外の空間を使ってのんびりとした時間を過ごせるアウトドアリビングを作りたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
星空を見上げたり、風を感じながらお酒を楽しんだり、バーベキューをしたりと、アウトドアリビングがあれば自宅に居ながら開放感がある有意義な時間を過ごすことができます。
また、リビングや部屋との一体感があるため、家の中からでも広々とした空間を感じることができることから、近年アウトドアリビングは人気を集めています。
ただアウトドアリビングが素敵な場所になるということは分かっていても、どういうものが使いやすいのか、どうしたらおしゃれにできるのか気になるところですよね。
アウトドアリビングを作っても結局使わなくなったり、ただの広いスペースとなってしまっては後悔の種になってしまいます。
そこで今回は、アウトドアリビングをずっと活用できるようにするために、さまざまなスタイルから、おしゃれにするポイントなどアウトドアリビングの作り方についてご紹介していきます。
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////アウトドアリビングとは
屋外のスペースを活用して、のんびりと過ごせる快適な空間として利用する間取りのことをアウトドアリビングといいます。
屋外でありながらも居住空間のように快適さを求めて作るアウトドアリビングは、年代を問わずそれぞれに楽しめる場所として活用されており、家の間取りよりも先にアウトドアリビングありきの家にデザインするというケースも増えています。
アウトドアリビングは屋外のスペースですが、住宅の一部として、他の部屋と同じように時々でアレンジすることができ、一生涯を通して楽しんでいけるのも魅力のひとつです。
////アウトドアリビングのさまざまなスタイル
魅力的なアウトドアリビングですが、実際にどういったスタイルがあるのでしょうか。
自宅にアウトドアリビングを作る場合、どういったスタイルが良いのか考えながら見ていきましょう。
屋内の延長線にあるアウトドアリビング
リビングや部屋からそのままの感覚で外に出られるアウトドアリビングは、部屋の延長線上にあるスペースとして活用することができます。
アウトドアリビングを屋内のリビングや部屋と床の高さを同じにすることで、同じ空間という感覚を得ることができます。
また、リビングや部屋の床面がフローリングの場合、同じ色合いのウッドデッキを使用することで、部屋の延長線上にある空間としてさらに感じられるでしょう。
アウトドアリビングを部屋の延長線上に作ることで、実際の部屋よりも広く感じることができ、外で過ごす時間も部屋の中にいるときのような落ち着いた雰囲気でいられるという利点があります。
庭の中に作るアウトドアリビング
アウトドアリビングを庭の中に作ることで、日差しや風などを感じながら過ごすことができ、よりアウトドアな雰囲気を感じることができます。
芝生のある場所にスペースを設けて、お気に入りのガーデファニチャーを設置したり、よりアウトドアらしさを追求したい場合にはテントやタープ、キャンプ用のイスやテーブルを設置してもいいでしょう。
また、アウトドアリビングを庭の中に作る際に庭の植栽にも注力すると、雰囲気を良くすることができます。
グリーン多いアウトドアリビングは、自然の中でのんびりと過ごしているような感覚になれ、休日のおだやかな時間を満喫するのに最適です。
また、タイルやレンガなどでキッチンスペースを作っておけば、バーベキューも楽しむことができ、休みの日の過ごし方のバリエーションも増やすことができるでしょう。
マンションのベランダやバルコニーに作るアウトドアリビング
アウトドアリビングはマンションのベランダやバルコニーに作ることもできます。
マンションの場合、ベランダやバルコニーは避難経路になることから共用部になっているため、あらかじめルールを管理組合に確認する必要がありますが、可能であれば外の空気に触れながら景色を楽しめる心地よい空間にすることができます。
人工芝やウッドデッキ(パネルなども含む)を使用すれば、コンクリートの冷たい印象からより自然なイメージの持てる床面になるでしょう。
また、プランターなどに花やグリーンを植えることで、色のある空間にすることができ、アウトドア感をより高めることができます。
そして、のんびりとアウトドアリビングで過ごすためのイスやテーブルですが、マンションの場合には折りたたみができ、簡単に移動できるタイプのものがおススメです。
普段はイスやテーブルを収納しておき、使用する際に取り出すようにしておけば、ベランダやバルコニーを広々と使うことができます。
快適でおしゃれなアウトドアリビングにするためのポイント
アウトドアリビングを快適でおしゃれにするためのポイントについてご紹介していきます。
実際にアウトドアリビングでの過ごし方をイメージしながら見ていきましょう。
オーニングで日差しや雨対策
外の空間はとても気持ちが良いものですが、強い日差しや急な雨などには注意が必要です。
アウトドアリビングで子供を遊ばせたり、読書をしてのんびり過ごす際に、太陽光にずっとあたっていると熱中症になったり日焼けをしすぎてしまうということになってしまいます。
オーニングやシェード、タープやパラソルといったものを設置しておくことで、日影を作ることができ、強い日差しに対応することができます。
また、急な雨の際にもオーニングなどがあれば、雨宿りの場所にすることもでき、雨があがってからすぐに再開することも可能です。
日よけや雨よけに活躍するオーニングやシェード、タープやパラソルですが、さまざまな種類があるので、洋風や和風、自然風やモダンなどスタイルに合わせれば、おしゃれなワンポイントとして雰囲気を高めるツールにもなります。
色味や形状、使い勝手などで選ぶようにしましょう。
屋外用の家具でいつでものんびり
アウトドアリビングでのんびりと過ごすためにも、イスやテーブルなどは設置できるようにしておいたほうが良いでしょう。
イスやテーブルを置くためのスペースが必要になりますが、ひと休みしたりお茶や食事を楽しむためにも揃えておきたいアイテムです。
アウトドアリビングは外の環境のため、イスやテーブルも風雨にさらされてしまいます。ガーデンファニチャーなど外の環境でも、ある程度長く使っていけるものを設置するようにしましょう。
ただ、外の環境でも対応できるといっても、状態良く長く使っていくためには屋根のある場所に設置するなど、なるべくダメージを受けないようにする必要もあります。
ガーデンファニチャーは金属製や樹脂製、木製などさまざまな素材のものがあるので、素材の質感やデザイン、使い心地が良いものを基準に選んでいきましょう。
屋内用の家具を持ち出してリッチな空間に
カフェのオープンテラスやホテルのテラスのようにおしゃれで贅沢な雰囲気にしたい場合には、屋内用のソファーなどを設置するという方法もあります。
外の空気を感じながら座り心地のいいソファーやイスで過ごせたら、最高ですよね。
ただ、布を使用しているソファーやイスは雨に濡れてしまうとそのまま水分が浸透していってしまうというデメリットがあります。
屋根を広くとったアウトドアリビングの場合には、直接雨が落ちてくることもないので、被害は少ないかもしれませんが、横なぐりの雨などもあり得るため現実的ではないのも事実です。
アウトドアリビングをちょっと贅沢な雰囲気にしたい場合には、屋内で使っているソファーやイスを持ち出して使用するという方法が良いでしょう。
軽量のソファーであれば持ち出すこともできますし、おしゃれな雰囲気を作り出すこともできます。特別な日や友人を呼んでのパーティーなど、1日をアウトドアリビングで過ごす日におススメです。
ただ、天気予報だけはこまめにチェックしておきましょう。
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アウトドアリビングで注意すべきこと
快適に過ごせる空間であるアウトドアリビングには何店か注意しておきたいポイントが存在します。
アウトドアリビングを作って良かったと思えるように注意点について知っておきましょう。
雨対策やメンテンナンス
アウトドアリビングは外の空間にあることから天候による影響をそのまま受けてしまいます。
屋根のない部分に設置したウッドデッキやガーデンファニチャーなどは、紫外線や雨の影響を受けてしまうため、色あせや汚れがつきます。
アウトドアリビングを良い状態で長い期間楽しんでいくためにも、それぞれのお手入れや掃除は定期的に行うようにしましょう。
また、メンテナンスの手間を省くために、屋根やオーニングなどを設置するのも良いでしょう。
雨や紫外線から守れる場所を作っておくことで、それぞれのメンテナンスにかかる時間を削減することができます。
虫が苦手であれば虫対策も忘れずに
虫が外にいるのは当然のことですが、もし虫が苦手という場合にはアウトドアリビングに虫対策を施しましょう。
蚊取り線香や虫除けスプレー、それから照明をつける場合にはLED電球を使用すると通常の電球よりも虫が寄ってくるのを抑えてくれます。
また、アウトドアリビングで時間を過ごすことが決まっている場合、事前に周りにハチの巣がないか、木に毛虫がついていないかなど確認しておくとより安全です。
それから、万が一虫に刺されたときのために薬も近くに用意しておくことをおススメします。
照明器具を設置して暗くなっても楽しめるように
アウトドアリビングで時間を過ごしているとあっという間に時間が過ぎてしまうものです。
暗くなってから移動したり片付けをしていると、暗がりで足元が見えずに転んでしまうという危険性もあります。
アウトドアリビングに照明器具を設置しておけば、日が落ちたとしても明るい環境で移動や片付けをすることができます。
また、照明器具があれば夜のアウトドアリビングを積極的に使用することができます。
いつも使っているアウトドアリビングでも、夜になると雰囲気が大きく変わります。楽しみのひとつとして照明器具を設置するのも良いでしょう。
自由に楽しめるようにプライバシー対策も
アウトドアリビングで楽しく過ごしていても、隣接している道や近隣住民からの視線があると気になってしまいますよね。
目隠しフェンスを設置することで、アウトドアリビングで過ごしている姿を見られることなく、自由にそこで過ごすことができます。
また、フェンスにはさまざまなデザインがあるので、庭や住宅の印象に合わせたものを選ぶことで、敷地内のデザイン性も高くすることができます。
アウトドアリビングで過ごす姿を見られたくないからといって高すぎるフェンスにすると圧迫感も生み出してしまうので注意が必要です。
それから、植栽で目隠しをする方法もあるので、より自然な環境にしたいという場合にはおススメの方法です。
アウトドアリビングの作り方
これから快適に過ごせるアウトドアリビングを作りたいという場合にはどのようにして作ればいいのでしょうか。
アウトドアリビングを実現させるためのステップについてご紹介していきます。
アウトドアリビングのコンセプトを決めておく
まずはどんなアウトドアリビングにしたいのか、デザインのコンセプトについて考えてみましょう。
場所はどこにするか、大きさはどれくらいか、どんなスタイルのアウトドアリビングにするのかなど、家族で話し合ってみましょう。
また、アウトドアリビングの写真などをみて、どういったデザインにするのか、このデザインは取り入れるといったことについても考えてみます。
アウトドアリビングには、さまざまなスタイルやデザインがあるため、迷ってしまうかもしれませんができるだけ多く見て、自分が過ごしたら快適というものにしましょう。
アウトドアリビングのサイズを測る
住宅や敷地のどの部分にアウトドアリビングを作るか決めて、デザインも大まかに決まったら、アウトドアリビングを作る場所のサイズを測って簡単に図面にしてみましょう。
図面にすることでイメージを掴みやすくなり、この後の工程をスムーズに進めていくことができます。
また、庭にアウトドアリビングを作る場合には、庭全体のサイズも図面に記入しておきましょう。
さらに庭に作るアウトドアリビングの場合、周りの植栽やエクステリアについても考慮に入れておくと、景観全体で考えることができ納得のいくデザインにすることができます。
図面にサイズを記入したら、今度はアウトドアリビングに設置するイスやテーブルについても考えましょう。
どれくらいのサイズのものをどこに設置するのかを考えておかないと、あとからイスやテーブルが大きすぎて動線がとれなくなってしまうということも起こりかねません。
アウトドアリビングでしたいことやどう過ごすかといったことを、いろいろと考えながら配置やデザインについて考えていきましょう。
そして、デザインや図面おこし、DIYが難しいといった場合には、迷わず業者に相談してみましょう。
費用はかかりますが、デザインから施工まで行ってくれるため時間や手間をかけずに完成したアウトドアリビングで楽しむことができます。
床や設備を設置する
アウトドアリビングをDIYで作る場合には、作ったデザインや図面をもとに床材や設備を購入して、設置していきましょう。
DIYで行う場合、材料を購入する前にもう一度図面が間違っていないか確認をすることをおススメします。
また、ウッドデッキやタイルテラスなどを作る場合には下地つくりや強度などについても確認をして、作ったものが傾いたり壊れたりしないかなど注意して進めるようにします。
さらに必要な工具があるか、購入するのかレンタルするのかということについてもチェックしておきましょう。
家具を用意して配置する
アウトドアリビングに置くガーデンファニチャーを購入して配置します。
図面にサイズなどを記入してある程度、イメージできている状態ですが、実際のイスやテーブルが来てみるとサイズ感やデザインに疑問が出ることも多々あります。
アウトドアリビングの図面を書く時にイスやテーブルのサイズ感やデザインについては慎重に考えておきましょう。
アウトドアリビングの雰囲気を楽しむ
完成したアウトドアリビングやそこから見える景色をまずは楽しんでみましょう。
イスに座ったり、床面に直接座ったり、寝そべったりしてもいいでしょう。そこから住宅側を見てもいいかもしれません。
また、家の中からもアウトドアリビングを見てみましょう。
ひと通り見て落ち着いたら、お茶やお酒、食事を楽しんだり、休日に過ごすプランを立ててみることをおススメします。
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アウトドアリビングまとめ
ここまでアウトドアリビングの作り方についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
アウトドアリビングはおしゃれ中心にも実用中心にもすることができ、好みやセンスによってさまざまな形にすることができます。
屋外の空間を有効活用するためにも、アウトドアリビングの使い方について家族と相談してみると良いでしょう。
また、アウトドアリビングは快適な外の空間でもありますが、同時に天候の影響を受ける場所でもあります。
注意すべきことや便利に使えるものなど、対策についてもしっかりと把握しておけば、季節を感じられる豊かな場所にすることができます。
アウトドアリビングを作れば生活の幅をひろげることができ、自宅での時間を喜びにあふれるものにしてくれるでしょう。
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