外構工事を依頼する機会というのはあまり多くないため、どういったところに注意したらいいのか、確認すべきポイントはなんなのか、気になりますよね。
外構工事には多くの費用が必要になるために、あとから後悔してしまうような事態だけは避けたいものです。
外構工事では、価格やデザインの他に、住みやすさという要素が大切になります。
納得のいく外構工事にするために、まずこの3つの要素がバランスよく保てるようにすることが必要です。
また、外構工事を依頼する前には5つのポイントについてチェックするようにしましょう。
信頼のおける業者に外構工事を依頼することで、安心して工事を進められるだけでなく、後々外構をこうしたいと思った時に業者を探す手間を省くこともできます。
それでは、外構工事の3つの要素や依頼する前にチェックすべき5つのポイント、それに外構工事に関する知識について見ていきましょう。
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////外構工事は価格・デザイン・住みやすさのバランス
外構工事をする際には、価格や家の外観に合うデザインといったところに注目しがちですが、住みやすさという点も大切な要素になります。
家の形状や敷地、また生活スタイルは人それぞれです。日々の生活に寄り添った形で、外構を作っていくかということは、その家の住みやすさに繋がっていきます。
外構工事の予算やデザインに関しては考えていたけど、生活動線については考えていなくて、完成後に使いづらさを感じてしまうといったことも少なくありません。
価格・デザイン・住みやすさの3つの要素のバランスを取りながら、外構工事について考えるようにすることが大切です。
////外構工事を依頼する前にチェックすべき5つのポイント
外構工事を依頼できる業者は数多くあり、その中から家の外構を安心して任せられる業者を探すにはどうしたらいいのか、何をポイントに選んだらいいのか迷ってしまっている方も多いようです。
外構工事は数十万円から数百万円という高額な費用がかかることや、家の雰囲気を左右する大事な工事なので、慎重に選ぶのは当然です。
そこで、ここでは外構工事を依頼する業者をチェックするための5つのポイントについてご紹介していきます。
1.目的としている工事が得意
外構工事を行う業者の中には、工事経験などの面から得意分野が限られている場合もあります。
安心して外構工事を任せるためにも、目的としている工事の経験が豊富な業者を選ぶようにしましょう。
得意分野以外の外構工事の場合、外注で行うこともありえますが、その場合には費用がプラスされてかかったり、別会社になることから工事内容に関しても不安が生じてきます。
まずは、目的としている外構工事を明確にして、施工経験のある業者数社と相談しながら比較することが大切です。
2.外構業者を直接選ぶ
外構工事は、外構業者のほか、ハウスメーカーやホームセンターなどでも依頼することができます。
新築やリフォームの場合には、ハウスメーカーに外構工事を依頼することでやり取りを一元化することができますが、外構業者に外注で依頼するため中間マージンが発生してしまいます。
費用をなるべく抑えたいという場合には、外構業者と直接契約をしたほうがいいでしょう。
また、ノウハウや実績を持つ外構業者と直接やり取りをすることで、外構に関する提案を積極的にしてもらえるという利点もあります。
3.信頼性が大切
外構工事では技術的な面はもちろん大事ですが、それと同じくらい親身に相談にのってくれる姿勢をもった業者を選ぶことが大切になります。
家の形状や敷地、また生活スタイルはそれぞれに異なり、満足できる外構にしていくためにも、希望や提案など密に打ち合わせていく必要があります。
淡々と業務的にこなす業者よりも、お互いにいいものを作りたいという意識を共有できる業者のほうが、信頼でき安心して工事を任せることができるでしょう。
また、打ち合わせや見積もり提出日などの約束をしっかり守ってくれるということもチェックしておきましょう。
外構工事がいつ終わるのか曖昧になったり、完成後の修理や補修、手直しなどを依頼してもなかなか来てくれないといったことにならないようにするためにも、そういった確認は必要です。
4.安さにこだわらない
外構工事には数十万円から数百万円といった費用が必要になり、なるべく安くということを考えてしまいますが、費用を抑えることにはこだわりすぎないようにしましょう。
安さは魅力的ですが、極端に安い場合にはそれが工事に表れてしまう場合があります。
外構工事にはある程度の予算が必要ですが、長い年月をそこで過ごすことを考えると、確実に丁寧な工事をすることで、ライフサイクルコストは下げることができます。
また、3から4社から見積もりをとって、相見積もりをするようにしましょう。
目的の外構工事の適正な価格や、業者の信頼性なども比較することができるため、すぐに契約ではなく一旦落ち着いて、それぞれの業者の特徴を把握するようにすることが大切です。
5.保証やアフターサービスを確認する
外構工事が完成した後に問題が起きることもあるため、工事保証については曖昧になっていないか確認するようにしましょう。
工事の賠償保険に入っている業者や、国や県の建設業の許可を得ている業者であれば、責任を明確にできるので安心です。
事故などで損害が起こることは、頻繁にあることではありませんが、万が一の場合に自分で対処ということがないように、保証やアフターサービスについてはチェックするようにしましょう。
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////外構工事を依頼するタイミング
新築やリフォームと一緒に行う場合、なるべく早めに外構工事の依頼をできる状態にしたほうがいいでしょう。
というのも、駐車場が外構工事に含まれている場合、工事が終わっていないと駐車場代が発生してしまう可能性もあり、余計に費用がかかってしまう場合があるからです。
新築の場合、生活に必要な場所に関しては引き渡し前までに行い、それ以外に関しては順次工事を行っていくという場合もあります。
早めに外構工事を依頼する業者を決めて、建物の施工を行う業者と外構業者とで、日程を調整してもらい、流れよく進めていけることが理想です。
外構工事の価格相場
外構工事を新築で行う場合、100万円から300万円ほどの費用をかけて行う場合が多く、リフォームの場合は50万円から100万円程度が価格相場となっています。
広さや外構工事の内容、それに使用する部材によっても費用は変わるので、予算や工事内容をふまえて業者から見積もりを出してもらい、相談してみましょう。
外構工事を安くするコツ
外構工事で満足のいく工事をしてもらいたいけど、やっぱり少しは安く済ませたいという場合にできることについてご紹介します。
費用をかけない分、手間や時間がかかりますが、それでもという場合には検討してみて下さい。
表札やポストを用意する
外構工事で使用するエクステリア商品は、業者経由でのみ買えるものもありますが、ネット通販で購入できるものもあります。
安価で買えるものや気に入ったものを業者からではなく、自分で購入して取付けだけ行ってもらうということも可能です。
業者によっては非対応の場合もあるので、事前に確認が必要ですが、表札やポストなどをネット通販で安い価格で買うことができれば、外構工事の費用を抑えることもできます。
また、表札に関しては自作で作る方も多く、材料費と時間と手間だけで部材を用意することができます。
植栽を自分でする
シンボルツリーなどの植栽を自分で用意して植えることで、費用を抑えられる可能性もあります。
外構に使える植栽は園芸センターなどでも購入することができ、中には安価で樹形もいいものが売られたりしています。
自分で気に入ったものを選び、安価で手に入れることができますが、植える手間は必要になります。
外構工事を依頼する業者から出してもらった植栽の見積もりと、価格を比較して検討してみましょう。
植栽を自分で用意する場合には、植える場所の土の処理をお願いしておくと、植栽を植えた後の土の処分に困ることが無くおすすめです。
また、シンボルツリーや他の植栽について、どういったものを選んだらいいのか迷った場合は、業者に相談してみましょう。
日当たりや手入れのしやすさなど、植える場所に適したものをアドバイスしてくれるはずです。
安くできる部分に関して相談する
業者から出してもらったプランが気に入っていても費用が難しいという場合には、業者にまず相談してみるようにしましょう。
素材の変更やプランの修正、後にまわせるものの判断などを提案してくれます。
気に入ったプランの雰囲気を大切にしながら、費用に関して無理の無いプランに修正してもらうことで、デザインと住みやすさ、そして費用のバランスをとることができます。
外構工事を依頼するポイントまとめ
外構工事は敷地の外観を良くしたり、住みやすさを高めるために行います。
外構工事を業者に依頼するには費用がかかりますが、満足のいく工事を行い、長い年月快適に暮らしていける環境を整えることができるため、長い目でみたときのライフサイクルコストは相応のものになるのではないでしょうか。
外構工事は価格とデザイン、それに住みやすさのバランスをとること、それに安心して任せられる業者が必要です。
依頼する前にご紹介した5つのポイントをチェックしておくことで、信頼できる業者に外構工事を依頼することができます。
イメージする家やおしゃれさやかっこよさといったデザイン、それに日々の生活をしやすい外構を手に入れて、笑顔の途絶えない家造りをしてみてはいかがでしょうか。
外構工事を安心して行えるようにこの内容を役立てていただければ幸いです。
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