初めての家庭菜園にはプランター栽培がおすすめ!理由3つ

初めての家庭菜園にはプランター栽培がおすすめ!理由3つ

土の香り、ほのかな甘み、シャキッとした歯ごたえ……スーパーで買ってくる野菜では味わえないのが、家庭菜園で育てた野菜です。

慣れない手で土をまぜたり、種をまいたり、苗を植えたり。忙しい毎日でも、何とか時間を作って奮闘した初めての家庭菜園なら、収穫の喜びはひとしおです。

いつ芽吹くかな?いつ実がつくだろう?ベランダや庭に並ぶプランターを見ると、わくわくします。

でも、家庭菜園を始めたいけれど、何から始めれば良いか分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな方に、初めての家庭菜園でも気軽にできるプランター栽培のコツや、プランター栽培でおすすめの野菜をお伝えします。

家庭菜園のプランターで取れる野菜を使ったメニューもご紹介しますので、ぜひ、参考にしてください。

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初めての家庭菜園!失敗しないプランター栽培

家庭菜園 プランター

初めて家庭菜園をつくるなら、プランター栽培がおすすめです。プランター栽培に必要な道具や、土などを確認しましょう。

初めてのプランター栽培で用意するものは?

まず、プランター選びをしましょう。プランターの大きさはいろいろあります。

初めての家庭菜園で、あれこれ考えてしまうとたいへんなので、深型、中型、小型の3種類をそろえると便利です。育てる野菜によって、必要なプランターが違うからです。

葉物やハーブなど根があまり張らない野菜は、浅い深さのプランターでも栽培できます。根菜は根が張るので、深いプランターが良いでしょう。

また、トマトなど茎や葉が大きく伸びる野菜は根も深く張るので、深型のプランターを用意します。

プランターはホームセンターでも売っていますが、通販も便利です。とくに、全国展開しているホームセンターや、物流大手の通販がおすすめです。

深型のプランター(深さ約30cm、土の容量10L程)で育てたい野菜の例

トマト、なす、キュウリ、ゴーヤ、ピーマン、ししとう、オクラ、えんどう豆、キャベツ、白菜、ブロッコリー、カリフラワー、だいこん、にんじん、じゃがいも、さつまいも

中型のプランター(深さ約15~20cm、土の容量5L程度)で育てたい野菜の例

小松菜、水菜、ルッコラ、ちんげんさい、ほうれんそう、レタス、春菊、ねぎ、しそ、バジル、パクチー

小型のプランター(深さ約10~15cm、土の容量3L程度)で育てたい野菜の例

リーフレタス、水菜、パセリ

プランター栽培に必要な土や肥料はどうするの?

プランター栽培に必要な土や肥料も、ホームセンターの店頭や通販で売っています。

ポイントは、花用と野菜用の土はちがうことです。野菜の栽培には、プランター培養土か野菜培養土をつかいます。

野菜用の土のなかには、トマト用など野菜の種類に合わせた土もあるので、できれば野菜の特徴にあった土を使うとよいでしょう。

プランターに土を入れるとき、バーク堆肥をまぜると、栄養のある土となり、野菜が育ちやすくなります。

その後「追肥」といって、肥料を1か月に1回程度足します。大粒の固形油かすなどを、土の量に合わせて追肥するとよいでしょう。

土や肥料の特徴、どのくらいの量を使えばよいかについて、パッケージに記載されている商品を選ぶのがコツです。

商品パッケージに書いてある注意書きをできるかぎり守れば、初めての家庭菜園でも成功するでしょう。

家庭菜園に必要な道具はなにがある?

ジョウロとシャベル、手袋、大きめのバケツがあれば、プランター栽培なら始められます。

ほかにも、ほしくなるグッズは出てきますが、はじめから道具を増やし過ぎると邪魔なだけです。まずはコンパクトに家庭菜園を始めてください。

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初めてのプランター栽培!おすすめの野菜5つ

家庭菜園 プランター

初心者でも簡単に栽培できるおすすめの野菜を5つ選びました。どれも美味しい料理を作るのにぴったりの野菜です。

おすすめのメニューもご紹介しますので、楽しみにしてくださいね。

プランターで育てたミニトマトは新鮮

ミニトマトは、春から初夏にかけてが、苗を植え付けるのに適した時期です。

暑くなってからでも、少し成長した苗木を買ってくれば、実りや、実が熟れていく様子を楽しむことができます。

ミニトマトの苗木を買ってきたら、プランターにうつします。

ミニトマト栽培のポイントは、トマトの茎がまっすぐ伸びていくように、支柱を立ててることです。そして、主枝を支柱に誘引し、麻ひもで結ぶ「誘因」をおこいます。

ミニトマトを小さな苗から育てる場合、深型のプランターに鉢底石を敷く→野菜用培養土を入れる→苗を植えるという手順をふみ、支柱を立てたりします。

小さな苗から育てるときは、人工授粉や追肥などの作業もおこなわなければなりません。

プランターで簡単に水菜を栽培

水菜は、1年を通して栽培できる野菜です。プランター栽培に向いていて、風通しがよければベランダでも育てることができます。

水菜の育て方には種をまく方法と、苗を植え付ける方法があります。

種まきに最適な時期は4〜5月、9月〜10月なので、気温の高い真夏に種をまくときは、涼しい日陰にプランターをおくなど気をつけましょう。

プランターに水菜の種をまく場合、間隔をあけてまかなければなりません。

また、芽が出て少し育ったら、間引きしないと大きく育ちません。水菜の種のパッケージに書いてある細かな注意点を、参考にしましょう。

水菜は水と土をたっぷり与えてあげれば、40日程度で食べごろになります。家庭菜園が初めての方でも、わりとラクに栽培できるので、おすすめの野菜です。

サラダにぴったりのサニーレタスを家庭菜園で栽培

サニーレタスは、プランター栽培に向いているのでおすすめの野菜です。種をまいても良いですし、苗を買ってきてもかまいません。

種から育てる場合、サニーレタスの芽は4~5日ほどで出てきます。

ただ、種から育てると、サニーレタスが大きくなるには60日ほどかかるので、初めて家庭菜園をする方は、苗を買ってきてプランターに植えかえると良いでしょう。

料理に便利なパセリをプランターで栽培

パセリは風通しのよい涼しい場所で水をたっぷりあげれば、通年で栽培できる野菜です。

スーパーで買うパセリとは比べ物にならない新鮮な味を楽しめます。パセリの苗を購入したら、プランターに丁寧に移しましょう。

培養土を入れたプランターに掘った植え穴に、苗のポットから出した形を崩さないようにして埋めます。

パセリは、土がかわいたら水をあげてください。とくに、真夏は土がかわきやすいので、注意が必要です。

家庭菜園でミントを栽培

ミントは繁殖力が強いので、通年栽培できます。ただ、種まきや苗の植え付けは、できれば真夏や真冬はさけましょう。

プランターは風通しがよく、日があたりすぎないところに置き、土がかわかないように水をやります。

ミントを栽培するときは、他の野菜と同じプランターを使わないようにしてください。ミントの方が強いので、他の野菜を枯らしてしまいます。

ミントはお茶やサラダなど、いろいろな使い道があるので、お料理好きにはうれしいですね。

家庭菜園でとれる野菜でぜいたくディナー!

今回ご紹介した野菜をつかって、いろいろなメニューが考えられますが、おうちでエスニックカフェを開いた気分で、料理してみませんか?

  • 新鮮トマトとシャキシャキ水菜のサラダ
  • 豚バラ肉の甘辛ソテー、サニーレタス添え
  • 玉子とパセリのコンソメスープ

デザートはアイスミントティーをつければ、完璧です!

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初めての家庭菜園を楽しもう!

家庭菜園 プランター

プランター栽培での失敗談など、本やネットで目にすることもあるでしょう。

ですが、一番たいせつなのは、「失敗を恐れないこと」です。同じ品種の野菜でも、去年は大きな実をいっぱいつけたのに、今年は失敗することもあります。

野菜は生きものです。土の状態、水やりの頻度や量、日当たりなどさまざまな影響を受けて育ちます。

家庭菜園を楽しむということは、そのいろいろな状況も受け入れるということです。細かな条件を気にし過ぎてしまうと、家庭菜園を始めても長続きしません。

初めて家庭菜園をつくる方は、「家庭菜園のプロ」をいきなり目指すのではなく、大きな心で野菜と向き合いましょう。

まとめ

いかがでしたか?家庭菜園は、生活にうるおいを沿えてくれる趣味のひとつと考えれば、気軽に始められるのではないでしょうか?

1か月後には、自分が育てたフレッシュな野菜が、家族の朝食を彩っているかもしれません。気軽にプランターで家庭菜園をはじめてください。

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