駐車場の舗装を何にしたら良いか、お悩みの方もいるのではないでしょうか。
見栄えも良くて使いやすくて耐久性もある駐車場にしたいけど、いまいち決められない時におすすめなのがインターロッキングブロックです。
形状や色など種類が豊富で、デザインも組み合わせ次第で自由に作ることができます。
同じインターロッキングブロックを使った駐車場が隣にあっても、全く同じ外観を持つことがなくオリジナリティを出すことが可能です。
また、水はけがよく太陽光の反射なども抑えることができるなどの機能があるので、敷地を良い状態に保っておくことができます。
今回は駐車場にインターロッキングブロックを施工する際にかかる費用や、DIY施工を中心に紹介していきます。
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////インターロッキング舗装の駐車場
インターロッキングブロックは、隣り合うブロック同士でかかる荷重を分散させることができます。
また下地や目地に砂を使うことで、力を吸収しつつ効率的に力を受け流しています。
ブロックなので車の荷重によって、割れなどが起きないか心配されると思いますが、耐久性もあり耐荷重の高さも持ち合わせているのがインターロッキングブロックです。
目地の隙間から敷砂に染み込むことで雨水を地中に効率よく流すことができ、よっぽどの雨でない限り駐車場に水たまりができることはありません。
経年で砂が移動することでわだちなどの凹凸ができる場合もありますが、地面にブロックを敷き詰めているだけなので取り外して補修することができます。
駐車場全面にインターロッキング
1台分の駐車場は一般的に15平米前後の広さがあります。
インターロッキングブロックを駐車場の全面に敷き詰めると、敷地のアクセントになり雰囲気を作り出すことができます。
インターロッキングブロックにある程度の面積があると、形状のパターンやカラーでつくるパターンが効果的です。
また、水はけも良く照り返しも少ないので、車を出しているときには子供の遊び場や、テラスのようにお茶を飲む場所としても活用することが可能です。
部分的にインターロッキング
車のタイヤが載る部分のわだちが気になったり、費用をおさえたい場合には部分的にインターロッキングブロックを採用することがおすすめです。
コンクリート舗装だけでは味気ない外観になってしまいがちですが、部分的にインターロッキングブロックを敷くことでデザイン性を持たせることができます。
また、乗り降りする部分にインターロッキングブロックを使用することで水はけが良くなり、雨上がりでも水たまりを気にしなくて済みます。
設置面積を減らすことで、舗装の中でも割高なインターロッキングブロックの価格を抑えられるので、費用面と機能面とのバランスをとることができます。
////駐車場にインターロッキング舗装をした際の費用
駐車場は1台分であれば15平米、2台分であれば30平米の広さが一般的です。
インターロッキングブロックの材料と工賃を含めた相場単価が9000円/平米程度からです。
1台分の駐車場であれば135,000円程度で、2台分の駐車場は270,000円程度になります。
インターロッキングブロックの標準的なもので、オプションなどが入っていない相場価格なので、実際に提示される見積もりはこの価格以上になる可能性もあります。
また、施工に進んだ場合でも追加工事が発生する可能性もあるので、見積もり時に施工業者にしっかりと確認しておきましょう。
では、インターロッキングブロックをDIYで施工する場合の費用はどうでしょうか。
次はDIYのインターロッキングブロック施工について見ていきます。
////インターロッキングでDIY施工をした時の費用
インターロッキングブロックをDIYで施工するさいにかかるコストは、時間と労力と材料費です。
DIYでインターロッキングブロックを施工した際には、業者に依頼した場合よりも安くできますが、その反面仕上がりのきれいさなど我慢しなければ行けない部分も出てきます。
費用と外観などバランスをよく考えて選ぶようにしましょう。
駐車場にインターロッキングブロックを施工する際に必要なのは、砕石、粒度調整砕石、敷砂、目地砂、インターロッキングブロックです。
インターロッキングブロック
1個100円程度が、インターロッキングブロックの価格相場です。
200×100サイズのブロックで1平米で50個、1台分の15平米で75,000円がおおよその値段になります。
目地砂
最後の仕上げにインターロッキングブロックの目地に入れていく目地砂は、1袋20kgのものを用意します。
ホームセンターで700円程度で購入することができます。
敷砂
必要な層の厚みが20mmなので、敷砂の比重を加味すると1平米で32kgの敷砂が必要になります。
敷砂は20㎏が200円ほどで販売されているので、15平米だと4800円ほどで購入できます。
砕石
粒度調整砕石の層は70mmの厚み、そして砕石の厚みも同じく70mmの厚みが必要になります。
15平米の駐車場にはそれぞれの比重を乗じて2.1tが必要になります。
粒度調整砕石が1tで1600円程度、砕石が1tで1400円程度なので、3200円と2800円がおおよその金額となります。
砕石を運ぶ際にダンプカーや作業するための人員が必要な場合、別途それらの費用が必要になります。
砕石は地域での価格差があるので、購入前に地元の砕石会社などに価格を確認しましょう。
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インターロッキングのDIYに必要な道具
インターロッキングブロックをDIYで施工する際に必要な道具を紹介していきます。
- スコップ:掘削する時に使用
- ジョレン:土を均す時に使用
- 水糸:水平線を出す時に使用
- 水準器:平行を出す際に使用
- おおがね:直角を出すのに使用
- ランマー、プレート、タコ:転圧で使用
- レーキ、トンボ:砂を均す時に使用
- 1m程度の直線がでている板:砂を均す時に使用
- ディスクグラインダー:インターロッキングブロックを切る時に使用
- ゴムハンマー、プラスチックハンマー:ブロックを均す時に使用
- ほうき:目地砂を入れる時に使用
- ちりとり:余分な砂を掃除する時に使用
これらの道具が全て揃っていなくても施工することができますが、他のもので代用するなどアイデアが必要です。
インターロッキングのDIY施工の流れ
インターロッキングブロックをDIYで施工する際の流れと注意点を見ていきましょう。
計画を立てる
まずはどれくらいの広さをインターロッキングにするかを決めておきます。
また、砕石や粒度調整砕石、敷砂、インターロッキングブロックの層の深さも確認します。
そして、デザインもこの時に決めておきましょう。
インターロッキングブロックのメーカーによっては、ネット上でパターンやカラーなどのシミュレーションを行えるサービスがあるところがあります。
必要な材料を仕入れる場所やタイミングを決めて、スケジュールを組んでいきます。
下地を作るのに無理がある場合などは、業者に依頼をするなどしてスムーズにDIYを進められるようにしましょう。
縁石を設置
インターロッキングブロックや下地のズレを防ぐための枠を縁石などで作ります。
計画した広さの端に縁石を置いていきます。
コンクリートやその他のコンクリート製品でも代用することができます。
掘削
インターロッキングブロックを設置するために、スコップで必要な深さまで掘っていきます。
地盤が軟弱な場合は、地盤改良などして転圧をします。
掘って出た土は、花壇や他の場所に撒くか、袋に入れておいて処分するまで置いておきましょう。
砕石を入れる
駐車場に勾配をつける場合には、この時に目安となる水糸を張っておきます。
掘った部分に砕石をまんべんなく敷いていきます。
レーキなどでならしていきます。
転圧
プレートを使って転圧を行います。
転圧があまいと、インターロッキングブロックが凸凹になる不陸の原因になるので、しっかりと行うようにしましょう。
粒度調整砕石を入れる
砕石と同じように勾配をつける場合は水糸を張っておきましょう。
砕石の上に粒度調整砕石を入れていきます。
同じ密度になるようにレーキやトンボなどでならしていきます。
転圧
プレートを使って転圧を行います。
インターロッキングブロックの施工は転圧の有無が、仕上がりや耐久性に影響してきます。
敷砂を入れる
しっかりと締め固めたら、水糸を張りましょう。
砕石層からそのまま同じ勾配かつ、同じ密度で層が積み重なっていくのが理想的です。
敷砂はきれいにならさないと、この上に載るインターロッキングブロックが凸凹になってしまいます。
1mほどのストレートの出た板などを使って、丁寧にならしていきましょう。
転圧
転圧を行って締め固めていきます。
その後もう一度表面をならしていきましょう。
インターロッキングブロックを敷き詰める
縁石に基準点を設けて、水糸を張って基準ラインを作ります。
端からインターロッキングブロックを敷いていきます。
インターロッキングブロックを置くときには、前に置いたものに一度強く当ててから下に置くようにします。
計画時に考えたデザイン通りに配置していくようにしましょう。
転圧
インターロッキングブロックを配置したら、その上から転圧していきます。
プレートを使用する際には、コンパネなどの板を置いてその上から転圧することで、ブロックの破損を防ぐことができます。
目地砂を入れる
インターロッキングブロックが平らになったのを確認したら、目地砂を入れていきます。
ほうきを使って目地に入れるように掃いていきましょう。
しっかりと目地に入っているか確認しながら行います。
掃除
余った砂をほうきとちりとりで取り除いたら作業終了です。
駐車場インターロッキングのまとめ
ここまで駐車場のインターロッキングブロック舗装について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
機能的でデザイン性もあるインターロッキングブロックですが、経年とともにメンテナンスも必要になります。
敷地に設置したインターロッキングブロックについて知識を持っておくことで、トラブルがあったときでも慌てずそれに対応することができます。
業者に依頼することも大切ですが、自分で出来ることであれば時間も費用もかけることもありません。
固定していないインターロッキングブロックは自由度があり、敷地をきれいにしてくれる魅力があります。
今回ご紹介した内容が、安心してインターロッキングブロックを使っていくことに繋がっていけば幸いです。
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