外構工事を依頼する専門業者をどこにするかによって、同じ予算をかけても仕上がりがかなり変わります。
同じお金をかけるのであれば、満足度の高い仕上がりとなる外構専門業者に頼みたいものです。施工費用は決して安いものではないので、失敗したくないというのは誰もが思うことでしょう。
そこで今回は、外構専門業者に工事を頼む際にチェックすべき7つのポイントをご紹介します。
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////希望するデザインの外構を得意とする業者を選ぶポイント
まず外構工事の業者選びで必要となるのが、施主が希望するデザインを実現できるかどうかです。
そこで希望するデザインを実現できるような外構専門業者を選ず際のチェックポイントをご紹介します。
実績をチェックする
外構専門業者を選ぶ際の重要な点は、「施主が希望するイメージに近い外構工事ができるか」ということです。
しかし外構専門業者はそれぞれ得意分野があるにもかかわらず、具体的にどんな強みを持っているのかがわかりにくいという課題があります。
これは住宅を建てるハウスメーカーのように展示場を用意しているわけではないのが理由です。
ためしにネットで近場の外構専門業者を調べてみても、自分が望むようなエクステリアを実現するノウハウを持っているのかどうかはわかりにくいと思います。
それではどのようにして外構専門業者が得意とするものを判断すればよいのでしょうか。それは、外構専門業者がそれまで手掛けてきた実績をチェックするしかないでしょう。
その過去の実績から共通するもの、どのようなデザインが得意なのかを推測するしかありません。
そして得意としているデザインと施主として希望するデザインが同じであれば、仕上がりに期待できると考えられます。
また得意分野が希望するデザインとマッチしていないと、費用が高くなったり品質に満足できなかったりします。
じっくりと外構専門業者の得意とする分野を調べることをおすすめします。
施工費用をチェックする
外構工事はできる限り安く抑えたいと誰もが思うことでしょう。しかし外構工事の仕上がりの良さと費用は比例すると考えるべきです。
同じ商品を使って同じようなデザインにするのであれば、費用の違いは技術の違いと言ってよいでしょう。
つまり安く仕上げることができる外構専門業者は、それなりの仕上がりになるということです。
仕上がりに満足できない理由は職人の技術不足なのか、それとも工事の工程に手抜きがあるのかわかりません。
いずれにしても工事費用が安いと、工事内容に何かしらの問題があるために完成後が低くなると考えられます。
設計に関しても、技術力の高い業者であればそれなりの費用を必要とします。費用に関しては、複数の業者に見積もりを依頼することになるでしょう。
その際には、先におおよその予算を提示したうえで提案をしてもらうようにしましょう。
その予算内でどのようなデザイン提案をするのか、その予算配分はどのようになっているのかチェックすることをおすすめします。
////満足できる品質で仕上げる業者を選ぶポイント
デザインに関しては専門分野の外構業者を選べたとして、実際に満足できる仕上がりになるのかどうかもチェックしておかなければなりません。
そのためのポイントを説明します。
豊富な商品を提供できるか
希望するデザインのイメージどおりの外構工事を行うためには、極力多くの商品からイメージに合うものを選ぶことが必要です。
外構工事はフルオーダーの商品と言っても過言ではありません。選ぶ商品はデザインも価格も異なるいろんなものが存在します。
満足度の高い設計をするためには、あらゆる商品に精通していることが必要です。決まったパターンの設計しかしない外構専門業者は、扱う商品も限りがあります。
逆に幅広い種類の商品に精通している外構専門業者であれば、満足度の高い設計ができる可能性が高いと言えます。
企画力のある業者かどうか
数多くの商品からどれを選んで仕上げるのか、その組み合わせは相当数あります。その中からイメージに合うものを選ぶとなると大変です。
業者としては異なるいくつかのデザインを提案するのは簡単ですが、そこから自分のイメージに合うものを選ぶとなると、施主の負担がかなり大きくなってしまいます。
企画力のある業者であれば、ピンポイントで必要な商品を選び、それらを組み合わせて設計することができます。
あとは素案のデザインをもとに業者と施主とで打ち合わせを行い、予算と照らし合わせて内容を詰めていくことになります。
素案が施主の希望にできる限り近いものであるほど、打ち合わせの回数も減りますし、施主の負担も軽くなります。
このような企画力の高い外構専門業者を選ぶことも、大切なチェックポイントと言えます。
予算内におさめるための提案が適切かどうか
施主が希望するデザインを予算内に仕上げることが難しいこともあるでしょう。その場合には、どの部分で予算を削るかが問題になります。
満足度の高い外構工事ができる専門業者は、予算内におさめるための提案が適切なのが特徴です。
つまりお金をかけるべきところと、多少は商品のレベルを落としてお金をかけないところの見極めがうまい業者を選ぶ必要があるということになります。
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////契約書の内容を細かくチェックする
外構工事を始める前に必ず、契約書を作成して業者と施主が署名・捺印をします。その前に、契約書にはしっかりと目を通しておきましょう。細かな記載があるので読むのが面倒と思うかもしれません。
しかし契約書には工事を進めるにあたり、重要なことが多く記載されています。特に注意が必要なのは、当初の見積もりと工事費用が変わることです。
プランニングの前には現地調査を行いますが、これが不十分であると余計な工事が発生することがあります。それを追加で請求するのかどうかは、契約書に記載されています。
後々トラブルにならないように、署名と捺印をする前に契約書には目を通すようにしましょう。
アフターサービスをチェックする
外構工事では工事が始まってからも、予期せぬ事態が発生することで追加工事が必要となる場合があります。また使用した商品に不具合があれば、交換作業も必要になるでしょう。
そのような追加工事に関する内容は契約書で確認しますが、業者がどのように対応してくれるのかを確認しておきましょう。
追加工事が発生するたびに費用が加算されると、予算を大きくオーバーしてしまいます。
事前にしっかりと現地調査を行ったうえで契約し、外構工事を始めるならば、追加工事の費用はかからないはずです。
あるいは設置した商品が完成後に破損した場合に、無償で交換した設置工事をしてもらえれば余計な出費がかかりません。
そのようなアフターサービスに関して、どの程度のフォローがあるのかをチェックしておきたいものです。
まとめ
外構専門業者に工事を依頼する前にチェックすべきことは決して少なくありません。しかし、いずれもきちんとチェックすることで、満足できる仕上がりとなる可能性が高まります。
まずは希望するデザインを得意とする外構専門業者を選ぶこと、適切なデザイン提案をしてもらうことと、契約書の内容をよく確認することが大切です。
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