お庭を砂利にして景観良くしたいものの、雑草対策が心配になっている方もいるのではないでしょうか。
雑草は生命力が高いだけでなく、地中や空気中はもちろん、砂利にも付着している可能性があります。
砂利と防草シートでバッチリ対策を整えたとしても、砂利に付着している雑草が原因で「防草できなかった」となりかねません。
最近では、防草砂利と呼ばれる特殊な砂利も登場し、雑草で悩む方の助けになっています。
そこでこの記事では、防草砂利についてご紹介していきます。従来の砂利による防草対策との比較も交えていますので、お庭の砂利選びの参考にしてみてください。
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防草砂利とは?
防草砂利とは、文字通り雑草対策に敷かれる砂利の一般的な呼び名です。
一般的に砂利は、防草シートとの併用によって防草効果をよりアップさせる役割があります。
しかし、防草砂利と呼ばれるものの中には、雑草が生えにくくなる様に砂利を高熱で焼き上げたうえで石の性質を変化させたり、種子自体を熱により除去しているものもあります。
通常の砂利を利用する場合と比較しても雑草が生えづらく、防草シートを敷く手間も省けるところに期待が高まります。
////雑草の成長を抑制する効果が期待されている
雑草は生命力が高いとされている植物であるため、
- 光
- 空気
- 水
が少しでも揃うと発芽しやすいという特徴があります。
かねてより防草として「砂利+防草シート」が活用されているのは、植物が成長するために必要な3つの要素を遮断する効果があるとされているからです。
防草用に加工処理された防草砂利の多くは、自然の砂利を焼き上げて石の成分をアルカリ性に変質させているという特徴があります。
雑草はアルカリ性の土壌を嫌う性質があることからも、防草砂利には通常の砂利よりも防草性に対する効果を期待できると言えます。
////しつこい雑草におすすめ!防草砂利のメリットとデメリット
防草砂利を敷くことによるメリットとデメリットを挙げてみましたので、参考にしてみてください。
防草砂利のメリット
- 庭にまくだけなのでラク
- 製品によっては軽いため自分でも作業できる
- 防草シートとの併用なら雑草の発芽防止効果が高まる
- 石を焼成しているため石に付着した雑草の種が除去
- 石の大きさが均一であることが多いため太陽光や飛散した種を効果的に防止
- 土壌がアルカリ性に変わるため飛来した雑草の種が発芽しない
防草砂利は、庭に撒くことにより土壌の性質を変えてくれるものが多く販売されています。
土壌がアルカリ性になると、ほぼ全ての植物が成長できないため、飛来する雑草の種も育たなくなるでしょう。
防草砂利のデメリット
- 砂利の厚さが足りなかったり厚さが均一でないと雑草が生える場合がある
- 砂利を敷く前に雑草を抜かないと効果が期待できない
- 踏み込みも考慮して定期的に整備が必要
- 場合によっては防草シートの併用が必要になることも
- 防草砂利を敷いた場所では土壌がアルカリ性に変質するためガーデニングしている場合は利用しづらい
防草砂利の種類にもよりますが、焼成によって石がカルシウムを含んでアルカリ性に変質すると、ほぼ全ての植物が育たない土壌になります。
ガーデニングや庭木を植えているなど、庭で植物を育てている場合は防草砂利の効果や性質をしっかり確認したうえで利用しましょう。
どうしても分からない場合は、購入店やメーカー・外構業者に相談してから利用するのが確実です。
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従来の砂利による防草方法と比較
「防草砂利のことは分かったけど、一般的な砂利による雑草対策と比較すると効果に違いはあるの?」と気になる方もいるかもしれません。
この項目では、防草砂利と従来の砂利による防草効果について比較してみました。
従来の砂利のみを敷いた場合
特殊な加工を施していない砂利だけをお庭に敷いた場合、最初は効果があるものの、持続性が薄いと言えます。
砂利の粒が均一でないことが多いため、隙間になりやすく、隙間から太陽光や水・空気も入ることから、雑草にとって成長する最適な環境になるからです。
また、従来の砂利の中には「天然石」を使ったものもあり、雑草の種が付着している可能性が高いことも考慮しなければなりません。
いずれは雑草が生えてくるため、多くの人が失敗したと感じやすい方法でもあります。
従来の砂利+防草シートの場合
従来の砂利と防草シートの組み合わせは、雑草対策においてもおすすめできます。
従来の砂利のみ敷くより良いだけでなく、庭に敷いた砂利の踏見込みによる地面の露出が無くなることから、地面から生えてくる雑草を効果的に抑制できるからです。
ただし、防草シートによっては隙間から発芽する場合だけでなく、経年劣化により砂利の埋没も想定されるため、定期的なメンテナンスや正しい防草シート選びは欠かせないでしょう。
防草に特化した防草砂利の場合
防草に特化した防草砂利は、従来の砂利と異なるアルカリ性に加工されている場合が一般的です。
石の成分が従来のジャリと異なるため、防草砂利を10cm程度敷き詰めることにより、防草シート無しでも雑草の生育を抑える効果が期待できます。
また、石の成分をカルシウムを帯びたアルカリ性に変質させる段階で、石を焼成する作業を施す場合があります。
砂利に付着した雑草が焼かれるため、石についた種の発芽を避けられるでしょう。
ただし、既にお庭で植物を育てている場合は防草砂利の性質や効果を確認する必要がありますので注意が必要です。
また、防草砂利の厚みや最初の草むしり次第では、防草砂利でも雑草が生えてくる場合があることから、心配な場合は防草シートとのかけ合わせがおすすめです。
まとめ
雑草の種は、従来地面にあるものだけでなく、砂利に付着していたり建材に付着していたりなど、どこからともなくやってきます。
防草に特化した防草砂利は、雑草が苦手とするアルカリ性に変質した石を使っていることが多いため、従来の砂利だけを敷くよりも防草効果があると言えるでしょう。
ただし、防草砂利を利用する場合、既にお庭でガーデニングをされている場合は慎重に検討する必要があります。
「砂利+防草シート」の防草性は、砂利の身寄りも効果が期待できるため、雑草にお困りの場合は従来の砂利から「防草砂利+防草シート」の組み合わせに乗り換えるのがおすすめです。
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