所に書き溜めていきましょう。
例えば、駐車場は水はけをよくしたい、雨に濡れずに行き来したいなどを記入していきます。数多くある場合は、それぞれに順位をつけて優先度を決めておきましょう。
目的が明確になっていれば、外構業者との打ち合わせの際に、その目的のためにはどういったものが良いのかというやり取りをスムーズに行うことができます。
2.予算と優先するものを決める
外構工事のための予算をあらかじめ大まかでもいいので決めておきましょう。
気に入ったデザインや素材のエクステリアを選んでいったら、いつの間にか費用がふくらんで予算オーバーになってしまったということも多くあります。
予算内でおさめるには、何が一番大事な部分なのか、考えておく必要があります。メモに大まかな予算を記入して、現時点で優先したいものそうでないものを書いておきましょう。
例えば、デザイン優先だけど、素材はそれよりも下、もしくは価格優先でデザインはそれよりも下というように記入します。
予算内でなるべく抑えたいという場合には、優先順位を考えておくことがコツです。
3.使いやすさを考える
いくらおしゃれな外構にしても、使いづらくては意味がありません。
今の生活よりも住みやすくすることや、将来的に不満の出ないように使いやすさについて考えておくということがコツのひとつです。
新築で外構工事を行う場合は、今住んでいる家の不満点を改善する方法や、こうしたら住みやすいであろうということに関してメモしていきます。
それ以外の場合には、今住んでいて不便を感じていることについて記入していきましょう。
例えば、アプローチや庭の草をむしるのが面倒、といった日常にある不満点を思いつくだけ書いていきます。
使いやすさについてたくさん考えれば考えるほど、理想的な外構にしていくことができます。
4.動線を意識する
普段どういう使い方をするか、どのように移動するかなど動線を意識しておく必要があります。
外構工事が終わった後に、通りにくかったりアクセスが悪いといったことにならないように、生活パターンなどをふまえて考えておくようにしましょう。
図面があれば、そこに普段の動きを想定した線を書き込んだり、メモに見取り図を書いて記入してもいいでしょう。
家族がどのように行動するかそれぞれに書いておくと、家族全員が使いやすいと感じる外構を作ることができます。
外構工事のプランを決める前に、一通りどのように使っていくんだろうということを考えておくことがコツのひとつです。
5.優良業者に依頼する
外構工事をして理想的な家にしていくためには、優良業者に依頼するということもコツのひとつです。
要望をしっかりと聞いてくれたり、プロならではの提案をしっかりとしてくれることで、外構工事を上手く行っていくことができます。
優良業者を見つけるには、相見積もりをするといいでしょう。外構工事の明細や金額だけでなく、スタッフの対応や説明についても判断材料にします。
外構業者の3から4社ほどから見積もりをとり、メモにそれぞれの金額や対応について記入していきます。親身に考えてくれ、後々になっても外構工事をお願いしたいと思える業者に依頼しましょう。
////外構工事をする場所
外構工事を上手く行う5つのコツを読みながらメモをとってみて、これまでよりもどういった外構にしたいのか明確になってきたのではないでしょうか。
ここからは、外構工事をする箇所について、それぞれ費用相場などをふまえながら見ていきましょう。
門まわり
家の正面であり、人目に最も付きやすいのが門まわりです。門柱と門扉、それに門塀をたててそこにポストや表札、インターフォンなどを設置します。
最近ではオープン外構にして門まわりの外構工事を行わない場合もあります。
その場合、ポストや表札、インターフォンがついた門柱だけ設置したり、家の外壁にそれらを取り付ける必要があります。
門柱と門扉だけのシンプルなスタイルの場合、費用相場は15万円からで、ポストやインターフォンなどがついたシステムタイプの場合は、30万円程になります。
塀やフェンス
道路や隣家との境界線に設置する塀やフェンスです。ブロックだけのものやブロックとフェンスを組み合わせたもの、植栽とフェンスを合わせたものなど多くの種類が存在します。
オープン外構やセミクローズ外構の場合、塀やフェンスを設置せずに開放的な空間をつくり家をすっきりとした印象にします。
フェンスの費用相場は20万円から30万円程で、植栽やブロックと組み合わせると40万円から60万円程かかります。
ブロックなどで塀を作って敷地をおおった場合、100万円以上の費用がかかることもあります。
アプローチ
道路から玄関までの道をアプローチといいます。アプローチは、家の印象を作り出す要素でもあり役割は重要です。レンガや天然石などを使ったり、枕木やタイルなどで好みのデザインにすることができます。
素材やデザインにもよりますが、シンプルなものは20万円前後で、階段やバリアフリーなどの場合、50万円から70万円ほどの費用がかかります。
駐車スペース
地面の舗装だけしたりカーポートを設置する方法があります。駐車のしやすさや雨風をしのげる、家のデザインと合うといった目的から考えていくといいでしょう。
カーポートは車1台で25万円から35万円程、2台で50万円から70万円程が費用相場となります。
また、自転車用で3台から4台駐輪できるものだと10万円から15万円程が費用相場になります。
そして、地面をコンクリートで整地する場合は、広さにもよりますが15万円程が費用相場です。
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////外構工事でおしゃれなデザインにするヒント
外構工事で複数のエクステリアを使う場合、どうしたらおしゃれにできるのか悩んでしまうことが多くあります。
それを解消する簡単なヒントとして、カラーを統一させるという方法があります。外構工事を上手く行う5つのコツとあわせて、参考にして下さい。
玄関周りの色を揃える
外構工事で門扉や門柱、ポストやフェンスなどを設置する場合、玄関やサッシのメーカーと合わせることで、アルミのカラーを統一させることができます。
エクステリアメーカーそれぞれでアルミの色味が違うため、メーカーを合わせることで統一感のある色合いにすることが可能です。
色を合わせることですっきりとした印象になり、おしゃれなデザインになります。
また、玄関やサッシのメーカーに門扉など無い場合は、できるだけ近い色のものを選ぶようにしましょう。
迷ったら家に近い色
好みのデザインで揃えたいけど、玄関やサッシに近い色が無い場合は、家の外壁に近い色にするようにしましょう。
家を含めた全体的な印象で合わせることができ、多少物足りなさは感じるかもしれませんが、それが程よく上手くまとめることができます。
さし色はやりすぎ厳禁
全体的に同じ色味で統一すると、物足りなさがあり、ちょっとしたインパクトをつけるためにさし色が欲しくなってくるものです。
ただし、大きいものでそれをやってしまうと、せっかくバランスがとれておしゃれな印象になっていたものを壊しかねないので注意が必要です。
さし色を入れる際には、面積が小さいものにしましょう。欲張り過ぎるとゴチャゴチャとした印象になってしまうので、程よくまとめることがポイントです。
外構工事で防犯対策を行うヒント
外構工事をしておしゃれな家にすることも大事ですが、安心して暮らしていけるように防犯についても考えておく必要があります。防犯対策についてそれぞれ見ていきましょう。
門扉やフェンスを取り付ける
外構工事で門扉や門塀、フェンスなどを設置することで、敷地に侵入しにくい環境を作ります。
家に住む家族にとっては安心感を与え、その他の人にとってはここから先は入れませんという明確な意思表示をすることができます。
また、駐車スペースにゲートをつけることで、車の盗難に関しても未然に防ぐことができます。
不審者が入ってこれないようにしたい場合には、フェンスや塀などで侵入口を無くすクローズ外構がおすすめです。
見通しを良くする
背の高い塀などを設置すると、外から見通しが悪くなり、不審者が隠れることを可能にしてしまいます。
外からでも異常がわかるように、フェンスなど中がある程度見通せるデザインのものを設置することで、プライバシーと防犯の両立を図ることができます。
砂利を敷く
足で踏むとジャリジャリと音の鳴る防犯砂利を敷いておくと、不審者の侵入を防ぐことができます。
音が鳴って侵入をしたことがバレるのを嫌がるため、抑止に繋がります。
目の届かない犬走りなどに設置することで防犯対策にもなり、防草シートを敷いてから砂利を敷くことで、雑草の対策としても有効です。
センサーライトをつける
夜の防犯対策として有効なのが、人感センサーがついた照明です。人の動きを感知してその都度照らすため、不審者が敷地に侵入することを抑止することができます。
また、家族にとっては夜間の帰宅時に明るく照らしてくれるため、安心してそこを歩くことができます。
植栽は腰より低いものにする
植栽が生い茂っていたり、背の高い木で死角ができてしまうと、不審者が隠れられる場所になってしまいます。
そうさせないためにも、植栽は適度に手入れをし、できれば腰よりも低い植栽を植えるようにしましょう。
外構工事での失敗例
外構工事が完成した後にこうしておけばよかったということにならないように、どのような失敗例があるのか見ていきましょう。
また、失敗例から気付いたことなどがあれば、5つのコツで記入したメモに書き足していきましょう。
駐車スペース
外構の失敗例でよくあるのが、駐車スペースが使いにくいというものです。
車の大きさに応じて駐車スペースを作っても、立地によっては入庫しづらくなってしまう場合があります。
家の位置や道路の幅、侵入方向などの状態によって、余裕を持った駐車スペースにしておく必要があります。
また、カーポートの位置にも注意が必要です。移動の際に雨に濡れたくないという目的がある場合には、業者と相談して納得できる位置決めをするようにしましょう。
駐輪スペース
外構工事をしたときには必要なかったけど、自転車をおく必要が出てきても駐輪スペースを作れないという令もあります。
子供がいる場合など、いずれ駐輪スペースが必要になることが分かっている場合には、スペースをしっかりと確保しておくようにしておきましょう。
外の水道
庭の水まきや車の洗車のために散水栓は付けたけど、靴を洗ったりペットの足を洗うのには不便だったという例もあります。
立水栓をひとつ設置しておくことで、ホースを繋がなくても水を出すことができ、便利に使うことができます。
設置場所によっては、見た目が損なわれるなどあると思いますが、立水栓は作っておいたほうがいいでしょう。
夜間の暗さ
新築で外構工事をする場合、敷地周りがどれだけ夜になると暗くなるのか、住んでみないとわからないものです。防犯のためにも、照明プランに関しては慎重に検討しましょう。
庭のお手入れ
庭に緑を増やしておしゃれなガーデニングを楽しみたいと考えていたけど、芝生や木が生い茂ってしまったり落葉があったりで世話をするのが難しくなってしまったということもあります。
そういったものを撤去するにも費用が必要になってしまいます。手入れをする時間などをしっかりと取れるか、あらかじめ考慮するようにしましょう。
また、落葉に関しては近所トラブルになる可能性もあるので、シンボルツリーなどを検討する際には常緑樹にするなど対策も必要です。
外構工事のコツまとめ
外構工事を上手く行うためには、事前準備が欠かせません。ご紹介した5つのコツに関して、思いつくことをメモしながら外構の内容をひとつづつ考えてみましょう。
メモをすることで、頭の中を整理することができるだけでなく、外構業者との打ち合わせをスムーズに行うことができます。
また、失敗例からわかるようにあらかじめコツの内容について、しっかりと考えておくことで、後から後悔するといったことも防ぐことができます。
外構工事を上手く行って、住みやすさとおしゃれさを持った素敵な家にしていきましょう。
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