庭をもっと活用できるようにリフォームがしたいけど、どう進めたらいいのか悩んでしまうという方も多くいらっしゃいます。
リフォームには費用や時間が必要なため、失敗しないよう慎重に進めようと多くのことに対して熟考することは当然のことです。
ただ、考えれば考えるほど何が大切でどういったことに注視すべきなのかわからなくなってきてしまうんですよね。
庭のリフォームを順調に進めていくためには、まず3つのポイントについて明確にしておくことで、混乱せずに自分や家族にとって便利で快適な庭にすることができるんです。
リフォームをするための基本的な部分がしっかりと把握するために、これからご紹介する3つのポイントと注意点に関しては、ノートに箇条書きでメモをしながら読んでいくことをおススメします。
それでは、庭をリフォームするための3つのポイントや注意点、メリットや費用がどれくらいかかるのかについて見ていきましょう。
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////庭のリフォームで押さえておきたい3つのポイント
庭を快適な場所にするためにリフォームしていくには、「目的」「将来」「お手入れ」の3つのポイントを明確にしておくことが重要になります。
リフォームをするための3つのポイントについて、それぞれどういったことに注目したらいいのか見ていきましょう。
リフォームの目的を明確にする
庭をどのようにリフォームしたいのか、目的をはっきりとさせるようにしましょう。リフォームをすることで、今ある不満を解消したい、理想を形にしたいなど人それぞれだと思います。
庭と玄関の行き来で泥汚れが気になる、草むしりが面倒、子供が安全に遊べる場所がないなど、現在の庭の状態を改善したいという方もいるでしょう。
また、北欧風のおしゃれな庭にしたい、リラックスできるスペースを作りたい、野菜つくりがしたいなど、これまでの庭にプラスアルファを加えたいという目的もあると思います。
庭をリフォームする目的を思いつくものから、メモしていき後から見直せるようにしておきましょう。
目的の優先度がはっきりしている場合は、それについても記入しておくことで、後々判断が必要になった際に役立ちます。
庭をリフォームする目的の例
- 水たまりや泥汚れを解消したい
- 落ち葉掃除や草むしりの頻度を減らしたい
- 子供が遊べるスペースを作りたい
- 靴などを洗う水場が必要
- おしゃれな庭にしたい
- お茶を飲んだりバーベキューをする場所が欲しい
- 緑あふれる自然な庭にしてガーデニングを楽しみたい
- 野菜を作って家族で食べたい
将来を考慮にいれたデザイン
庭をどのように使うかというのは、家族構成によっても変わってきます。
現在は子供がいないけど、いずれ子供が増える可能性がある場合には、安全に遊べる庭作りを考慮に入れても良いかもしれません。
また、現在子供がいる家庭では、そのうち庭で遊ぶことも少なくなっていきます。
砂場を作ったりブランコを置けるスペースを作るリフォームを行う場合には、その場所をどうアレンジするのかということを考えておくと、将来的にも満足のいく庭を作ることができるでしょう。
例えば、砂場にした場所を砂と土を入れ替えて、花壇にしたり木を植えたりしてガーデニングができるようにするなど、今のうちからアイデアを出しておくと砂場の位置決めの指針にすることができます。
将来的な事を考えることは難しいことですが、可能性についてもリフォーム内容にふまえておくことで、長く使っていける庭を作ることができるでしょう。
日々のお手入れがしやすいか
庭の維持管理には手間がかかるため、リフォームした庭がお手入れのしやすい庭になるかどうかについて、考えておく必要があります。
リフォームしてすぐの頃は、見た目にも機能的にも満足のいく庭だったとしても、お手入れがしずらく放置する結果となってしまっては、元に戻るどころか費用をかけた分、悪い結果となってしまいます。
目的やデザインが明確になったら、一旦立ち止まって庭のお手入れについても考えてみるようにしましょう。
例えば、芝生を張ることで子供やペットにも安全で見た目にも素晴らしい庭を作る場合には、水やりや芝刈りについても考えておきましょう。
枯れた芝生や管理されていない芝生にしてしまっては、もともとの目的を果たしたとは言え無くなってしまいます。
それから、庭の掃除についても考えておくことが大切です。
地面の素材や植栽の種類などで異なりますが、きれいな状態で長い期間使っていきたい場合には、汚れがついたら時間を置かずにすぐに掃除することが必要です。
そのため、お手入れをするための道具を収納しておく場所や物置なども考えておくと、後々使いやすさに影響するでしょう。
また、高圧洗浄機で掃除する場合には、電源と水をどう取るかについても考えておきましょう。
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////庭のリフォームで注意しておくことは
庭のリフォームで悩んだ時に押さえておくべきポイントを確認したら、満足する結果にするための注意点について知っておきましょう。
庭を快適に使うためには、3つのポイントの他に動線や庭の見え方についても考えておく必要があります。
動線を意識する
庭を快適に使っていくためには、家の中と同様に動線について考えなければいけません。動線というのは、庭に行くための通路や庭で作業を行う際にどのような動きをするのかを表す線です。
この動線を意識しておかないと、使い勝手が悪くなり、庭で快適な時間を過ごすということができなくなってしまいます。
庭のリフォームを考えていると、こうすれば便利、こうすればデザイン的に良くなるというアイデアがどんどん湧いてきます。
それを動線を無視して実現してしまうと、後から動きづらい、作業に時間がかかりすぎるなどの不満がでてくることになってしまいます。
庭を通るための道は狭すぎないか、水場と植栽の距離は遠すぎないかなど、実際に庭をリフォームした後の事をイメージして、動線を確保するようにしましょう。
庭の広さと目的、それに動線といった使い勝手を意識して引き算をすることで、バランスの取れた庭にすることができます。
庭をリフォームする目的をメモしたノートに、理想の庭を平面図で大まかに書いてみるとバランスの良し悪しがわかりやすいでしょう。
庭を眺める場所を考える
庭は家族が毎日眺める場所でもあります。庭が見える窓から、どういった印象の景色になるのか、考えてみましょう。
住宅によっても変わりますが、1階の窓が庭に隣接している場合、2階や3階の窓から庭を見下ろす場合など、庭を眺められる場所からどう見えるのか、あらかじめイメージすることが大切です。
というのも、庭で過ごす時の印象を主に考えがちですが、室内から庭を見る時間のほうが一般的に長いからです。
庭にいるときにはにぎやかで楽しい雰囲気に思えても、室内から見た時にゴチャゴチャしてる印象では、これで良かったのか不安になってしまいます。
庭をリフォームするための目的やデザインを決める際、またある程度リフォーム内容が決まってきた際には、室内からの眺めに関しても考慮するようにしましょう。
敷地外からはどうやって見えるか
家の印象を決めるのは建物や外構、それに庭など、敷地にあるものすべてです。
リフォームする庭が、建物や外構とマッチしているかなど、外側から眺めた時の印象も大切になります。
また、見せる庭にする場合には、お手入れに関してどのようにするかしっかりと考えておきましょう。
庭を良い状態で保つためにはお手入れが欠かせません。大きな負担にならないように、日々のお手入れが簡単にできるようにしておくことが必要です。
それから、家のセキュリティを考える第一に考える場合には、隣接する道から庭を挟んで家の中が見えてしまわないかという点も考える必要があります。
その場合は植栽の位置や高さ、必要であれば目隠しフェンスなどの設置も考えておきましょう。
ただし、日の光を遮ったり圧迫感があったりと、デメリットの部分もあるので、家族でその点は話し合うようにしたほうが良いでしょう。
////庭のリフォームの費用相場
庭のリフォームを行う場合、費用相場は10万円から150万円ほどになります。
施工内容や庭の広さによっても変動するため一概には言えませんが、多くの場合予算としてこの価格帯が選択されています。
また、庭のリフォームは多くの種類があるため、場合によっては300万円以上の費用をかけて施工されるケースもあります。
一般家庭の庭をリフォームする場合、庭の広さがおよそ10平方メートルから20平方メートルのため、多くの場合、数十万円ほどの費用でできるでしょう。
庭のリフォーム内容が曖昧なまま進めてしまって、後から希望を追加していくと、その分費用もかかってしまうので、目的やデザイン性、使い勝手などはしっかりと決めて行っていくことが大切です。
芝生張り
子供やペットが遊ぶ場所としてや、緑の多い庭にしたいといった場合に芝生を選ぶ方が多くいます。
夏場の暑い時期には温度が上がることを抑えてくれる効果がありますが、日頃のお手入れなどに手間がかかります。
費用相場…約3,000円から8,000円/平方メートル
タイルやレンガ張り
レトロな雰囲気や高級感を感じさせることができるタイルやレンガを取り入れることで、おしゃれな庭を演出することができます。
費用相場…約30万円から50万円
砂利敷き
土のままでは泥汚れを家に持ち込んでしまうため、砂利を敷くだけでも汚れ対策として効果的です。
また、踏むと音が出る砂利は、防犯対策にもなり費用も安いため検討している方も多いのではないでしょうか。
費用相場…約5,000円から10,000円/平方メートル
植栽
低木を植えて緑豊かな印象をもつ庭にしたいという場合や、グリーンフェンスで視線を遮るなど、多くの目的で採用されるのが植栽です。
好きな植物を購入して植えることもできますが、植物の知識がない場合などには、業者に相談することをおススメします。
費用相場…約10,000円から20,000円/本
花壇
ガーデニングを楽しむための花壇を設置するには、枠作りだけでなく土の入れ替えが必要になる場合もあります。
また、和風庭園や手の混んだ造園リフォームの場合、数十万円から数百万円かかる場合もあるので、デザインなどで希望がある場合には見積もり時に確認するようにしましょう。
費用相場…約3万円から10万円
ウッドデッキ
部屋と庭を繋ぐウッドデッキは、くつろげる場としてだけでなくおしゃれな雰囲気を作り出してくれます。
ウッドデッキの素材や広さによって費用相場は変動します。
費用相場…約20万円から50万円
庭のリフォームのためのアイデア
庭をリフォームする際には、より多くのアイデアを検討することが成功のカギとなります。
そのため、庭に関する写真をみたり、友人宅や近隣の庭がどういったものなのか注目して見るようにしましょう。
歩道部分にレンガや枕木を敷く
ガーデニングする場所や見せる庭にする場合、歩道部分にレンガや枕木を敷くことで、見た目的にもアクセントにすることができます。
また、土ではなくレンガや枕木を敷けば、泥汚れを気にすること無く、雑草対策にもなります。のんびりお茶を飲むためのスペースを同じ素材で作っても、デザイン的に引き締まるでしょう。
庭に照明をつける
夜も庭を楽しみたいという場合には、見せたい部分に間接照明をつけてライトアップしましょう。
太陽光のライトも多く普及していますが、ライトアップをしたい場合にはコンセントから電源を取るタイプが良いでしょう。
足元を照らすだけのライトの場合には、太陽光で蓄電する照明でも対応できます。
DIYできる部分は自分でする
時間があまりないという場合やDIYが苦手という方にはおススメできませんが、ワンポイントだけDIYでできる余地を残しておくという楽しみ方もあります。
庭のリフォームはDIYで行うと時間がかかりすぎ、きれいに仕上げることも難しいですが、1日でできるようなことをDIYですることで、さらに愛着が持てる庭になるでしょう。
庭リフォームまとめ
庭をリフォームすることで、使い勝手や外観を劇的に変えることができます。
これまで生活してきて不満な点を改善するだけでなく、理想的な環境を作ることができ、気持ちのリフレッシュとしても最大限感じられることができるでしょう。
さらに施工内容によっては、日々の手間などを大きく減らすことができるかもしれません。
また、庭のリフォームをするための3つのポイントを明確にしておくことで、予算内で本当に必要な施工をすることができます。
費用をかければ庭に多くのことを実現できますが、費用はなるべくおさえられるほうがいいですよね。
3つのポイントは、庭の「使い勝手」「デザイン」「費用」といった面で、基準となる考えとなります。
ノートにメモした内容を基準にリフォームを考えて、理想的な庭を実現していきましょう。
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